【初心者向け】FX(外国為替証拠金取引)とは何か分かりやすく解説!基礎知識や特徴も! | マネルト

※ 本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

【初心者向け】FX(外国為替証拠金取引)とは何か分かりやすく解説!基礎知識や特徴も!

この記事は約21分で読めます。
この記事を要約すると・・・

FXとは「証拠金を預けて2ヵ国間の通貨売買で利益を狙う投資」のこと
FXは、「差金決済取引(CFD)」なので、実際に法定通貨を売買するのではなく、取引したていでお金だけが口座に反映されるイメージ
FXのメリットは「①レバレッジ取引ができる」「②24時間取引ができる」「③取引コストが低い」「④買いと売りの両方から取引できる」の4つで、デメリットは「①価格変動リスク」「②レバレッジリスク」「③スリッページリスク」の3つ

この記事では、「FXってどういうものなんだろう…」とやんわりとしたイメージしか持てない初心者向けに、FXとは何かを分かりやすく解説しています。

数ある資産形成の中の一つとして多くの投資家から注目されているFXは、どのような仕組みで利益を得られるのか、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

FX投資をやる上でリスクを増やし過ぎないよう、事前に“FX”というものについてしっかり理解しておきましょう。

おすすめのFX会社特徴


LIGHT FX
■業界最高水準のスワップポイント
■手数料のスプレッドが狭い
■最低取引単位が「1,000通貨」


【PR】DMM FX
■初心者が使いやすい取引画面
■高性能な取引ツールを用意
■条件を満たせば最大「30万円」
のキャッシュバック

FX(外国為替証拠金取引)とは?

FX(Foreign Exchange/外国為替証拠金取引)とは「異なる2ヵ国間の通貨売買で利益を狙う投資のこと」です。

ただ、上記では“売買”と表現しましたが、実際には現物の通貨を売り買いしておらず、証拠金と呼ばれるお金をFX会社に預けて、架空の売買で発生した「損益額」だけが口座に反映される仕組みです。

これを差金決済取引(CFD)と言います。

※ FXはCFDの一種

この金融商品の一種である差金決済取引は、売却金額と買付金額に差があってはじめて利益を得られる投資方法なので、当然、値動きするものでないと成立しません。

ここに深く関わってくるのが、円安・円高なのです。

各国の法定通貨はそのお金の需給関係によって価値が常に変動しています。

もちろんそれだけの要因で円安・円高が決まるほど単純なメカニズムではありませんが、例えば、

  • 日本の株価が著しく上昇し、外国人が儲かると考えて米ドルや韓国ウォンなどの外貨を「日本円」に両替して、日本の株式を購入する(=円の需要増)
  • 日本の製品が世界中で大ヒットし、外国への輸出量が増加。その結果、外国人が購入する際に母国の通貨と「日本円」を両替する(=円の需要増)

という感じで、この場合だと日本円の価値が高まり、「円高」へと発展するのです。逆のことが起きれば、「円安」になります。

<円高・円安になるとどうなるのか?>

円高の影響で、「1ドル=100円」だった為替レートが「1ドル=90円」になれば、以前は100円を出さなければ1ドルと交換できなかったはずが、今ではわずか90円で1ドルと交換できるようになります(ドル安円高)。

逆に円安の影響で、「1ドル=100円」だった為替レートが「1ドル=110円」になれば、以前は100円で1ドルと交換できたものが、今では110円も出さないと1ドルと交換できないようになります(ドル高円安)。

法定通貨の価値は日々変動しているので、投資家はその価格の上下する性質を利用して、FX取引で利益を狙っているのです。

FXで稼ぐ方法(FXで利益を得る仕組み)

FXで利益を得る方法は、以下の2つです。

  1. キャピタルゲイン(為替差益)
  2. インカムゲイン(スワップポイント/金利差調整分)

この2つがFXで収益化するポイントですので、必ず押さえておきましょう。

※キャピタルゲインやインカムゲインは、株式や債券、土地といった「資産」の売買で得る利益のことなので、FXだけの用語ではありません

キャピタルゲイン(為替差益)

