GPT-4oを始めとした多様な生成AIを完全無料で利用できる「リートン」について解説 | マネルト

※ 本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

GPT-4oを始めとした多様な生成AIを完全無料で利用できる「リートン」について解説

この記事は約14分で読めます。
この記事を要約すると・・・

リートン(wrtn)とは「全部で4種類の生成AIが一箇所に集まったオールインワンAIサービス」のこと
リートンの特徴は「①完全無料で豊富な生成AIを使用できる」「②自分だけのAIツールを制作できる(今後公開予定)」「③サジェスト機能を搭載している」の3つ
リートンがなぜ無料で利用できるのかは、恐らく無料で集客して今後のビジネスに繋げるためであると考えられる

ChatGPT(GPT-4o)やClaudeといった生成AIが無料で使い放題なリートン(wrtn)。

そんなリートンの登録方法や使い方、なぜ無料で使えるのかが気になる人も多いと思います。

そこでこの記事では「無料のAIチャットボットサービス『リートン』」について徹底的に解説していきます。

GPT-4で生産性を高めたいけどChatGPT Plusに課金したくな人は、ぜひチェックしてみてください。

\ アニメ風AIを自作して会話できるLinky! /
新感覚のコミュニケーションに虜になる人続出!!

\ 高性能なAIが文字起こしするボイスレコーダーアプリ! /
英語を含む93種類の言語に対応しているからどんな場面でも使用できる優れもの!!

リートン(wrtn)とは

リートン(wrtn)とは「様々な生成AIを完全無料で利用できるAIコンテンツ作成サービスのこと」です。

2022年10月に韓国でサービス開始された同ツールは、韓国のスタートアップ企業であるWrtn Technologies社が運営しており、日本では2023年11月にBeta版が公開されています。

使用可能な生成AIは、以下の通りです。

  • GPT-4o
  • GPT-4o mini
  • Claude 3
  • Stable Diffusion 3

※ Claudeの読み方は「クロード」、Stable Diffusionの読み方は「ステーブル・ディフュージョン」

これらの生成AIを無制限かつ無料で利用できるので、日本でも大きな話題を呼びました。

こちまる
こちまる

無料でこれだけの生成AIを使用できるって…リートン太っ腹なのだ〜!!

リートンの特徴について

リートンの特徴は、以下の3つです。

  • 完全無料で豊富な生成AIを使用できる
  • 自分だけのAIツールを制作できる
  • サジェスト機能を搭載している

順番に解説していきます。

完全無料で豊富な生成AIを使用できる

リートンの一つ目の特徴は「完全無料で豊富な生成AIを使用できる点」です。

ChatGPTでGPT-4oを常時利用するためには「月額20ドル」を支払う必要がありますが、それでも3時間あたり80メッセージしか利用できません。

しかし、リートンなら無料で何度でも利用可能です。

加えて、生成AIの「AnthropicのClaude3や、画像生成AIで有名な「Stable Diffusion3」いった高性能な生成AIも活用できるのです。


▶︎有料を含む多彩なAIサービスを「リートン」一つで利用可能

ChatGPTの対抗馬として注目を集めたClaudeまでも“一つのサービスからまとめて完全に無料で利用できる”というのは、かなり大きなメリットと言えるでしょう。

自分だけのAIツールを制作できる

リートンの二つ目の特徴は「自分だけのAIツールを制作できる点」です。

ChatGPTのMyGPTsのような感じで、特定の分野に精通したオリジナルAIを制作できる機能となります。

※ MyGPTs(GPTビルダー)とは専門分野に特化したオリジナルChatGPT制作できる機能のこと

サジェスト機能を搭載している

リートンの三つ目の特徴は「サジェスト機能を搭載している点」です。

リートンで生成AIに質問を投げかけると、「回答+質問予測」を提示してくれます。

ユーザーが次に質問しそうな内容を列挙してくれるため、質問事項が頭に浮かばなくても問題なく調べたい情報を深掘り可能です。

目的物を調べて終わりではなく、関連情報も併せて効率よく収集できるでしょう。

リートンとChatGPT有料版の比較について

リートンとChatGPT有料版(ChatGPT Plus)を比較した結果は、以下の通りです。

リートン(wrtn)ChatGPT Plus
言語モデル■GPT-4o
■GPT-4o mini
■Claude 3
■SD3
■GPT-4
■GPT-4o
■GPT-4o mini
■o1-preview
■o1-mini
料金無料有料
(無料でも利用可)
情報の最新性(※)2023年4月2023年4月
画像生成
画像共有×
AI制作ツール
(MyGPTs)
×
メンション
(他のAI呼び出し)
×
リートン(wrtn)ChatGPT Plus

