【おすすめ一覧】ChatGPTの回答精度を底上げする効果的なプロンプトの書き方26選を紹介! | マネルト

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【おすすめ一覧】ChatGPTの回答精度を底上げする効果的なプロンプトの書き方26選を紹介!

この記事は約33分で読めます。
この記事を要約すると・・・

ムハンマド・ビン・ザイード人工知能大学のVILAラボが効果的な26のプロンプトテクニックを公開
ChatGPTの3.5と4はもちろん、その他の生成AIでも効果を発揮
「ステップバイステップで解説してもらう手法」「固定観念や偏見を排除して回答させる手法」といった効果的な手法は多いが、一部あまり役に立たない手法も存在する

アラブ首長国連邦にあるムハンマド・ビン・ザイード人工知能大学のVILAラボが、ChatGPTといったLLM(大規模言語モデル)からより良い生成結果を得るための「効果的なプロンプト」について研究を行いました。

これにより、生成AIの性能を50%以上も向上できる26個ものプロンプト手法が判明したのです。

この記事では、そんな26個のプロンプト原則を実際にGPT-4で試しつつ紹介していきます。

かなり実用的な内容となっているため、ChatGPTの3.5と4を最大限有効活用したいのであれば、必ず頭に入れておくべきです。

これだけで生産性を爆発的に高められます。

ぜひ最後までチェックしてみてください。

【有料級】26個のプロンプトについて

ChatGPTといった生成AIの性能を飛躍的に向上させる26種類のプロンプトエンジニアリングは、以下の通りです。

なえむ
なえむ

プロンプトエンジニアリングとは「ChatGPTやGeminiといった自然言語を扱う生成AIから最適な回答を得るために、入力するプロンプト(指示文)を最適化するスキルのこと」を指すよ!

  1. <礼儀は不
    「お手数ですがお願いします」といった敬語は必要なし。「〜したい」「〜して」などといった要望や命令形でOK。
  2. <想定読者を専門家に指定>
    GPTが生成した文章を誰が読むのかをプロンプトに明示することで、生成回答がより専門的なものになる手法。
  3. <複雑なタスクの分割>
    一度に複雑かつ長いプロンプトを入力するのではなく、細かく簡単なプロンプトに分ける手法。
  4. <肯定的な言葉の使用>
    「〜は不要」「〜は長くしないで」といった否定的なワードよりも、「〜は必要」「〜は短くして」といった肯定的なワードを使用する手法。
  5. <読み手のレベルダウン>
    「初心者や子供・高齢者でも理解できるように説明して」とプロンプトに付け加えることで、読み手のレベルに応じたわかりやすい説明を生成できる手法。
  6. <報酬の提示>
    「より良い解決策を提示した場合には『○○ドル』のチップを払う」と付け足すと、人間のようにモチベーションが高まり良い成績を残す。
  7. <事例の提示>
    ChatGPTがプロンプトを理解し、適切な回答を生成できるように例文を追加する。
  8. <強調記号を用いた要求や意図の明確化>
    「###Instruction(命令)###」でプロンプト入力を始め、その都度「###Example(例)###」や「###Question(質問)###」、「###Conditions(条件)###」、「###Output format(出力形式)###」を含めて、ユーザーの求める回答を正確に理解させる手法。
  9. <役割の明確化>
    「あなたのタスクは 〜 で 〜 をしなければなりません」と役割を明示する手法。
  10. <ペナルティの提示>
    条件を満たさないと「◯○ドル」の罰金が課される、とプロンプトに組み込むことでパフォーマンスが向上する手法。
  11. <人間の会話のように自然言語を使った回答を指示>
    人間が理解できる「自然言語で回答して」とプロンプトに加える手法。
  12. <ステップバイステップによる回答を指示>
    段階を踏んで良質な結論を導き出せるように「ステップバイステップで考えて」とプロンプトを入力する。
  13. <固定観念や偏見の排除>
    A型の人間は几帳面、というような「ステレオタイプ(世間一般的な思い込みや先入観)を排除した説明をして」とプロンプトに書き足すことで、偏った意見を排除する手法。
  14. <逆質問による定義の明確化>
    ChatGPTが回答に必要な詳細情報を入手するまでユーザーに質問させる手法。「スマホアプリの名前を考えるにあたって、あなたが十分な事前情報を得るために私に質問してください」とプロンプトに追記する。
  15. <回答にテストを追加>
    ChatGPTを介した学問の勉強をする際、ユーザー自身の理解度を確かめるために「テストも出題して」とプロンプトに入力する。
  16. <立場の指定>
    「あなたはプロの野球選手です」「あなたは生成AIの専門家です」とプロンプトに追加することによって、一般的な観点ではなく専門的な立場からの意見を求めることが可能。
  17. <区切り文字の使用>
    「 === 」「 <…> 」「 “…” 」「「…」」といったデリミター(区切り文字)を使うことで、要点を正しく認識させ、求める回答を得られる手法。
  18. <特定の単語やフレーズを多用>
    プロンプト内で同一の単語を複数回使用することにより、ChatGPTに特定の単語を意識させる手法。
  19. <思考の連鎖(CoT:Chain-of-Thought)>
    思考の連鎖(CoT)とは、答えに辿り着くまでの一連の流れをプロンプトに含めるテクニックのこと。例えば、数学の解答に加えて途中式までもキチンと見せることで、その思考過程を学習・模倣し、次に解く問題にて実践するようになる。
  20. <出力プライマーの使用>
    プロンプトの最後に、ChatGPTに回答して欲しい内容や単語を書き残すことで、特定の内容を含めた期待する生成結果を促す手法。
  21. <詳細な回答の生成指示>
    「詳しく説明して」と入力し、内容を深堀りさせる手法。専門性を高められる。
  22. <話し方のスタイルを固定>
    文体(スタイル)を一定のままで回答を生成させる手法。例えば、カジュアル/フランクな口調を継続したまま、アウトプットを出力してもらうなどの使い方が可能。
  23. <複数ファイル対応のコーディングプロンプト>
    「複数のファイルにまたがるコーディング作業の効率化のために、自動的に新しいファイルを作成し、生成されたコードを適切なファイルに挿入するスクリプトを作成して」と伝えると、コーディング作業がスムーズなものになる。
  24. <冒頭で使用する言葉やフレーズを提示>
    ChatGPTが特定の言葉やフレーズから文章を生成できるように、「『ChatGPTにはGPT-3.5とGPT-4の2つの言語モデルが搭載されており』というフレーズから文章生成を始めて完成させて」という風な感じでプロンプトを作成する手法。
  25. <指針を定める>
    ChatGPTの回答に必ず含めて欲しいキーワードや要素を予め明示しておくことで、要件を満たす文章を生成する手法。
  26. <提供するサンプルに基づいたテキストの作成>
    サンプルの文章と同じ「文体」「論調」の文章を生成させる手法。