キャピタルゲイン(運用益)とは「保有する資産を売却した際に得られる売買差益のこと」です。

FXにおけるキャピタルゲインは、A通貨を売ってB通貨を購入した際の差額で稼ぐことを指します。

具体的には、100円で1ドルを購入し、102円のタイミングで1ドルを売却すると、「102円-100円=2円」の為替差益になります。

一方、100円で1ドルを購入し、98円のタイミングで1ドルを売却すると、「98円-100円=マイナス2円」の為替差損となるのです。

ちなみに、FXの場合は「高い値段で売って安く買い戻す」というような取引もできます。

ドル安円高のときに日本円を売って、ドル高円安のときに日本円を買い戻せば、それだけで稼げるのです。

現物取引ではないFXならではの稼ぎ方と言えるでしょう。

昔は、1ドル=120円台で推移していた時期がありましたが、2023年11月現在では1ドル=150円台を前後しています。

そのため、仮に12万円で1,000ドルを手に入れ、1,000ドルで15万円を手に入れれば、これだけの取引で3万円を獲得できたのです。

もし、1,200万円分の売買をしていたら、300万円ものキャピタルゲインを受け取れることになります。

インカムゲイン(スワップポイント/金利差調整分)

インカムゲイン(保有益)とは「資産を保有した状態で得られる利益のこと」です。

FXにおけるインカムゲインは、スワップポイント(金利差調整分)が挙げられます。

スワップポイントとは、外貨預金と仕組みは同じで、2ヵ国間の金利差によって得られる利益のことで、原則毎日受け取ることが可能です。

例えば、日本円の政策金利が-0.1%のときに売って、ドルの政策金利が5%だったときに購入した場合、ドルで保有していることから、5.1%の金利差で稼げます。

※ 政策金利とは、景気や物価の安定性を図るために中央銀行が設定する金利のこと。金融政策で打ち立てた目標の実現にために設定する

これがスワップポイントです。

ただし、逆のパターンももちろん存在します。

それは、「高金利の通貨を売って低金利の通貨を購入した場合」です。

この場合は、スワップポイントを逆に支払い続けることになるので、損失が蓄積されていきます(=マイナススワップ)

2023年11月時点で高金利な通貨は、主に以下の3つです。

  1. トルコ(単位:トルコリラ):35%
  2. メキシコ(単位:メキシコ・ペソ):11.25%
  3. 南アフリカ(単位:ランド):8.25%

例えば、10月のメキシコペソ/円(MXN/JPY)における1枚(10万通貨)あたりの買いスワップポイント実績では、1ヶ月間で「約8,300円」の利益が出ました。

※ メキシコペソ「11.25%」、日本円「-0.1%」、「11.25% ー -0.1% =『11.35%』」 の金利差

スワップポイントは、通貨を保有しているだけで継続的に利益を得られる可能性があるので、長期投資に向いています。

< スワップポイントの注意点 >

スワップポイントは、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことで得られます。

これに加え、以下の内容も覚えておくことが大切です。

  • 高金利の通貨を売って低金利の通貨を購入するとスワップポイントを支払うことになる
  • スワップポイントはFX会社(FX口座)によって異なる

スワップポイントの水準はFX会社によって異なるので、長期投資を前提にFXを始めようと考えている場合には、取引予定の通貨ペアができるだけ高金利の会社を選ぶことが重要になります。

スワップポイントが高いFX会社には、松井証券のFX、みんなのFX、LIGHT FXなどがあります。

しかし、FX会社を選ぶ際にはスワップポイント以外にも、「取引コスト(スプレッド)」「取引ツールの使いやすさ・機能性」「取引ルール」など見るべき点はたくさんありますので、自分にあった会社がどこであるのかをじっくり検討しましょう。

ちなみにスプレッドとは、BID(売値)とASK(買値)のレートの差のことを指します。

例えば、

  • ドル売り円買いのBIDが「150.600」
  • ドル買い円売りのASKが「150.602」

の場合は、「0.2銭(0.002円)」がスプレッドになります。

そして、この手数料となるスプレッドが低いことを、狭いと表現します(手数料が高ければ広い)。

スプレッドはFX会社によって異なるため、取引コストを少しでも減らして利益を最大化するために、スプレッドが狭い会社を選びましょう。

【FXが怖い方必見】FX初心者におすすめなデモトレードアプリ「ビッコレFX」

ビッコレFX-FXデモトレードと本番チャートの投資ゲーム

ビッコレFX-FXデモトレードと本番チャートの投資ゲーム

株式会社アシロ無料posted withアプリーチ

ビッコレFXは、リアルタイムで変動するバーチャル通貨で取引の練習ができる無料のFXデモトレードアプリです。

デモトレードなので、現実の資金は不要となり、損失を気にすることなく勉強に集中できます。

ビッコレFXの特徴は、以下の5つです。

  • 本番のような高機能な取引画面でトレードができる
  • 資産推移が可視化されているので、自分がどのくらいの利益を上げているのかがすぐにわかる
  • イラスト多めな初心者入門コラムでFXの知識を身につけられる
  • FXデモトレードで利益をあげると「ビッコレポイント」を獲得できる
  • ビッコレポイントは本物の仮想通貨と交換可能なので、FXトレードを上達しながら稼ぐことができる