※ GPT-4 Turboの場合。ChatGPT PlusはGPT-4が2023年4月までの情報に対応

こう見ると、確かに有料のGPT-4を無料で利用できる点は素晴らしいですが、ChatGPTよりも機能面でかなり劣りますね。

ChatGPT Plusは、20ドル(約2,800円)を毎月支払う必要がありますが、イメージ通りの画像を生成できる「DALL-E3」やオリジナルAI制作ツールである「MyGPTs」を利用できるため、この程度の出費は十分にカバーできます。

一方で、リートンにもこれらと同じような機能が追加されました。

リートンの画像生成AI機能

2024年2月に、画像生成AIの「Stable Diffusion XL(SDXL)」「Japanese SDXL」が追加されました(9月現在はSD3)。

ただ、ChatGPTのDALL-E3に比べて精度はかなり低いように感じます。

特に、日本特化型のJapanese SDXLは4月時点では実用的ではないイラストが生成されます。

Stable Diffusion XLの方は、まだ使えるといった印象です。

こちまる
こちまる

とはいえ、無料で画像生成できる時点ですごいのだっ!!

リートンのオリジナルAI作成機能

ChatGPTのGPTsのようにオリジナルのAIを作成できるサービス「AIキャラ」が、4月に追加されました。

AIキャラでは、アイコン画像や名前、キャラの特徴などといった情報を追加して作成します。

GPTsでは、リートンのAIキャラ作成と同じように「自分で情報を入力して作成する方法」に加えて、「ChatGPTと会話しながら作成する方法」の2通りが存在し、高性能なオリジナルAIを手軽に作れます。

そのため、ChatGPTに軍配が上がるのが現状です。

ただ、やはり無料で利用できるというのが素晴らしく、利用する価値は非常に高いです。

AIキャラは「一般公開」「非公開」「リンク公開」から公開の種類を選ぶことが可能で、現在公開されているAIキャラには以下のようなものがあります。

  • プログラミングを教えてくれる「みつき」
  • 英語学習やモチベーションをサポートしてくれる「エリー」
  • 美容とスキンケアに詳しい「びより」
  • 昔のアニメの質問に答えられる「あらた」

それぞれに個性があり、まるで人間のような会話が可能なので、ぜひ一度試してみてください。

リートンの登録方法について

リートンのアカウント登録の流れは、以下の通りです。

  1. 公式サイトにアクセス
  2. メールアドレスと認証コードを入力
  3. アカウント名などの個人情報を入力

順番に説明していきます。

①公式サイトにアクセス

まずは公式サイトにアクセスして、右上の「ログイン」を押下します。

画面下側にある「会員登録する」を押します。

この場合は、メールアドレスによるアカウント登録になりますが、LINEアカウントやGoogleアカウントを使って登録することも可能です。

②メールアドレスと認証コードを入力

次に、IDと記載されたスペースにメールアドレスを入力します。

するとメールアドレス宛に「認証コード」が届くので、これも入力していきます。

③アカウント名などの個人情報を入力

最後に、サービス利用規約に同意し、

  • アカウント名
  • 性別
  • 年齢
  • 職業

を入力するだけでアカウント登録は完了です。

リートンはなぜ無料でGPT-4oやClaudeを使えるのか?

ここまででリートンの基本情報や特徴について解説してきましたが、皆さんも思ったはずです。

「なぜリートンはGPT-4oを無料で使えるのか」と。

こちまる
こちまる

ちなみに公開元の「Wrtn Technologies社」はリートン以外のサービスを提供していないのだ。その上、GPT-4o等の生成AIを自社サービスに組み込むためには有料の「API」を活用しなければならないから、ますます怪しいのだっ!
コストを回収する仕組みを設けないのには、何か理由があるはずなのだ〜!!

憶測にはなりますが、考えられる無料利用の理由は以下の通りです。

  • サービス利用者を無料で集めリートンの認知度を高めつつ、ユーザーが慣れきた頃に有料化を実施(それまでのコストは資金調達でカバー)
  • ユーザーのメアドや利用データ等を収集し、他企業へ売却してキャッシュ化している
  • 実はChatGPTの下位モデルを上位モデルの「GPT-4o」と見せかけている

有料級のサービスを無料で提供している時点で、何か裏がありそうなので、リートンの安全性については保障できません。

そのため、利用する際は自己責任でお願いします。

仮に利用することになっても、個人情報や企業秘密などをチャット欄に入力しないよう注意しておきましょう。

こちまる
こちまる

収入源のない無料提供ほど怖いものはないのだ!

