NFTアートを買ってどうする?買うメリットや使い道10選、売れない・売れた作品の特徴を解説! | マネルト

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NFTアートを買ってどうする?買うメリットや使い道10選、売れない・売れた作品の特徴を解説!

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この記事を要約すると・・・

NFTアートとは「ブロックチェーン技術を活用した、改ざんや複製が不可能な唯一性を持つデジタルアートデータ」のこと
NFTアートを買った後の主な使い道は「①転売して稼ぐ」「②SNSのアイコンに設定する」「限定コミュニティへの参加券として活用する」などがある
売れないNFTアートの特徴は「オリジナリティや統一性がない点」で、売れたNFTアートの特徴は「販売数を限定し、レアリティ制度を設けた点」が挙げられる

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NFTアートとは?

NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)アートとは「ブロックチェーン技術を基盤とした代替不可能なデジタルアート作品のこと」です。

私たちが普段から利用する従来のイラストや写真、絵などのデジタルデータはスマホで簡単にコピーすることができ、どれが本物であるかの証明が難しい状況にありました。

しかし、ブロックチェーンという画期的かつ先進的な技術の登場により、アートの制作者や所有者、取引履歴などの情報が分散管理され、改ざんや偽造が現実的に不可能な状態となったのです。

これにより、この世に2つとない代替不可能なデジタルデータを所有することが可能となりました。

NFTアートは、未だかつてないバブルを実現させた立役者です。

事実、海外で活動するBeeple氏の「Everydays: The First 5000 Days」『約75億円』で取引されたり、CryptoPunksの5822番の作品が『約27億円』で購入されたりなど、驚愕の金額で流動しています。

そんなNFTアートは、買って終わりではありません。

そこからお金を生むといった様々なメリットを享受することができます。

\ NFTアートの特徴や始め方・買い方を知りたい方はこちら! /

NFTアートを買ってどうする?買った後にできるメリット10選

NFTアートを購入したいなと考えている人向けに、この項目では「NFTアートを買った後にできること10選」を紹介します。

  1. NFTアートを転売して稼ぐ
  2. 商用利用して稼ぐ
  3. 資金調達に利用する
  4. コレクションとして楽しむ
  5. SNSのアイコンに設定する
  6. メタバースで使用する
  7. 新作NFTの優先購入権(アローリスト)をもらう
  8. 限定コミュニティへの参加券として活用する
  9. イベントのチケットとして活用する
  10. ITリテラシーを高めるきっかけにする

NFTアートはさまざまな用途を持ち合わせていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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①NFTアートを転売して稼ぐ