以上が、プロンプト26の原則です。

以下の項目では、実際にChatGPT(GPT-4)で試しながら詳しく解説していきます。

プロンプト26をGPT-4で検証してみた

論文の中では、26種類のプロンプトエンジニアリングにより、生成AIの性能が飛躍的に向上することが示されていました。

しかし、本当に回答の質が向上するのか、どのような回答になるのかは試してみないことにはわからないでしょう。

一つずつ順番に解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。

①礼儀は不要

ChatGPTに質問をする際に「してください」や「お願いします」といった目上の方に対する丁寧な言い回しは不要です。

上司が部下に指示する際に用いる命令口調で問題ありません。

肝心な指示内容が伝われば十分な回答が返ってくるので、無駄な文字を打ち込む手間を少しでも減らしましょう。

上の画像:
私は生成AIの初心者です。生成AIについて浅学の身ですので、ご教授いただけますでしょうか。

中の画像:
生成AIについて教えてください。

下の画像:
生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:私は生成AIの初心者です。生成AIについて浅学の身ですので、ご教授いただけますでしょうか。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えてください。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて

生成AIの基本情報に関する解説はどれも同じですが、プロンプトに応じて、生成AIのカテゴリー、応用例、技術、と回答する種類が分岐しました。

生成AIのどの情報を深掘りしたいかはユーザー次第であり、そこに優劣はないので、ChatGPTに対して敬語を用いる必要はなさそうです。

②想定読者を専門家に指定

「生成AIに詳しい専門家が、あなたの回答文をチェックする読者」というように、専門家に向けて応答することを意識付けることで、想定読者に合ったレベルの回答を出力させる手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
生成AIについて専門家向けに教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて専門家向けに教えて。

専門家向けに解説をさせると、技術、応用分野、倫理&法律、最新の研究動向など多角的な観点から生成AIについて教えてくれました。

単純に「生成AIについて教えて」とプロンプトを書いた時にはなかった、実社会の動向や問題点についてまで言及しています。

そのため、専門分野に従事する社会人向けの回答になっていることがわかるでしょう。

③複雑なタスクの分割

長文で難しい内容のタスクをいくつかのプロンプトに分割することで、具体性や論理性を向上させる手法です。

上の画像:
生成AIについて500文字で解説し、その要約をまとめた表を作成して。

下の画像:
生成AIについて500文字で解説して。上記の文章を要約して。要約を表にまとめて。

▶︎プロンプト:生成AIについて500文字で解説し、その要約をまとめてください。

▶︎プロンプト:生成AIについて500文字で解説して。上記の文章を要約して。要約を表にまとめて。

タスクを分割した方が、プロンプトの意図を正しく汲んで実行してくれました。

今回の私の意図したフローは、「生成AIを500文字で解説→解説文を要約する→要約した文章を表にまとめる」だったのですが、一枚目の画像では要約前の文章が表にまとめられています。