お金を失う恐怖がなく、気軽にFXの雰囲気を味わえるので、FX初心者にはおすすめのデモトレードアプリとなっています。

【メリット】FXの特徴4選

これまでの解説でFXについて大方理解できたかと思いますが、FXには具体的にどのようなメリット・特徴があるのでしょうか。

この項目では、以下4つの特徴について解説します。

  1. レバレッジ取引ができる
  2. 24時間取引ができる
  3. 取引コストが低い
  4. 買いと売りの両方から取引できる

① レバレッジ取引ができる

FXにおける1つ目の特徴・メリットは「レバレッジ取引ができる点」です。

レバレッジとは、弱い力で大きな力を加える「てこの原理」と呼ばれるもので、口座に預け入れた証拠金の何倍もの取引ができます。

国内FXの場合は、金融庁に規制がかけられているものの、最大25倍のレバレッジをかけることが可能です。

例えば、1ドル=100円の状況で10,000万ドルを購入しようとすると、本来100万円の資金が必要になりますが、レバレッジのシステムを活用することにより、25分の1の金額に当たる「4万円」で取引ができるのです。

このようにレバレッジ取引によって、少額投資で高額な取引ができるのがFXの魅力になります。

② 24時間取引ができる

FXにおける2つ目の特徴・メリットは「24時間取引ができる点」です。

株式投資の場合は、平日の9時から15時までと午前中から午後の始めにかけてしか市場が空いていないので、サラリーマンや自営業などで日中忙しい方は、なかなか投資することができません。

一方、FXであれば平日と祝日はほぼ24時間投資できます。

  • なぜFXでは24時間取引できるのか?
    FXは「外国為替市場」での取引が基本で、ロンドン、ニューヨーク、シドニー、ウェリントン、東京といった世界各地にある市場のいずれかが常に開いているからです。
    例えば、ウェリントンでは5時〜13時まで、東京では9時〜17時まで、ロンドンでは18時〜2時までというような感じで、一方が閉まっても、もう一方が開いているという仕組みとなり、常に相場が変動しています。
  • なぜ株式投資では24時間取引できないのか?
    株式投資は、国内にある「東京証券取引所」で行われることが一般的で、前場の9時〜11時半、後場の12時半〜15時までしか取引所が開いていないからです。
    とはいえ、ネット証券であれば24時間365日いつでも注文を受け付けてくれますし、PTS取引(証券所を経由しない時間外取引)であれば夕方や夜でも取引できます。
    ただ、取引時間は伸びますが、それなりのデメリットがあるので注意が必要です。

厳密に言えば、夏の時期には合計1時間のメンテナンスが、冬の時期には30分のメンテナンスが挟まれるので、24時間いつでも取引ができるというわけではありません。

とはいえ、メンテナンス時間は極めて短いので、実質24時間取引ができると謳っても差し支えないでしょう。

仕事終わりや仕事前の早朝でも相場が動いているので、株式投資よりかはチャンスを掴むタイミングが増えるはずです。

③ 取引コストが低い

FXにおける3つ目の特徴・メリットは「取引コストが低い点」です。

FXでは「取引手数料」「スプレッド」の二つがコストとして挙げられますが、取引手数料は一部のFX会社で発生するだけで基本的には無料になります。

スプレッドとは、取引対象である通貨ペア(例:ドル円)を売買する際に発生するコストのことを指します。

購入&売却のタイミングで設定されている価格が別々であるため、スプレッドが生じるのです。

例えば、海外旅行をイメージしてもらえればわかりやすいのですが、出発前や現地で日本円を両替して、帰国後に使わなかった外貨を両替するときも、買値(Ask)売値(Bid)は異なります。

これがスプレッドというわけです。

ただ、海外旅行時の外貨両替と違って、FXのスプレッドは「0.1銭〜1銭」くらいなのでかなり安いコストとなっています。

※ FX会社や取引通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円など)によってスプレッドは異なります