NFTアートを買った後にできるメリットの1つ目は「NFTアートを転売して稼ぐ」です。

NFTアートは資産性を持つため、購入したNFTをそのまま第三者に転売することができます。

転売と聞くと「転売ヤー」を想像しがちで敬遠の対象になるかと思いますが、NFTアートの転売はむしろ制作者(販売者)に喜ばれるので問題ありません。

なぜならNFTアートの転売は、売買が繰り返されるごとに制作者へ一定の手数料が支払われるからです。

つまり、あなたが転売を行うことで、著作権者が儲かるということになります。

そのため、クリエイターは「転売して欲しい」と嘱望することが一般的です。

現在の転売の主流は、「アローリスト(ホワイトリスト)」を活用した方法です。

アローリスト(AL)とは、NFTの優先購入権のことで、一般販売前よりも安く購入できます。

以前はホワイトリスト(WL)と呼ばれていましたが、最近ではアローリストの名称が使用されることがほとんどです。

このアローリストを獲得することで、お得にNFTアートを入手できるだけでなく、それに伴って利益を多く出せる可能性があります。

②商用利用して稼ぐ

NFTアートを買った後にできるメリットの2つ目は「商用利用して稼ぐ」です。

購入したNFTアートをもとに、Tシャツマグカップスマホケースなどを制作して稼ぐことができます。

ただし原則として、著作権は著作権者であるクリエイターに帰属するので、無断で商品販売をするのは控えましょう。

NFTプロジェクトの中には、事前に商用利用を許可しているクリエイターもいますので、商品化を目論んでいる方は最初に確認しておくことが大切です。

商用利用が可能なNFTアートの中には、以下のようなプロジェクトが存在します。

  • Bored Ape Yacht Club (ボアード・エイプ・ヨット・クラブ/BAYC)
    アメリカのNFT制作スタジオ「Yuga Labs」が制作したNFTアート。「お金と暇を持て余した猿がバーでたむろする」というコンセプトをもとに制作された当作品は、多くの著名人から注目を集め、価格が高騰しています。リリース時は0.08ETH(当時は約2万)でしたが、2023年11月時点の最安値は「28.75ETH(約816万円)」です。
  • Hashmasks(ハッシュマスクス)
    ユニークな肖像画として人気が高いNFTアートです。総発行数が16,384体で、「マスク・キャラクター・目の色・所有物・肌の色」と「背景」をランダムに組み合わせ、異なる特徴を有した1体が完成します。最安値は「0.1293 ETH(約37,000円)」です。Hashmaskの保有者にはインセンティブとして、1年間で約3,660枚のNCT(仮想通貨)が無料で付与されます。獲得したNCTは、「Uniswap」や「Hot bit」などの取引所で仮想通貨のイーサリアムに換金可能です。ちなみにNCTの現在のレートは、約1円なので、1年間NFTアートを保有すれば3,660円相当のNCTを得られます。

ただし、プロジェクトによって商用利用のルールが異なりますので、隅々まで確認することをおすすめします。

③資金調達に利用する

NFTアートを買った後にできるメリットの3つ目は「資金調達に利用する」です。

購入したNFTアートを担保に、ETH(イーサリアム)WETH(ラップドイーサリアム)DAI(ダイ)といった仮想通貨を借りることができます。

レンディングプラットフォームサービスには、以下のようなものがあります。

  • NFTfi
    借り手側はNFTを担保にWETHやDAIを借り入れ、貸し手側は仮想通貨を貸して返済不能状態に陥ったときにNFTを受け取れる。
  • Binance NFT Loan
    世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」のレンディングプラットフォーム。借り手側はNFTを担保にETH(イーサリアム)を借りられる。ローンできる額は担保となるNFTによって異なり、元本と利息を完済し終えたらNFTアートが戻ってくる仕組み。
  • BendDAO
    借り手側は貸し手側とコンタクトをとることなくETHを借りれるレンディングサービス。フロアプライス(底値、最低落札価格)の最大40%を即座に受け取れる。

「NFTアートは売りたくないけど、早急にお金が欲しい」という方にぴったりなサービスです。

また、遊ばせている仮想通貨を第三者に貸して利子を得ることもできますし、返ってこなければNFTアートをゲットできるので、場合によっては大きく稼げる可能性があります。

NFTアートのレンディングにおける注意点は、「担保となるNFTが限られている点」です。

何でも担保にできるわけではなく、一定の価値が認められたブルーチップNFTしか対象になり得ません。

※ ブルーチップNFTとは「収益性や成長性に富んだ優良NFT」のこと

つまり有象無象のゴミNFTでは、融資してもらえないということになります。

担保にできるNFTアートは、主に以下の通りです。

  • CryptoPunks
  • BAYC(Bored Apes Yacht Club)
  • Azuki
  • Doodles
  • Autoglyphs

レンディングサービスごとに担保対象の作品は異なり、NFTアートに加えてNFTゲームアイテムを受け入れているプラットフォームも存在します。

④コレクションとして楽しむ

NFTアートを買った後にできるメリットの4つ目は「コレクションとして楽しむ」です。

NFTアートを購入したマーケットプレイスのマイページにて、自由に作品の鑑賞を楽しめます。

NFTマーケットプレイスであるOpenSeaでは、カテゴリごとに作品を分けられるので、コレクターにとってはたまらないはずです。

また、Oncyber(オンサイバー)を活用することにより、NFTアートを存分に堪能できます。

Oncyberの使い道は、以下の3つです。

  1. 購入したNFTを保管できる
  2. NFTアートをギャラリー化できる
  3. 自身が制作したNFTアートを飾って個展を開催できる

Oncyberでは、保有するNFTアートを使って、メタバース(仮想空間)内にNFTギャラリーを展示することもできます。

まるで目の前にアート作品が飾られているかのような体験を味わえるので、美術館や博物館が好きな方はぜひ試してみてください。

⑤SNSのアイコンに設定する

NFTアートを買った後にできるメリットの5つ目は「SNSのアイコンに設定する」です。

NFTアートは、SNSで有名な「X」との親和性が高く、NFTアートを通して自分の趣向や個性を表現できます。

Xでは、月額課金のXプレミアム(旧:Twitter Blue)に契約するとアイコンに設定でき、NFTアートをプロフィール画像に設定することで、通常と異なる六角形の枠に変化するのです。