もちろん、より多くの情報を見やすく表にまとめた点は賞賛に値しますが、ユーザーの意図を汲んだ生成結果かと言うと、そうではありません。

一方で、2枚目の画像ではキチンと要約した文章を表にまとめているので、忠実に指示を聞いていることがわかります。

ただ、「応用範囲」に関しては要約前の文章から抜き出しているので、両者に大差はないのかもしれません。

④肯定的な言葉の使用

否定的な言葉よりも肯定的な言葉の方が、ChatGPTの反応が良くなるという手法です。

「〜しないで」よりも「〜して」の方が良いというプロンプトエンジニアリングになります。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。ただし、長文で説明しないでください。

下の画像:
生成AIについて教えて。ただし、短文で説明して。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。ただし、長文で説明しないでください。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。ただし、短文で説明して。

「長文で説明しないで」と「短文で説明して」のどちらも同じ意味を指すので生成文章自体は短くなりました。

しかし、「短文で説明して」の方が与える影響は大きかったです。

とはいえ、さほど気にする必要もない程度の結果となりました。

⑤読み手のレベルダウン

「小学生や高齢者でも理解できるように説明して」という風に読み手のレベルを下げることで、誰でも簡単に理解できるような文章を生成させる手法です。

解釈が難しい話題の回答を生成する際に重宝します。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
小学生でも理解できるように生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:小学生でも理解できるように生成AIについて教えて。

読み手のレベルを小学生に設定したことで、専門用語の数が激減しました。

また、例え話を用いたり0〜10まで段階を踏んで丁寧に説明しているため、生成AIについて全く知らない人でもイメージしやすい文章となっています。

これはかなり有用性の高い手法と言えるでしょう。

他人に物事を伝達する勉強にもなりそうです。

なえむ
なえむ

100人中100人が容易に想像できるほど、噛み砕いて説明されているね〜!

⑥報酬の提示

ChatGPTに対して「最適な回答には100ドルのチップをだす」という風に報酬を提示することで、回答の質を高める手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
生成AIについて教えて。良質な回答には100ドルのチップを支払うよ。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。良質な回答には100ドルのチップを支払うよ。

チップの支払いをほのめかすことで、回答内容がガラリと変わりました。

しかも技術面の解説ではなく、生成AIを利用する側が知りたい「生成AIの種類」について詳しく解説してくれたので、かなり有用性が高そうです。

ChatGPTが生成した文の冒頭に「生成AIについての質問に対する良質な回答を目指します」と前置きしているので、このプロンプトテクニックは効果があると考えて良いでしょう。

⑦事例の提示

質問と同時に回答例を見せることで、見解の相違をなくし、目的の回答をスムーズに得る手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。
Google開発のAI:Gemini
OpenAI開発のAI:ChatGPT
Anthropic開発のAI:?

下の画像:
生成AIの「サービス名」「開発企業名」「特徴」「料金」について教えて。
例えば、生成AIの代表的なサービス「ChatGPT」の場合は、開発企業名が「OpenAI」、特徴が「文章や画像の生成ができるだけでなく、オリジナルのGPTを制作したり特定のGPTをチャットに呼び出したりできる点」、料金が「無料版と有料版(月額20ドル)がある」という風に書く。他の生成AIも上記のようにまとめて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。Google開発のAI:Gemini OpenAI開発のAI:ChatGPT Anthropic開発のAI:?

▶︎プロンプト:生成AIの「サービス名」「開発企業名」「特徴」「料金」について教えて。例えば、生成AIの代表的なサービス「ChatGPT」の場合は、開発企業名が「OpenAI」、特徴が「文章や画像の生成ができるだけでなく、オリジナルのGPTを制作したり特定のGPTをチャットに呼び出したりできる点」、料金が「無料版と有料版(月額20ドル)がある」という風に書く。他の生成AIも上記のようにまとめて。

回答例を見せる手法はかなり有効的なように感じます。

実際にChatGPTを例に挙げて説明すると、各生成AIの“答えて欲しい項目”を埋めるのに加えて、1番から7番まで綺麗にまとめてくれました。

人間に対して依頼する時と同じように、両者が考えていることに不一致が生じないよう、「何をしてほしいのか」「何を求めているのか」を誰もがわかるレベルに落としこむことが大切ですね。

今回の検証結果が、それを表しています。

⑧強調記号を用いた要求や意図の明確化

指示や具体例、回答形式、条件などの言葉を「###」で囲んで強調することにより、欲しい回答を得られる手法です。

「###指示内容###」でも、ハッシュタグで囲まない「#指示内容」でも効果があります。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
###指示内容###
生成AIについて教えて。
###条件###
ChatGPT、Geminiといった生成AIの特徴、料金を教えて。
###回答形式###
回答は「表」で示して。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:###指示内容### 生成AIについて教えて。 ###条件### ChatGPT、Geminiといった生成AIの特徴、料金を教えて。 ###回答形式### 回答は「表」で示して。