仮にスプレッドが0.1銭の場合、1万通貨の取引で100円、10万通貨の取引で1,000円になる感じです。

FXでも株式投資でも何でも共通しますが、資産形成を行う上で大切なことは、手数料をいかに安く抑えられるかになります。

それだけで資産運用の効率が大きく変わってくるので、念頭に置いておきましょう。

ちなみにスプレッドの単位には、以下の2つがあります。

  • 単位:「銭」
    日本円が対象となる通貨ペアで用いられることが多い単位です。
    1円=100銭。
  • 単位:「pips(percentage in point/ピップス)」
    日本円が対象にならない通貨ペアで用いられることが多い単位です。
    米ドル/円、ユーロ/円など円を含む場合は「0.01円(1銭)=1pips」が一般的で、ユーロ/ドル、ポンド/ドルなど円を含まない場合は「0.0001(各国の通貨単位)=1pips」が一般的になります。

FXとは切っても切り離せないスプレッドですが、いくら安いといってもコストはコストなので、しっかり頭に入れておきましょう。

④ 買いと売りの両方から取引できる

FXにおける4つ目の特徴・メリットは「買いと売りの両方から取引できる点」です。

FXは実態のない架空取引である差金決済のため、通貨の価値が上昇局面でも下落局面でも利益を狙えます。

例えば、チャートが上昇傾向にあるときに買いポジション(安値で買って高く売る)で、下落傾向にあるときは売りポジション(高値で売って安く買う)で稼ぐことが可能です。

そのため、円安・円高のどちらに流れても資産形成を行えます。

【デメリット】FXのリスクと注意点3選

ここまででは、FXを語る上で外せない魅力的なメリット・特徴について解説してきました。

しかし、FXにはそれに匹敵するくらいの大きなリスクが潜んでいます。

FXを始めてから後悔しないためにも、事前にFXのリスクや注意点を把握しておきましょう。

  1. 価格変動リスク
  2. レバレッジリスク
  3. スリッページリスク

① 価格変動リスク

FXにおける1つ目のリスク・注意点は「価格変動リスク」です。

予想通りの値動きを見せれば為替差益を得られますが、期待とは裏腹の動きをすれば為替差損につながります。

また、政策金利が変動した結果、通貨ペアの金利差が縮小し、期待していたスワップポイントが低下したり、そもそも通貨自体の価値が下落したりする恐れがでてくるので気をつけましょう。

② レバレッジリスク

FXにおける2つ目のリスク・注意点は「レバレッジリスク」です。

FXがギャンブル・投機と言われる原因の大部分がこのレバレッジになります。

レバレッジは、元本の最大25倍までかけられるため資金効率が高くなる一方で、その分リスクが肥大化するのです。

ただ通常は、預け入れた証拠金が一定の証拠金維持率を下回った場合に、保有ポジションを強制的に決済する「ロスカット」のシステムが働きます。

※ FX会社によって証拠金維持率は異なる。50%以下もあれば、100%以下もある。例えば、100万円の投資でレバレッジ10倍、証拠金維持率100%以下の場合は、100万円を超える損失がでれば強制的に精算される。

ロスカットは、損失の拡大を自動的に防いでくれるありがたい機能ですが、これから値段が上がるかもしれないと期待しているときにロスカットされることもあるため、「追証(おいしょう)」を忘れないように注意しましょう。

追証とは、追加で証拠金を入金して証拠金維持率を高めるためのものです。

FX会社が設定した証拠金維持率に近づくと、追加で入金するよう求められますが、追証をしない状態で含み損が好転しなければロスカットされます。

例えば、

  1. FX会社の証拠金維持率は100%、FX口座に100万円入金
  2. 米ドル/円が1ドル=100円のときに10万ドル(1,000万円)分を購入
  3. 必要証拠金は「100円×10万÷25」で、40万円となる
  4. 現在の証拠金維持率は「100万円÷40万円×100」で、250%となる
  5. 含み損が増え続け、250%が100%になれば追証やロスカットが発生する

という感じです。

ちなみに、計算式は以下の通りになります。

  • 現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ=「必要証拠金」
  • 純資産÷必要証拠金×100=「現在の証拠金維持率」

安全かどうかの目安は、現在の証拠金維持率がFX会社の定める証拠金維持率とかけ離れているかどうかです。

先程の例で言うと、「250%」「100%」なので、まだ150%も余裕のある状態になっています。

この状態であれば、追加の証拠金を求められたり、強制的にポジションが解消される心配もないので安心です。

ただ、この記事を読んで、以下のような疑問が思い浮かんだ方は鋭いです。

  • 最大25倍のレバレッジをかけて大きなリターンを狙える上に、ロスカットの機能で元本以上の損失がでないのなら、あまり大きなリスクではないのでは?