通常のプロフィール画像の枠は丸いので、一目でNFTを設定していることがわかります。

NFTを使用しているプロフィール画像は、タップすることで表示NFTの情報を確認可能です。

作者所有者はもちろん、取引履歴まで確認できるので、本物を所有していることの証明につながります。

自分の好きなNFTアートを常に眺められるのはもちろん、売却して稼ぐためのアピールにもつながりますので、NFTアートを購入したら設定してみましょう。

⑥メタバースで使用する

NFTアートを買った後にできるメリットの6つ目は「メタバースで使用する」です。

※ メタバースとは「インターネット上にある3次元の仮想空間」のこと

NFTアートを購入した後に、そのNFTがメタバースで使用できるアバターになったり、アバターをもらえたりします。

例えば、メタバースに対応する作品には、以下のようなものがあります。

  • BAYC(Bored Ape Yacht Club)
  • CNP(CryptoNinja Partners)

NFTとメタバースは非常に相性が良いので、今後もメタバースで使用できるNFTが販売され続けるでしょう。

⑦新作NFTの優先購入権(アローリスト)をもらう

NFTアートを買った後にできるメリットの7つ目は「新作NFTの優先購入権(アローリスト)をもらう」です。

「①NFTアートを転売して稼ぐ」で紹介したアローリストになりますが、一般販売よりも安く商品を仕入れられるため、活用すべきでしょう。

アローリストの具体的な獲得方法は、以下の3つです。

  • Xで開催される「Giveaway」に参加する
    Giveawayとは、無料でサンプル品を配ることを意味します。NFTを提供する企業や個人が主催し、フォローやリポストで応募が完了するので、暇があれば積極的に参加してみましょう。当選のコツは「運営にメリットを感じさせること」です。
  • Discordのコミュニティに参加する
    NFTアートのプロジェクトでは、そのほとんどがチャットツールDiscordにてプロジェクトを盛り上げようとします。そのため、運営は「他のユーザーを招待・交流する人」や「SNSでNFTプロジェクトを宣伝する人」など、運営に寄与するユーザーに対してアローリストを提供しようと考えるのです。積極的に貢献しましょう。
  • 特定のNFTを保有する
    他のプロジェクトのNFTを保有することにより、抽選でアローリストを獲得できる可能性があります。国内でいえば「CNP(CryptoNinja Partners)」や「APP(Aopanda Party)」などのプロジェクトがあります。

ただし注意点として、アローリストを経て購入したとしても必ず儲かるわけではないので気をつけましょう。

結局、そのNFTアートを欲しがる人が少なければ、比例的に作品の価値は減少し、赤字になる可能性があります。

⑧限定コミュニティへの参加券として活用する

NFTアートを買った後にできるメリットの8つ目は「限定コミュニティへの参加券として活用する」です。

世界中で有名なBAYC(Bored Ape Yacht Club)では、販売されたNFTアートを購入することで、保有者のみが参加できるコミュニティを設けています。

また、NFTマーケットプレイスであるHEXA(ヘキサ)でも、NFT保有者限定コミュニティの機能が実装されました。

コミュニティ機能により、WEB3.0型の斬新なオンラインサロン・ファンクラブを開設することができ、NFTアートを売却しながらファンと交流を深めることが可能です。

ファンからしてみれば、欲しいNFTアートを購入できて、なおかつコミュニティ運営者とコミュニケーションを取れる機会が与えられるので、これほど嬉しいことはないでしょう。

⑨イベントのチケットとして活用する

NFTアートを買った後にできるメリットの9つ目は「イベントのチケットとして活用する」です。

NFTチケットと呼ばれるブロックチェーンの特徴を活かした電子的なチケットであれば、アーティストやアイドルのライブ入場券を適正に近い価格で購入できます。

従来のチケットでは、常軌を逸した価格での不正転売が横行していましたが、NFTチケットにはスマートコントラクトという仕組みが備わっているので、運営が納得のいく条件で制限をかけることが可能です。