プロンプト内容通りに、表形式でChatGPTとGeminiの情報をまとめてくれました。

ChatGPTの料金の項目では、単に「無料プランと有料プラン」の有無を答えるだけでなく、GPT-3.5やGPT-4にアクセス可能なことや3種類の有料プランが存在することを明確化してくれました。

###で言葉を囲むプロンプトテクニックも活用の余地がありそうです。

⑨役割の明確化

「あなたのタスクは○○で、○○しなければならない」といった風に伝えると、ChatGPTのタスクが明確化され、プロンプトに適応した回答が返ってきやすくなる手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
生成AIについて教えて。あなたのタスクは生成AIの種類と特徴、料金を調べることで、それらを完璧に実行しなければならない。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。あなたのタスクは生成AIの種類と特徴、料金を調べることで、それらを完璧に実行しなければならない。

望み通りの出力結果となりました。

注目すべき点は「生成AIの種類」と「生成AIサービスの種類」のどちらも回答に盛り込んだ点です。

私は「生成AIの種類を調べて」と指示したのですが、生成AIの種類には、

【生成AIの種類】

  • 文章生成AI
  • 画像生成AI
  • 音楽生成AI
  • 動画生成AI

【生成AIサービスの種類】

  • ChatGPT
  • DALL-E3
  • AIVA

があるため、どちらのことを指しているのか不明瞭な状態でした。

つまり、私の「言葉足らず」を原因とした伝え方ミスです。

であるにもかかわらず、念の為その両方を回答に加えた点が非常に優秀だと感じました。

どちらか一方のみを回答すれば、ユーザーが求めていた回答とは違うもの出力したことになり、利用者の満足度は低下します。

しかし、両方をアウトプットすることにより、どちらかが不正解でも、もう一方が正解である確率が高くなるので、ユーザーがもう一度プロンプトを入力し直す手間が省けるわけです。

役割を明確化する手法は、プロンプトエンジニアリングにおいてかなり重宝しそうです。

⑩ペナルティの提示

「回答が不十分だと100ドルの罰金」というような罰則を用いて、良い出力結果を引き出す手法です。

人間の場合は、「嫌なペナルティを回避するために懸命に取り組む」といった心理効果が働きますが、果たしてChatGPTには効くのでしょうか?

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。100文字以内で簡潔に答えて。

下の画像:
生成AIについて教えて。100文字以内で簡潔に答えないと罰金100ドルね。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。100文字以内で簡潔に答えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。100文字以内で簡潔に答えないと罰金100ドルね。

かなり簡潔にまとめてくれましたが、上から2番目の画像を見ていただければわかるとおり罰金がなくても端的に解説しているので、ペナルティは必要なさそうです。

⑪人間の会話のように自然言語を使った回答を指示

ChatGPTを含む文章生成AIとは、常に自然言語を使って会話しているので、「もっと人間のように自然な会話をして」と念を押す手法だと考えられます。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
人間のような自然な言い回しを心がけつつ生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:人間のような自然な言い回しを心がけつつ生成AIについて教えて。

「人間のような自然な言い回しを心がけて」と伝えると、難しい技術的要素の解説が減り、人間が人間に対して生成AIを説明するような文章になりました。

ただ、意識してプロンプトを入力するほどのメリットはない気がします。

⑫ステップバイステップによる回答を指示

「ステップバイステップで考えて」と入力すると、順序立てて物事を説明してくれるようになり、全体把握に役立つ“体系的な情報”を得られる手法です。

プロンプトエンジニアリングで最も有名なテクニックになります。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
生成AIについて教えて。その際に「ステップバイステップ」で考えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。その際に「ステップバイステップ」で考えて。

この手法で回答を求めると、5段階に分けて具体的に解説してくれました。

章ごとに目次を作成して読みやすくしているだけでなく、内容が丁寧に深掘りされているので、きちんと知識として修得できそうです。

やはり「ステップバイステップ」のプロンプトは必須級と言えます。

⑬固定観念や偏見の排除

「リンゴとは赤くて丸い果物」というような固定観念や、「女性は専業主婦として家庭を支える存在」といった偏見を排除することで、ステレオタイプに依存しない柔軟な回答を得られる手法です。

多くの人が「A=B」と考えているものは、その凝り固まった思考から抜け出せずにCやDの考えが生まれにくいため、新たな発想やアイデアにつながりません。

ChatGPTも人間と同様に、データベースの中で最も適当そうな回答(多数派の意見)を提示するので、斬新な着想に結びつかないというデメリットがあります。

ですが、固定観念や偏見を排除することにより、その常識を覆して画期的なアイデアを創出しようという手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像1:
ステレオタイプに依存せずに生成AIについて教えて。