大前提として、自分の投資したお金がなくなるというリスクはありますが、確かにロスカットのおかげで借金や自己破産にはつながらないように思えます。

例えば、生活資金とは別の余剰資金100万円でFXを始めて、その100万円が吹き飛んだとしても、ロスカットにより元本以上の損失を防ぎ、生活できるだけの資金が残るからです。

しかし、実はこれがFXの大きな罠なのです。

経済(米雇用統計など)や政治、災害、重大事件に関するようなインパクトの強いニュースが流れると、大きな為替変動を起こすことがあり、ロスカットが適切なタイミングで機能しなくなります。

< 【例】大きな為替変動 >

  • リーマンショック
  • トルコショック
  • フラッシュクラッシュ

通常のロスカットでは証拠金がプラスの状態で行われるのものの、このような急激な変動が起こった場合には、ロスカットが間に合わずに「証拠金がマイナス」になってしまうのです。

このマイナス分は「FX会社」への借金となりますので、当然返済義務が生じます。

FX会社から督促を受けたり、口座を差し押さえられたりしたのちに、それでも完済できなければ訴訟手続きや強制執行といった最悪の事態に陥ります。

その結果、自己破産をして人生が狂ってしまう方もいるのです。

これがFXの最も大きなリスクになります。

もちろん、ロスカットが機能しなくなる事態は滅多に起こり得ませんが、このような危険性も孕んでいるということだけは絶対に忘れないようにしておきましょう。

③ スリッページリスク

FXにおける3つ目のリスク・注意点は「スリッページリスク」です。

スリッページとは、注文レートと約定レートの差のことを指します。

FXでは、取引が頻繁におこなわれ常に値動きをしているため、マーケットの状況によっては希望通りの価格で購入できない恐れがあります。

どういうことかというと、投資家が買い注文を入れてその注文がFX会社のサーバーに届く前に、値動きが起こる可能性があるということです。

このリスクを未然に防ぐためには、口座登録をしているFX会社の取引画面から「許容スリッページ」を設定しておくことが大切になります。

そうすれば、許容範囲を上回るスリッページが発生したとしても、取引を自動的にキャンセルすることが可能です。

【Q&A】FXのよくある質問

この項目では、FXでみんなが気になる質問をまとめました。

少しでも分からない点がある場合は、チェックしておきましょう。

FXはどのぐらいの金額から始められるの?

現在の為替レートや取引数量、レバレッジなどによって金額は異なりますが、数千円〜数万円があれば取引は可能です。

例えば、1ドル=100円、1,000ドルの取引、レバレッジ25倍の場合は、4,000円で取引でき、レバレッジを10倍に下げれば1万円で取引できます。

※ 現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ=「必要証拠金」

取引が活発になる時間帯は何時ごろなの?

24時間の中の、「18時から24時あたりまで」が最も活発になります。

なぜなら、アメリカのニューヨーク市場イギリスのロンドン市場が重なるからです。

活発になるということは相場が変動しやすい状況にあるということなので、日中にFX取引ができないサラリーマンの方でも安心できるでしょう。

FXで取引できる通貨ペアにはどのようなものがあるの?

売買可能な通貨ペアには、以下のようなものがあります。

  • ドル/円
  • ユーロ/円
  • 英ポンド/円
  • 中国元(オフショア)/円
  • 南アフリカランド/円
  • トルコリラ/円
  • メキシコペソ/円
  • ユーロ/米ドル
  • 英ポンド/米ドル
  • 豪ドル/米ドル

FXのメンテナンス時間はいつ?

24時間の中のメンテナンス時間は、以下の通りです。

  • 夏の時期
    月曜日の6:30〜7:00まで、火曜日から土曜日までの5:30~6:00まで
  • 冬の時期
    月曜日から土曜日までの6:30~7:00まで

「早朝の5時半から7時まで」の間は取引できないと覚えておきましょう。

どこのFX会社がおすすめ?