※ スマートコントラクトとは「特定の条件を満たした際に、事前に定めた処理が自動で実行されるプログラム」のこと

また、ブロックチェーン技術により、誰が不正な転売をしたのか追跡することが可能なので、不法な高額転売を未然に防げます。

NFTチケットプラットフォームは、主に以下の3つです。

なお、上記のように「NFT自体がチケットになっているもの」もあれば、「NFTを購入することによりイベントに参加できるもの」もあります。

実際に、イタリア発祥のファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」では、最高レアリティのNFTを購入したユーザーに現実世界で行われるイベントの招待券を提供する試みを実施しました。

  • 特定のNFTを購入することで限定コミュニティ「DGFamily」に入会できる
  • 入会すれば現実世界のファッションアイテムがもらえる
  • 最も高額なNFTを購入したユーザーには、リアルイベントの参加券をプレゼント

NFTをただ保有・鑑賞するだけに止まらない点も実に魅力的です。

⑩ITリテラシーを高めるきっかけにする

NFTアートを買った後にできるメリットの10つ目は「ITリテラシーを高めるきっかけにする」です。

NFT自体の知名度は徐々に高まってはいるものの、依然として購入した経験がある人は多くはありません。

購入した経験がないということは、NFTに凝縮された画期的な技術のすごさを実感した瞬間がないということです。

NFTには、以下のような最先端の技術や仕組みがふんだんに詰め込まれています。

  • ブロックチェーン
  • P2P(Peer to Peer)
  • トレーサビリティ
  • スマートコントラクト
  • PoW(Proof of Work)
  • 非中央集権
  • 仮想通貨

あらゆる産業の根深い問題を解消した珠玉のテクノロジーを感じれば、あなたもかつてない衝撃を感じ、今以上に興味を抱くはずです。

NFTアートはお金を稼いだり、コレクション欲を満たしてくれるだけでなく、世界中の未来を発展させた素晴らしい技術を知る「自己投資」にもなり得ます。

NFTの分野は、将来的に私たちの生活に隣接する当たり前の存在として、日常に溶け込むことが容易に想像できますので、今のうちに勉強しておいた方が良いでしょう。

NFTの学習は早ければ早いほど、あなたの人生に好影響をもたらすはずです。

ちなみに、先述した画期的なテクノロジーについて深く知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

売れた・売れないNFTアートの特徴とは?

NFTアートの購入を検討している方の中には、転売を考えているでしょう。

しかし、売れる・売れない作品を見極めなければ、ただ単に欲しくもない無価値なNFTを保有する恐れもでてきます。

そこでこの項目では、「NFTアートの動向を分析して判明した売れない・売れる作品の特徴」について解説します。

冒頭でお伝えしておきますが、世の中に絶対はないので、参考程度に読み進めてください。

売れないNFTアートの特徴

いきなりですが、売れないNFTアートの特徴は以下の通りです。

  • オリジナリティに欠ける
  • 作品テーマに統一性がない
  • ロードマップが明確ではない
  • 保有することによるインセンティブが少ない
  • 2次流通の見込みが小さい(流動性が低い)
  • 価格がNFTアートの価値に見合っていない
  • マーケティングを怠っている(認知度が低い)

