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【超簡単】ChatGPTとは何か?特徴・仕組み・料金・活用方法・始め方まで分かりやすく解説!

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この記事を要約すると・・・

ChatGPTとは「OpenAI社が開発した、人間のように言語を理解し、文章・画像などのコンテンツを生成できるAIチャットサービス」のこと
ChatGPTには、「①トランスフォーマーアーキテクチャ」「②ファインチューニング」「③スケーリング則」といった技術的特徴がある
ChatGPTのGPT-3.5は無料GPT-4は有料(ブラウザ:20ドル/月、
アプリ:3,000円/月)となっている

ChatGPTの概要

インターネットが登場・普及した以来に世間を賑わせている「ChatGPT」。耳にしたことはあるけれどイマイチどんなものなのかよくわからない…という方も多いでしょう。

そこでこの記事では、ChatGPTとはなにか、ChatGPTの主な特徴、ChatGPTの活用方法・利用方法・料金について分かりやすく解説します。

世の中の常識を軽々と覆す可能性のある最新技術について、
説明できる程度に理解しておきましょう。

ChatGPTとは何か?

ChatGPT(Generative Pre-trained Transformer)とは、「OpenAIによって開発された自然言語処理モデルで、人間のように言語を理解し、文章・画像などのコンテンツを生成できるAIチャットサービスのこと」です。

ChatGPTを分かりやすく簡単に説明するならば、質問・相談・文章&画像生成ができる人工知能と言えるでしょう。

▶︎質問の意図を汲み取り、様々な情報を提供してくれるChatGPT4

勉強でわからないことがあれば質問できるし、仕事でやるべきタスクがあれば代わりにChatGPTにお願いすることもできます。

2022年11月に登場したこの技術は、人々のコミュニケーションと情報処理を革新的なものに変える力を持っています。

2023年1月にはアメリカの「Microsoft社」がChatGPT提供元のOpenAIに対して100億ドルの投資をしたことが報じられ、同年3月に現段階(※)での最新モデル『GPT-4』が公開されました。

※ 記事掲載時

【OpenAIのChatGPT種類】
1. GPT-3.5…無料
2. GPT-4…有料(20ドル/月)

GPT-3.5とGPT-4の違いは機能や性能にあります。それも雲泥の差です。

詳しくは後述しますが、GPT-4はマルチモーダル機能(数種類のデータ情報を処理する技術)に対応し、整合性のある正確な回答を得られるようになりました。

過去のAI技術は「テキストのみ」というように1種類のデータ情報にしか対応できませんでしたが、マルチモーダル機能が備わったことにより、複数の情報を同時処理することが可能に。

要は、テキストだけでなく、画像、音声、動画にも順応したわけです。

今やAIは、「文章から文章・画像・音声を生成」「動画・音声から文章を生成」することができるようになっている“怪物”です。

▶︎ChatGPT4の「DALL-E3」によって画像生成もお手の物

人間が何時間もかけて行う作業をあっという間に完遂してしまいます。

まだ完璧とまではいきませんが、それでも十二分に活用できるくらいのスペックは有しているということです。

現状を分析するに、「ChatGPTをうまく扱える人が優位に立つ」と予想されます。

ここでいう上手く扱える人というのは「各分野の専門家(=知識・知見のある人)のこと」です。

大前提として、ChatGPTはGPT-4になってからスペックが大幅に向上しましたが、“間違えた内容を発信”することも多々あります。

※ AIが事実とは異なる誤った情報を生成する現象のことを「ハルジネーション」と言います

なので、GPT-4が間違った情報を提示していることに気づける人でないと、表示した情報を鵜呑みにし、損失を被りかねないのです。

例えば、あなたがブロガーだとしてGPT-4に「株式投資」についての記事を生成してもらうとしましょう。

GPT-4はものの数十秒で株式投資の概要を執筆しましたが、その生成結果に対して“あなたは何も理解できない”のだから、「もしかしたら間違っているのかもしれないし、あるいは正しいのかもしれない」というモヤモヤした状況に陥るわけです。