中の画像2:
飲食店で売り上げを伸ばすためのアイデアを箇条書きでまとめてください。

下の画像:
飲食店で売り上げを伸ばすためのアイデアを箇条書きでまとめてください。なお、一般的な売上向上の施策は不要です。固定観念にとらわれない斬新なアイデアのみ記載してください。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:ステレオタイプに依存せずに生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:飲食店で売り上げを伸ばすためのアイデアを箇条書きでまとめてください。

▶︎プロンプト:飲食店で売り上げを伸ばすためのアイデアを箇条書きでまとめてください。なお、一般的な売上向上の施策は不要です。固定観念にとらわれない斬新なアイデアのみ記載してください。

生成AIに関しては、微妙な結果となりました。

ただ、やはりアイデアを求める場面においては効果覿面です。

競合他社が容易に思い付かないような奇抜な発想でアイデアをまとめてくれるので、これを参考に、自社に導入できそうな施策を取り入れることができます。

⑭逆質問による定義の明確化

適切な回答を提示するために確認しておくべき事項を、ChatGPTから聞いてもらうことで、出力の方向性を制御する手法です。

普通は「ユーザーからChatGPTに質問」しますが、この方法では「ChatGPTからユーザーに質問」するよう促します。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。教える前に、最適な回答を提示するために私に対して質問して必要な情報を聞き出してください。

下の画像:
1.テキスト生成
2.開発者が興味を持つ技術的詳細は不要。一般ユーザーが利用する際にチェック知っておきたい、生成AIサービスの「特徴」や「料金」が知りたい
3.ブログ記事の制作に活用したい
4.著作権の問題に疑問がある

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。教える前に、最適な回答を提示するために私に対して質問して必要な情報を聞き出してください。

▶︎プロンプト(ChatGPTからの質問に対するアンサー):1.テキスト生成 2.開発者が興味を持つ技術的詳細は不要。一般ユーザーが利用する際にチェック知っておきたい、生成AIサービスの「特徴」や「料金」が知りたい 3.ブログ記事の制作に活用したい 4.著作権の問題に疑問がある

ChatGPTに対して逆質問を促すことで、“ユーザーが何の情報を求めているのか”を明確にすることができます。

もしChatGPTがあなたの抽象的な質問のまま回答してしまうと、解釈がズレて求めていない回答が提示されるかもしれません。

ChatGPTと認識を共通させておけば、望んだ回答が提示されるようになるので、無駄なやりとりを行う回数を減らせるでしょう。

⑮回答にテストを追加

ChatGPTを通じて特定の分野について学ぶ際に、本当に自身が理解しているのかを確かめる手法です。

この方法では、勉強したトピックに関するテストをChatGPTに出題してもらい、キチンと知識として修得できたのかを判断することが目的となります。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。解説後に、その内容の要点を押さえたテストを私に出題して。

下の画像:
テストの回答は「1. a」「2. a」「3. b」「4. a」です。答え合わせをお願いします。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。解説後に、その内容の要点を押さえたテストを私に出題して。

▶︎プロンプト:テストの回答は「1. a」「2. a」「3. b」「4. a」です。答え合わせをお願いします。

このプロンプトテクニックは、幅広い場面で重宝しそうですね。

本当に内容が頭に入っているのかを即座にチェックできるため、学習が捗りそうです。

インターネットの情報収集で学ぶ一方向の学習スタイルとは異なり、双方向でやりとりができるChatGPTならではの学習方法だと思います。

⑯立場の指定

「あなたはプロ野球選手です」「あなたは生成AIの専門家です」とChatGPTの立場を決めることで、その役割・役目に応じた回答を提示させる手法です。

このプロンプトテクニックは、専門的な意見を聞き出したい時に利用します。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
あなたはAI(人工知能)の第一人者です。その上で、生成AIについて教えて。

中の画像2:
企業の営業部門でChatGPTを有効活用する方法について教えて。

下の画像:
あなたはプロンプトエンジニアであり、DXの専門家です。企業の営業部門でChatGPTを有効活用する方法について教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:あなたはAI(人工知能)の第一人者です。その上で、生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:企業の営業部門でChatGPTを有効活用する方法について教えて。

▶︎プロンプト:あなたはプロンプトエンジニアであり、DXの専門家です。企業の営業部門でChatGPTを有効活用する方法について教えて。

「プロンプトエンジニアやDXの専門家」と役割を指定すると、専門家独自の視点で、ChatGPTを有効活用する方法について7つもの施策を提案してくれました。

ただ、「あなたはAI(人工知能)の第一人者です。その上で、生成AIについて教えて。」のプロンプトでは大した効果が見られませんでした。

⑰区切り文字の使用

===、<> 、“”、「」といったデリミターと呼ばれる区切り文字を使用することで、ChatGPT側に指示内容を正しく認識させる手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
「生成AI」について教えて。