FX初心者の方におすすめなのは、LIGHT FXDMM FXです。

LIGHT FXは、業界最高水準のスワップポイントを誇り、3年連続で第一位を獲得しているFX会社です。

手数料のスプレッドが狭く、最低取引単位が「1,000通貨」なので少額取引ができます。

DMM FXは、初心者が使いやすいように設計されており、高性能な取引ツールを用意している人気のFX会社です。

「口座開設を完了+口座開設完了日から3か月以内に規定の新規取引数量を満たす」ことで、最大『300,000円』がキャッシュバックされます。かなりお得なのでぜひ。

FXで得た利益には税金がかかるの?

税金は発生します。

FXには、キャピタルゲインの「為替差益」と、インカムゲインの「スワップポイント(金利差調整分)」の二つの稼ぎ方がありますが、その両方に税金が課せられるのです。

個人の場合は、含み益や未決済のスワップポイントに対しては課税対象にならず、法人の場合はたとえ未決済であっても課税対象になります。

FXの利益にかかる税率はどのくらい?

FXは金融所得に該当するため、一律「20.315%」の税率が発生します。

内訳は、所得税+復興特別所得税が15.315%、住民税が5%です。

FXで確定申告が必要な人は?

以下のケースに該当する人は確定申告の対象者です。

  • 年収が2,000万円を超える人
  • FXの金融所得や副業所得、副業の給与収入などが年間で合計20万円を超える人
  • 被扶養者でFXによる所得が38万円以上の人
  • 控除(医療費控除、住宅ローン控除など)の申告をする人  など

確定申告は、前年度の所得について翌年の2月16日〜3月15日までに、最寄りの税務署に確定申告書類一式を提出する必要があります。

例えば、2023年の所得は「2024年に確定申告」することになります。

確定申告が必要な副業をしている会社員や個人事業主は、確定申告業務を”9割効率化&自動化”してくれる『Taxnap』がおすすめです。

Taxnap 確定申告はスワイプで 初心者でも知識不要で簡単

Taxnap 確定申告はスワイプで 初心者でも知識不要で簡単

TxTo, Inc.無料posted withアプリーチ

Taxnapは、個人事業主や副業をしている方のための確定申告サポートアプリです。

勘定科目や控除などの会計・税務知識は不要で、スワイプ簡単な質問に答えるだけで、みるみるうちに確定申告書が作成されていきます。

そのため、右も左もわからない初心者には非常におすすめです。

さらに、作成した確定申告書の提出までアプリで完結するので、「確定申告書をなんとか作成したけど、この後どうしよう…」なんて不安に襲われることはありません。

確定申告書の作成は、未経験者や初心者にとってはかなりしんどい作業となるので、このような効率化ツールを駆使することをおすすめします。

確定申告書類一式とは何なの?

FXの確定申告で必要な書類は、以下の通りです。

  • 確定申告書 第一表、第二表、第三表
  • 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
  • 年間取引報告書
  • 給与所得の源泉徴収票…会社員の人は必要
  • 所得税の確定申告書付表(先物取引に係る繰越損失用)…損失を繰り越したい人は必要
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証、免許証など)

確定申告が不安な方は、freeeなどの会計ソフトの活用しましょう。

FXの節税対策には何がある?

FXでの節税対策には、以下のものが挙げられます。

  • 通信費
    →インターネットの利用料金など
  • 交通費&宿泊費
    →セミナーに参加するために支払った公共交通機関の代金やホテルの代金
  • セミナー費用
    →FXの知識を深めるためのセミナーやコンサル費用
  • 勉強費用
    →FXを学ぶために費やした書籍代など
  • 手数料
    →銀行振込時の手数料やトレードに要した手数料

FXで得た利益から「必要経費」を差し引くことで、課税所得を抑えることができます。

課税所得が抑えられれば、税金が安くなるだけでなく、そもそも確定申告が不要になる可能性もあるので、「FXで利益を得るためにかけたお金」に関しては、必ず領収証を保管しておくようにしましょう。

また、パソコンや通信費、電気代、家賃といった仕事(この場合はFX)だけでなくプライベートでも使用しているものに関しては、按分率を計算して「FXのために使用した時間」を明確にしておく必要があります。

そうすることでFXに要した分の費用が経費として認められます。

経費として認められるために、

  • FXの情報収集をしている時間
  • FX取引をしている時間

などに関しては詳細に記録しておくようにしましょう。

タイトルとURLをコピーしました