これが専門家であれば、間違いは正せるし、合っている部分は修正せずにコピペでブログに掲載できちゃいます(現実的な問題としてテキストの盗用・剽窃の判断が下されるかもしれないので加筆するのがベスト)。

つまり、素人はChatGPTの利潤を大して得られない中、専門家は作業の時短につながり莫大な利潤を手に入れることができるのです。

専門知識を持たないユーザーは、誤った内容を正しいと信じて知識として取り入れたり、発信したりして、いつしか誤りであることに気づき、どこからしらで損をする可能性が高くなります。

これが「ChatGPTをうまく扱える人が優位に立つ」と予想した論拠です。

ChatGPTが完全に信用できる存在となればまた話は別ですが、現状完璧なAIではないので、賢者が強力な相棒を手にし、愚者が十分に扱えない不憫な相棒を手にしたことになります。もしかしたら手にすらしてないのかもしれません。

有識者がますます有利になったということは、これまで以上に貧富の差が広がる恐れがあるということです。

そうならないためにも、ChatGPTについての正しい理解を深め、活用できるようになっておくことが重要だと言えます。

ChatGPTの主な特徴

ChatGPTは、その精度と多様性において他のモデルを凌駕しています。

自然な文章生成、文脈の理解、多言語対応など、その特徴は多岐にわたります。

特に、その自然な文章生成能力は、人間のライターに遜色のないレベルにまで近づいているのが現状です。

とはいえ、具体的にどのような特徴があるのか分からないと思うので、以下にChatGPTの主な特徴を3つまとめておきます。

  • 高度な言語処理能力
    ChatGPTには、ユーザーが記述したプロンプト(AIに対しての命令文)の文脈を理解し、求められた回答を提示する能力が備わっています。そのため、質問と回答が合致しやすく、自然な文章が成り立ちます。ただし、2023年11月時点では完璧とは言えません。
  • 幅広いタスクに対応
    ChatGPTは、文章・画像・音声・動画など多様なコンテンツを生成できます。これにより、コンテンツの内容理解や要約、翻訳が可能です。
  • 文脈の記憶
    ChatGPTは、過去の対話内容から得たユーザーの意図を汲んで文章を生成できます。そのため、言葉の端々を省略したプロンプトでも事足りることとなり、一貫性のある対話が実現可能です。

Open AI社がリリースしたChatGPTの登場以来、目まぐるしいスピードでAIが世界中を席巻しようとしています。

事実、数々のAIサービスが誕生し続け、検索エンジン機能を搭載した会話型のAIチャットボット「Bing AI Chat」や、ChatGPTの性能を上回ると言われている多機能なAIチャットボット「Claude2」などがその名を轟かしているのです。

ChatGPTにおける3つの技術的特徴について

ChatGPTを語る上で避けては通れない技術的特徴があります。

それが以下の3つです。

  1. トランスフォーマーアーキテクチャ(Transformer)
  2. ファインチューニング(Fine-tuning)
  3. スケーリング則(Scaling law)

Chat GPTのようなLLM(Large Language Models/大規模言語モデル)には、その根幹を多数の技術が支えています。

※ LLMとは、インターネットなどから取得したデータを学習させ、文章生成といった自然言語処理能力を向上させるディープラーニング技術のこと

その技術について知ることで、ChatGPTをより深く理解できるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

それぞれ順番に解説していきます。

①トランスフォーマーアーキテクチャ

一つ目の技術的特徴は「トランスフォーマーアーキテクチャ(Transformer)」です。

トランスフォーマーアーキテクチャとは、ChatGPTの核となる技術で、並列処理を用いた深層学習モデルの一種となっており、言語の文脈を深く理解するために使用されます。