そもそもユーザーがNFTアートを購入する理由は、大きく分けて「コレクション目的」「転売・資産運用目的」の2つです。

もちろん、コレクション品としてその作品の魅力を味わいながら、価値が大幅に上昇したら転売する、飽きたら売る、ということも考えられます。

コレクターの趣味はNFTアートだけに限定されないので、自分の欲求を数値化したときに、それよりも作品の市場価値の方が高ければ手放すことも検討するわけです。

なぜなら、売れて得たその資金を元手に他の趣味に投じれるからです。

しかし売れないNFTアートは、興味もそそられない上に、将来的な需要も低い見通しであることから、誰も手を出そうとは思いません。

言い方を悪くすれば、100人中100人に相手をされないような世間一般的に「ゴミ」のような作品に大金を注ごうと思わないのです。

ということは、自分が興味のあるNFTアートを制作・購入するのではなく、大衆が好むような作品を保有することが重要になります。

とはいえ、“大衆が好む”と言われても、どうすれば大衆に望まれる作品を提供できるのか不明瞭と言えるでしょう。

そこで見ていただきたいのがこちらの作品たちです。

出典:CryptoPunks(クリプトパンクス)
CryptoPunksのフロアプライス(最低購入価格)は「22ETH(約631万円)」

※ OpenSeaのフロアプライスで、2023年11月9日時点の日本円価格

出典:Bored Ape Yacht Club(BAYC)
BAYCのフロアプライス(最低購入価格)は「31ETH(約890万円)」

出典:Azuki
Azukiのフロアプライス(最低購入価格)は「6.199ETH(約178万円)」

これらは全世界で注目を浴びているNFTアートなのですが、二つの共通点があります。

一つ目は『ジェネラティブNFTで作品に統一性があること』です。

ジェネラティブNFTとは、「コンピュータのアルゴリズムや規則性によって自動生成されるNFTのこと」を指します。

表情やポーズ、アクセサリー、髪色などに多少の違いはありますが、基本的にはテーマが統一されていることがわかります。

そして二つ目の特徴が『発行総数が10,000点に限られていること』です。

ただでさえ1万種類・各一体ずつしか発行されていない限定品であるのに、そこからされにレアリティが数段階にわけられています。

例えば、CryptoPunks(クリプトパンクス)では、男性、エイリアン、猿人を含む5種類のキャラが存在し、エイリアンと猿人に至っては「9体」「24体」しかこの世に存在しません。

この優れた売り方により、限定品の中でもさらに希少性を高めることができます。

他にも、NFTアート保有者にインセンティブが与えられるといった特典が設けられてたりします。

保有することによって、イベントへの招待権を与えたり、限定コミュニティへの参加権を付与したりなど、NFTアートへの購買意欲を高めるメリットを組み込んでいるのです。

一方、売れないNFTアートは、テーマの統一性がないのはもちろん、レアリティ制度を設けておらず、その上保有するメリットがありません。

保有するメリットや注目性がないということは、値上がりした際に転売するような流動性への期待もできません。

想像してみて欲しいのですが、例えばオークションで「A」というNFTアートが販売された際に、入札希望者がごく少数であれば、人気がないのは明白であると気付けますよね。

販売当初の現時点ですら売れにくい作品ということは、仮にAが転売されてあなたが購入したとしても2次流通は絶望的だと思うはずです。

結局、ゴミは時間が経ってもゴミということになります。

実際、Google検索でNFTアートと打ち込むと、サジェスト(検索予測表示)に「NFTアート ゴミ」「NFTアート 買ってどうする」と表示されます。

これは、NFTを買った・NFTを買おうか迷っている多くのユーザーが「ゴミなんじゃないか?」と思い、Googleの検索窓に打ち込んでいる証拠です。

要は、“価値が伴わずに売れないNFTアート”を摑まされたユーザーが検索ボリュームを増加させたということになります。

NFTアートを制作して販売するのも、購入して転売するのもそうですが、まずは売れないNFTアートの特徴をしっかり理解することが大切です。

なぜなら、売れないNFTアートについて把握しておかないと、ゴミを量産する恐れがあるからです。

また、何の考えもなしに転売目的でNFTアートを購入して、「買ったけどどうする?」という希望のない状況に陥らないためにも、事前に対策を講じておきましょう。

売れたNFTアートの特徴

次に、実際に売れているNFTアートの特徴は以下の通りです。

  • オリジナリティがある
  • 作品テーマに統一性がある
  • ロードマップが明確
  • 保有することによるインセンティブが多い
  • 2次流通の見込みがある(流動性が高い)
  • 価格がNFTアートの価値に見合っている
  • マーケティングに力を入れている(認知度が高い)

当然ですが、売れないNFTアートとは真逆になります。

売れているNFTアートの特徴の中に「ロードマップが明確」とありますが、これは『新星ギャルバース』を手がける草野絵美さんがとった手法です。
※ ロードマップとは、プロジェクトの計画表のこと

出典:新星ギャルバース

絵美さんは、息子で9歳のZombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」君と親子であり、二人とも有名なNFTアーティストになります。

絵美さんがとった「ロードマップによるファン化」により、販売開始からたった3日で「3600ETH(当時のレートで13億円以上)」の価値を生み出しました。

公式サイトでは、全世界のユーザーをターゲットにすべく英語で表記されています。

上図のロードマップでは、資金調達の状況(25%、50%、75%、100%)ごとに応じて、作品の展示会や漫画化、アニメ化など「調達した資金を元手におこなう目的」を明確化しています。