【比較レビュー】リートンとChatGPTを使ってみた感想

では、「無料で利用可能なリートンのGPT-4」「有料で利用可能なChatGPTのGPT-4」は、本当に同じものなのでしょうか。

同じプロンプトを投げかけ、検証してみます。

こちらは「GPT-4o」ではなく、GPT-4が利用可能だった頃に行った検証になります。

プロンプト:広告用語のCPAとCPIについて詳しく解説してください

ChatGPT版GPT-4の回答は、以下の通りです。

ChatGPTは、CPAとCPIについて、定義、計算方法、利用目的の3つに分けて丁寧に解説してくれました。

さらに、大見出しや中見出しに太字の装飾を施しており、計算式に至っては他のテキストと区別がつくよう大きなサイズで中央に配置されています。

読みやすさは聞き手の理解に直結するため、この解説文からは好印象を受けますね。

一方、リートン版GPT-4の回答は以下になります。

こちらは、ナンバリング形式で2つの専門用語について丁寧に解説してくれました。

ただし、本家GPT-4とは説明内容が若干異なり、文字装飾や計算式が用いられていません。

用語の意味や使用場面といった情報は読み取れるものの、読み手に対しての配慮を欠いている印象です。

本当に同じGPT-4なのか、疑わしいですね。

プロンプト:高校入試問題

実際に使用したプロンプトは、こちらです。

以下の問題を解いてください。

ある動物園では,大人1人の入園料が子ども1人の
入園料より600円高い。大人1人の入園料と子ども1
人の入園料の比が5: 2であるとき,子ども1人の入
園料を求めなさい。

「正解:400円」

ChatGPT版GPT-4の回答は、以下の通りです。

なんと、プログラミング言語の「Python(パイソン)」で途中式を作成し、答えを導き出しました。

高校入試における一般的な解き方ではないので、微妙な回答ですね。。

一方、リートン版GPT-4の回答は以下になります。

こちらも危なげなく正答を提示しました。

しかも、解き方について文章や途中式を用いて丁寧に解説しています。

どちらのGPT-4が親切かと聞かれれば、間違いなくリートンのGPT-4だと答えますね。

リートンのGPT-4を使ってみた感想

ChatGPTのGPT-4とは回答形式が異なりますが、回答速度や回答の質を加味した結果、ほぼ同じGPT-4だと感じました。

リートンの方が日本語使いは下手な気がしますが、基本的には正しい回答を提示してくれますし、生成途中で動作しなくなるといった不具合もありません。

無料でこのクオリティなら十分活用の余地はあるでしょう。

リートンの評判について

リートンに関する良い評判と悪い評判を集めてみました。

  • 良い評判
  • 悪い評判

ユーザーのリートンに対する評価をぜひ参考にしてみてください。

良い評判

こちまる
こちまる

「GPT-4を無料で使える!最高!」という声が多かったのだ! また、ChatGPTよりも回答が早くて便利に感じているみたいなのだ〜!

悪い評判

こちまる
こちまる

悪い評判の中には「生成文章がおかしくなるバグの報告」「無料でサービス提供する真の狙いを疑う声」が多かったのだっ! そりゃキャッシュポイントが存在しないのは、誰だって不思議に思うのだ…。

リートンのまとめ

この記事では、リートンの特徴やChatGPT有料版との比較、登録方法、なぜ無料なのか?について解説してきました。

以下は、リートンについてのまとめ情報になります。

  • 韓国のスタートアップ「Wrtn Technologies社」が提供する生成AIサービス
  • 本来有料のGPT-4oを無料で使えるだけでなく、ClaudeSD3といった生成AIも無料で使用可能
  • 本家GPT-4oにはない「サジェスト機能」を搭載
  • 月額20ドルの「ChatGPT Plus」にある画像生成(DALL-E3)やプラグイン、MyGPTsといった機能は未搭載
  • サービス利用者を増やすために“無料利用”の謳い文句で集客しているのかもしれない
  • リートンのGPT-4とChatGPTのGPT-4を比較した結果、ちょっとした違和感はあるものの、ほぼ同じであると判断

実際のところ、本物のGPT-4が使われているかどうかは不明です。

しかし、無料の生成AIと考えれば採用の選択肢に入るレベルです。

GPT-4のほか、Claudeなどの生成AIは、今のところ不自由することなく使えていますので。

これから機能が拡充するにつれて、本家を超える利便性を実現するかもしれませんのでChatGPTと同様に注目していきたいところです。

気になる方は、ぜひ利用してみてください。

タイトルとURLをコピーしました