このアーキテクチャは、言語の複雑な構造を捉える能力を持っているだけでなく、機械学習のスピードが極めて早いです。

そのため、膨大なデータと対峙したとしてもスムーズに学習することができます。

トランスフォーマーアーキテクチャの特徴は、以下の2つです。

  • 並列処理ができる
    入力された情報が複数あったとしても同時に対処できます。これまでの深層学習モデルでは1つずつの対応しか不可能でしたが、トランスフォーマーアーキテクチャでは同時並行で機械学習が可能です。
  • 記憶力が高い
    長文に伴う情報量の増加が発生したとしても、前半の内容を忘却せずに処理することが可能です。先ほど解説した「文脈の記憶」ができるのも、トランスフォーマーアーキテクチャがあってのものなのです。

トランスフォーマーアーキテクチャの存在により、ChatGPTの性能はみるみる上昇していきます。

②ファインチューニング

二つ目の技術的特徴は「ファインチューニング(Fine-tuning)」です。

ファインチューニングとは、公開されている学習済みのモデルに、必要な情報を追加学習させて不足のないモデルを作り上げる技術のことを指します。

要は、インターネット上に存在する無数の情報を取り込んだモデルに、「最新情報」や「秘匿性の高い未公開情報」を加えるということです。

これにより、一般教養や専門的な知識はもちろん、鮮度の高い情報に対応した『目的特化型モデル』に進化させることができます。

本来、ファインチューニングには「数百〜数千」のトレーニングサンプルが必要ですが、OpenAIのChatGPTでは、いつも入力する1〜2つの命令文でも、様々なタスクに対応してくれます。

③スケーリング則

三つ目の技術的特徴は「スケーリング則(Scaling law)」です。

スケーリング則とは、大規模言語モデルのトレーニングにおいて、データやパラメータ(=モデルのサイズ)、計算量が大きくなれば、より性能の高いAIを制作できる法則のことを指します。

つまり、お金と時間さえ大量にかければ、人間のように知識や経験則がたまり賢いモデルが誕生するよということです。

実際、OpenAI社はこれまでに

  • GPT-1(2018年)
    限定的な会話しかできないが、自然言語処理の分野で注目を浴びる。
  • GPT-2(2019年)
    自然な文章生成の精度が飛躍的に向上。当時からすれば、悪用される恐れがあると懸念されるほどの性能を保持。
  • GPT-3(2020年/無料)
    質問応答や文章の要約・翻訳が可能になるまでに進化。2022年11月に「ChatGPT」が一般公開される。
  • GPT-4(2023年/有料)
    人間のような文脈を理解した対話が可能に。複雑なプロンプトや長文、画像認識などに対応できるようになり、マルチモーダル化を実現。
    マルチモーダルとは、文章・画像・音声・動画など複数のデータを一度に処理できるAI技術のこと。

上記4つの言語モデルを研究・開発してきましたが、それぞれを制作する上での違いは、先ほどお話しした「データ」「パラメータ(=モデルのサイズ)」「計算量」だけです。

つまり、性能に差を生む決めては“トレーニングの規模だけ”ということになります。

このスケーリング則によって、ChatGPTは着実に進化を遂げてきたということです。

ChatGPTの活用方法

ChatGPTを有効活用することにより、勉強や仕事の効率を高めてくれます。

しかし、活用方法を知らなければ宝の持ち腐れとなります。

ChatGPTを使いこなせるように、活用方法について把握しておきましょう。

※ 無料のGPT-3.5と有料のGPT-4では性能もできることも異なります

<抽象的なChatGPTの活用方法>

  • エッセイやコラム、メール、小説、作文、論文、読書感想文、ブログ記事、企画書、プレゼンテーション、歌詞、料理レシピ、旅行プランの作成
  • 文章の校正、英語の添削・翻訳
  • プログラミングコードの作成や修正
  • 画像の生成、画像内のテキストの抽出・説明
  • グラフや表の作成
  • 文章や画像のブラッシュアップ
  • 炎上リスクの判断
  • 日常会話