これにより、多くのファンが誕生し、NFTアートが売れたのです。

これも一種の保有するインセンティブと言えるでしょう。

ファンが作品に惹かれ購入することにより、新たなる作品(漫画やアニメ)をお目にかかれる。

そのキャラクターが好きなファンからすれば、様々なコンテンツに触れたいと考えるはずなので、絵美さんがおこなった「先の展開を最初に提示する」という方法は最適だと考えます。

また、売れたNFTアートの特徴は他にもあります。

それは「価格がNFTアートの価値に見合っている」という点です。

売れたNFTプロジェクトは、リリース初期段階から高額で販売されていたわけではありません。

例えば、今でこそ大人気のCryptoPunks(クリプトパンクス)は、リリース当初はNFTアートを無料で配布していました。

一方、現在のフロアプライスが「31ETH(約890万円)」に上るBored Ape Yacht Clubも、リリース時は「0.08ETH(当時のレートで約20,000円)」で販売していました。

このように現在の価値を算定し、その時の価値に見合った価格で提供する方法こそが基本中の基本です。

いきなり無名の状態で高額販売をしても、誰からも見向きされません。

これらの人気プロジェクトが講じた、低価格でユーザーに提供し、口コミや転売などで流行させる方法は、効果的なマーケティング戦略と言えます。

売れたNFTアートの「Bored Ape Yacht Club」が巨万の富を得るまでの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 販売当初の1万体はすべて「0.08ETH(約2万円)」で購入可能
  2. NFT保有者には5つの特典を付与
    特典には「①犬や変異した猿(MAYC)のNFTアートを無料配布」「②現実で開催されるイベント『ApeFest』に無料参加できる」「③BAYC会員だけが参加できるDiscordチャンネルに招待」「④限定グッズの販売」「⑤専用のホワイトボードに落書きできる権利」がある。さらに、商用利用も可能。
  3. わずか1夜で完売
  4. 購入ユーザーがSNSで購入報告(宣伝)
  5. Bored Ape Yacht Clubの認知度が急上昇する
  6. 会員限定イベント「ApeFest」を2021年から毎年開催
    エミネムやスヌープ・ドッグといった有名アーティストのライブやアート展示の視聴を無料で楽しめるほか、会場内での飲食もすべて無償提供。
  7. BAYC保有者全員に「Serum(血清)」と呼ばれるNFTを無料配布
    保有するNFTアートBAYCにSerumを投与すると、「MAYC(=突然変異した猿)」のNFTを獲得できる。こういった遊び心もファンを魅了した有効手段の一つだ。

この一連の流れにより、雪だるま式にBAYCの会員は増えていきました。

また、保有するメリットが強すぎたがために手放すユーザーは少なく、その結果、購入したいのに購入できない状況が続き、価値が増幅していったのです。

以上が、売れた・売れないNFTアートの特徴になります。

NFTアートの世界は、一度脚光をあびれば驚愕の値段で取引されるバグった世界です。

しかしその陰には、一度も日の目を見たことがない「ゴミ」と評される作品が多く存在します。

そんな作品を制作・購入すれば最後、費やした費用や時間、労力が失われることに直結します。

そうならないためにも、売れた作品の特徴を分析したり、売れないプロジェクトの方向性を転換したりなどの努力が必要不可欠です。

他のユーザーとの差別化を図れば競合優位性を確保できるはずなので、まずは冷静に自他のコンテンツを見つめましょう。

そして最後に一つだけ、売れたNFTアートのマーケティング戦略を語るのならば、「強固なコミュニティの形成」が挙げられます。

Bored Ape Yacht Clubで言えば、DiscordチャンネルApeFestがコミュニティに該当します。

NFTアートを購入したユーザーだけが交流できる場所を設け、それに加えて、ユーザーが広報活動に専念することによる運営からのインセンティブ付与を実施したことが成功の一因であると考えます。

わかりやすく言えば、NFTアートを広めるお手伝いを積極的にしてくれたユーザーには無料でNFTを配布したり、長期的にNFTを保有してくれたユーザーには限定イベントに招待したりなど、NFTの市場価値を一緒に高めるために寄与してくれたユーザーへの金銭的メリットの提供が大切です。

そうすることで、ユーザーは能動的にNFTアートを盛り上げようと注力してくれますし、よりプロジェクトに固執するようになります。

NFTアートを売っておしまいではなく、“売ってからがスタート”だと考えると、少しは違った景色が見えるのではないでしょうか。

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