下の画像:
生成AIについて教えて。
=============
ChatGPTについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:「生成AI」について教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。=============ChatGPTについて教えて。

かぎ括弧である「」やイコールである=といったデリミターを使用することで、重要箇所を伝えることができます。

これにより、ChatGPTは適切な回答を生成することが可能です。

実際下の画像では、生成AIとChatGPTについて尋ねましたが、両方とも端的にわかりやすく解説してくれました。

長い文章で構成されたプロンプトであるほど、どの質問の返答に焦点を当てればいいのかわからなくなるので、この手法の有用性は高くなりそうです。

⑱特定の単語やフレーズを多用

特定の単語を繰り返し使用することで、該当部分をChatGPTに意識させ、回答の具体性を向上させる手法です。

上の画像:
企業のデータ分析に用いるために、生成AIについて教えて。

下の画像:
生成AIにはChatGPTやDALL-E3などがあります。
生成AIを企業のデータ分析に用いるために、生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:企業のデータ分析に用いるために、生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIにはChatGPTやDALL-E3などがあります。生成AIを企業のデータ分析に用いるために、生成AIについて教えて。

「生成AI」の単語を何度も使用した結果ですが、両者に大差はありませんでした。

上の画像では生成AIの利用例とメリットを、下の画像ではメリットと注意点について解説していますが、解説内容の質はあまり変わっていません。

したがって、「特定の単語やフレーズを多用」することは意識しなくても良いでしょう。

⑲思考の連鎖(CoT:Chain-of-Thought)

答えを出すための「思考の過程」を学習させることで、正解へと導く手法です。

例えば、数学の文章問題を解く際に、いきなり答えを見せるのではなく、途中式をプロンプトに盛り込むことで解き方を学習させられます。

その結果、生成結果の品質を向上させられるのです。

上の画像:
Q.ハリーは魔法の杖を12本持っていました。ロンに3本あげたあと、ハーマイオニーにも4本あげました。現在ハリーはお花をいくつ持っているでしょう?
A.5本。

Q.ホグワーツ魔法魔術学校では、Mサイズの制服が20着、Lサイズの制服が17着販売されています。Mサイズが6着、Lサイズが9着売れたので、Lサイズを5着仕入れました。現在、MサイズとLサイズの制服は何着残っているでしょうか?
A.

下の画像(CoTあり):
Q.ハリーは魔法の杖を12本持っていました。ロンに3本あげたあと、ハーマイオニーにも4本あげました。現在ハリーはお花をいくつ持っているでしょう?
A.5本。12本のうちハリーに3本、ハーマイオニーに4本あげたので、「12ー3ー4=5本」となる。

Q.ホグワーツ魔法魔術学校では、Mサイズの制服が20着、Lサイズの制服が17着販売されています。Mサイズが6着、Lサイズが9着売れたので、Lサイズを5着仕入れました。現在、MサイズとLサイズの制服は何着残っているでしょうか?
A.

▶︎プロンプト:CoTは未使用

▶︎プロンプト:CoTを使用

CoTの使用は関係なく、どちらも正解しました。

GPT-4には、データ分析やPythonコードの生成ができる「Advanced data analysis(旧Code Interpreter)」が備えられており、Pythonにて問題の計算を行うので、計算問題で間違える機会が以前よりも減ったようです。

ただ、下位モデルのGPT-3.5でもCoTなしで正解できたので、もしかすると問題が簡単過ぎたのかもしれません。

⑳出力プライマーの使用

ChatGPTの回答の始まりに指定したい文章をプロンプトの最後に書き加えることで、望む出力を得られる手法です。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。
生成AIとは文章や画像といったコンテンツを出力できる

中の画像2:
ChatGPTについて教えて。

下の画像:
ChatGPTについて教えて。
ChatGPTとはOpenAI社が開発したマルチモーダルの

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。生成AIとは文章や画像といったコンテンツを出力できる

▶︎プロンプト:ChatGPTについて教えて。

▶︎プロンプト:ChatGPTについて教えて。ChatGPTとはOpenAI社が開発したマルチモーダルの

普通のプロンプトに続いて、「ChatGPTとはOpenAI社が開発したマルチモーダルの」というようなプロンプトを入力すると、ChatGPTがその文章を参考に文章生成する結果となりました。

現に、「ChatGPTについて教えて」のプロンプトでは、マルチモーダルという単語は出力結果に反映されませんでしたが、「ChatGPTとはOpenAI社が開発したマルチモーダルの」と入力すると、キチンとマルチモーダルについて触れたのです。

特定のキーワードについて触れてほしい場合は、プロンプトに含めることが大切と言えるでしょう。

㉑詳細な回答の生成指示

詳細な解説を求めていることをプロンプトで伝えることにより、内容を深掘りさせ、深い知識を得られる手法です。

情報の量や専門性を高められるため、博識レベルを目指している方は活用すべきでしょう。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
人工知能の専門家を目指しているので、生成AIについて詳しく教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:人工知能の専門家を目指しているので、生成AIについて詳しく教えて。

詳細な回答を求めると、ChatGPTがそれに呼応して生成AIに関する情報量を増やしてくれました。

さらに、生成AIの技術的側面だけでなく、テキスト生成や画像生成といった生成AIの種類まで教えてくれたので、かなり使えるプロンプトテクニックと言えます。

㉒話し方のスタイルを固定

ChatGPTの文体(スタイル)を統一する手法です。

  • フォーマル(書き言葉):丁寧語や尊敬語などを多用するかしこまった文体
  • カジュアル(話し言葉):堅苦しくなく砕けた文体
  • 敬体:です・ます調のことを指し、柔らかく丁寧な印象を与える文体
  • 常体:だ・である調のことを指し、断定的な印象を与えることから説得力が増す文体

といった話し方に固定することができます。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。ただし、かしこまった感じではなくカジュアルな雰囲気で回答して。なお、今後はずっとカジュアルでお願い。

下の画像:
生成AIの著作権問題はどうなってんの?

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。ただし、かしこまった感じではなくカジュアルな雰囲気で回答して。なお、今後はずっとカジュアルでお願い。

▶︎プロンプト:生成AIの著作権問題はどうなってんの?

文体を「カジュアル」に指定すると、話し言葉でずいぶん砕けた文章となりました。

「書き言葉(フォーマル)」では理解できないような難しい内容もかなり易しくなるので、理解できない分野を学習する際におすすめの手法です。

カジュアルな文体だと、まるで親しい友人から説明を受けているかのような理解のしやすさがあります。

㉓複数ファイル対応のコーディングプロンプト

「複数のファイルにまたがるコーディング作業の効率化のために、自動的に新しいファイルを作成し、生成されたコードを適切なファイルに挿入するスクリプトを作成して」と伝えることで、ChatGPTに作ってもらったPythonの関数を自動でファイルに追加するコードを書かせる手法です。

本来ならば、ChatGPTにPythonの関数を作成してもらっても、手動でファイルに貼り付けなければなりません。

しかし、この手法を使えば、関数のコピー&ペースト作業を自動化することが可能です。

上の画像:
Pythonを使って「マネルト」と自己紹介する関数を作成して。

下の画像:
Pythonを使って「マネルト」と自己紹介する関数を作成して。
複数のファイルにまたがるコーディング作業の効率化のために、自動的に新しいファイルを作成し、生成されたコードを適切なファイルに挿入するスクリプトを作成して。

▶︎プロンプト:Pythonを使って「マネルト」と自己紹介する関数を作成して。

▶︎プロンプト:Pythonを使って「マネルト」と自己紹介する関数を作成して。複数のファイルにまたがるコーディング作業の効率化のために、自動的に新しいファイルを作成し、生成されたコードを適切なファイルに挿入するスクリプトを作成して。

生成コードを自動追加できるPythonスクリプトを作成するよう指示すれば、コーディング作業がかなり楽になるでしょう。

㉔冒頭で使用する言葉やフレーズを提示

指定した単語・文章の続きから回答を生成してもらう手法です。

例えば、「回答は『生成AIにはChatGPTやDALL-E3などが存在し』から書き始めて」と伝えることで、生成結果に丸ごと反映させられます。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
生成AIについて教えて。なお、回答は『生成AIにはChatGPTやDALL-E3などが存在し』から書き始めて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。なお、回答は『生成AIにはChatGPTやDALL-E3などが存在し』から書き始めて。

「生成AIにはChatGPTやDALL-E3などが存在し」というフレーズを指定したことにより、そのフレーズが文章の冒頭に採用され、文章内でChatGPTやDALL-E3について触れられる回数が多くなりました。

このプロンプトテクニックを活用することで、特定の話題に着目して深掘りしてもらうことが可能です。

㉕指針を定める

コンテンツ制作の際にChatGPTが順守しなければならない要件をキーワードや規定、ヒントなどで明示することによって、目的の出力結果へと誘導する手法です。

例えば、ChatGPTが出力する際に、画像生成AIである「stable diffusion」というキーワードを含めて欲しい場合は、その旨をプロンプトで伝えます。

上の画像:
生成AIについて教えて。

中の画像:
生成AIについて教えて。###キーワード### DALL-E3、Stable Diffusion、Midjourney

下の画像:
生成AIについて教えて。なお、「DALL-E3」「Stable Diffusion」「Midjourney」のキーワードも文章に含めて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。###キーワード### DALL-E3、Stable Diffusion、Midjourney

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。なお、「DALL-E3」「Stable Diffusion」「Midjourney」のキーワードも文章に含めて。

「###キーワード###」で要件を提示するよりも「○○のキーワードも文章に含めて」と入力した方が、より自然な文章を生成することができました。

前者は生成AIには触れずに画像生成AIサービスのみを解説していますが、後者は生成AIについて少し解説した後に、綺麗な流れで各画像生成AIの説明に入っているので、よりトピックを理解しやすいです。

このプロンプトテクニックを使うと出力内容はかなり制限されてしまいますが、「その説明は興味ないし、いらない…」というような不必要な解説がほとんどなくなるのでおすすめです。

㉖提供するサンプルに基づいたテキストの作成

サンプルとなる文章を共有して、その文章と同じ「文体」「論調」の文章をChatGPTに生成させる手法です。

このプロンプトテクニックを活用すれば、あなたらしい文章をいとも簡単に生成することができます。

上の画像:
生成AIについて教えて。

下の画像:
#指示
以下の文体を真似して生成AIについて教えて。

#サンプル
おうおうおうおぉ〜う!俺はマサラタウンのサトシっ!突然だが、ChatGPTって知ってるか?ChatGPTってのは文章を生成できるAIのことだぜっ!新しいテキストをものの1分ほどで作成しちゃう優れものなんだぜ!すごいだろぉ〜?これでもう俺の口から「ピカチュウっ!10万ボルト!!!」なんて言わなくても済むんだ。これで作業効率は格段にUPだぜっ!

▶︎プロンプト:生成AIについて教えて。

▶︎プロンプト:#指示  以下の文体を真似して生成AIについて教えて。 #サンプル おうおうおうおぉ〜う!俺はマサラタウンのサトシっ!突然だが、ChatGPTって知ってるか?ChatGPTってのは文章を生成できるAIのことだぜっ!新しいテキストをものの1分ほどで作成しちゃう優れものなんだぜ!すごいだろぉ〜?これでもう俺の口から「ピカチュウっ!10万ボルト!!!」なんて言わなくても済むんだ。これで作業効率は格段にUPだぜっ!

サンプルの文章を参考にするよう指示したことで、きちんと同じ文体の文章を生成することができました。

上の例は少々おふざけがすぎましたが、このプロンプトテクニックを使いこなせれば、実際のビジネスシーンで大いに活躍します。

例えば取引先とのメールにおいて、あなたの言葉遣いや口調をChatGPTにマネしてもらえば、それだけで簡単に「あなたらしいメール」を作成することが可能です。

しかもChatGPTなら語彙力が高く、丁寧な文面に仕上げることができるので、ビジネス用語や敬語を知らなくても、仕事のできるビジネスパーソンを演出できるでしょう。

ChatGPTのプロンプト26まとめ

ChatGPTを他者に勧める中でよく言われることがあります。

「ChatGPTを使えば異常なまでに作業効率を高められる。でも、思い通りの回答が出力されないし、日本のビジネス環境に不適応だから使える場面が少ない気がする。例えば、メール文においては文章が堅苦しいし、日本社会における一般的なやりとりとはかけ離れている」と。

確かに、アメリカが基準となっているChatGPTでは、日本の文化や商慣習に即していない面もあり、感覚がズレている部分が多々あります。

とはいえ、全くもって役に立たない代物を生成することはほとんどありません。

そのため、「ChatGPTに土台を作成してもらい、そこから自分で推敲・校閲を行えばよい」のです。

例えば、以下の営業メールをご覧ください。

プロンプト:
「 Webサイト制作から広告運用までのサービス」を提供している会社の営業メールを作成して。

パッと見は自然で丁寧なメールに見えるでしょう。

しかし、じっくり読んでみるとおかしな部分が目に付きます。

例えば、「営業担当者」といったわざわざ伝えなくても良い不要な言葉を加えたり、「あなたのビジネスにどのように貢献できるかお話ししましょう」と変な言い回しをしたり、拝啓がないにもかかわらず「敬具」を加えたりと、不適切な部分が散見されます。

他にも指摘すればキリがありません。

ただ、問題点ばかりにはなりますが、このメールはわずか10秒で作成されました。

私たちが1から営業メールを作成しようとすると10分以上はかかるでしょう。

ですから、ChatGPTにメールの基盤を作成してもらい、その後に自身で加筆・修正をすれば、時間や労力を大幅に節約できるわけです。

営業メールのテンプレートなんてあっという間に生産できますし、空いた時間をあなたしかできない業務に回せば、かなり仕事が捗ることでしょう。

ChatGPTは2人分、いや3人分以上の力を持っているので。

そのため、「ChatGPTは役に立たないもの」だと簡単に切り捨てずに、ChatGPTの活用できる部分を探して、うまく日常業務に当てはめることが大切です。

この記事で紹介したプロンプトテクニックを使用すれば、そんな3人力のChatGPTの性能をさらに飛躍的に向上させることができます。

望む回答を出現させる確度を高められるので、ぜひ覚えていてください。

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