<具体的なChatGPTの活用方法>

  • 売上が伸びるビジネスモデル、マーケティング方法、営業方法などの相談をしつつ、アイデアを求める
  • 知りたい用語の検索(Google検索よりも素早く把握可能)
  • ブログやSNSに投稿する画像・イラストの生成
  • Googleスプレッドシートと連携して画像生成の半自動化
  • 顧客からのお問い合わせに対応したカスタマーサポートの応対マニュアル作成
  • 海外の参考資料(画像)の内容を日本語に翻訳してもらう
  • 作成したいサイトの参考画像を見してプログラミングコードを書いてもらう
  • 手書きのノートやメモをテキストデータ化してオンラインストレージにて管理する
  • サイト内設定から自分の立場(ブロガー、YouTuber、コンサルタントなどの職業)をChatGPTに伝えて、自分専属の助手にする

活用事例を挙げだしたらキリがないほど、ChatGPTではあらゆることが実行できます。

考えられるデメリットは「誤った情報を提供する可能性があること」くらいですが、大多数のメリットに埋め尽くされているので問題ないです。

ChatGPTは、暇があったら常に触っておくべきと推奨できるくらい、現代には欠かせない代物と言えます。

ChatGPTの利用料金

OpenAI社のChatGPTの利用料金は、以下の通りです。

 GPT-3.5GPT-4
利用料金無料ブラウザ:20ドル/月
アプリ:3,000円/月
機能や性能の違い■約5,000文字のテキスト
生成・処理に対応
■質問に対する
回答スピードは早い
■精度や整合性に
不正確さが残る
■画像などは未対応
■プラグイン未対応
■My GPTs未対応
■模擬司法試験では
下位10%程度の成績
■25,000文字のテキスト
生成・処理に対応
■回答精度の向上
■整合性の向上
■画像入力が可能
■自分好みの機能を追加
できるプラグイン対応
■専門家AIを自由に制作
できるMy GPTs対応
■模擬司法試験では
上位10%程度の成績

また、GPT-4の決済手段には、以下の種類が用意されています。

料金■ブラウザ:20ドル/月
■アプリ:3,000円/月
クレジットカードVisa、MasterCard、JCB
American Express、Discover
Diners Club
プリペイドカードバンドルカードやKyashなど
デビットカード一部のカードのみ
キャリア決済使用不可

※ 円高や円安の関係でブラウザ版の値段は変動する
※ クレカ決済は海外決済手数料が別途発生

GPT-3.5とGPT-4には大きな違いがあり、機能面や性能面において圧倒的にGPT-4の方が優れています。

例えるなら、「犬vs災害(台風・地震)」です。

勝負にすらならないほど両者のスペックには大きな差がありますので、有料版の導入は検討すべきでしょう。

ChatGPTの利用方法・始め方

OpenAI社のChatGPTは、スマホ(iPhone・Android)、PC(Mac、Windows)、タブレットに対応しています。

いずれかでアカウント登録を済ませば、アプリからでもブラウザからでも利用可能です。

  1. PC(Mac、Windows)での始め方
  2. スマホ(iPhone・Android)での始め方

それでは、順番に解説していきます。

PC(Mac、Windows)での始め方

PC(Mac、Windows)から始める際の流れは、以下の通りです。

  1. ChatGPT公式サイトから「TRY CHATGPT」をクリック
  2. 「Sign up」を選んでアカウント登録を開始する
  3. メアドやパスワードを入力する
  4. OpenAIからメールが届くので、メール内の「Verify email address」をクリック
  5. 名前と電話番号を入力する
  6. 六桁の認証コードがメールで届くので入力
  7. アカウント登録完了

ちなみにPCもスマホも登録方法は同じになります。

また、ChatGPTの有料版「ChatGPT Plus(GPT-4)」へのアップグレード方法は、以下の通りです。

  1. スマホやPCから無料版のアカウント登録を済ます
  2. VisaやMasterCardといったクレジットカードを用意する
  3. ChatGPTにログインする
  4. 画面左下にある「Upgrade to Plus(プラスにアップグレード)」をクリック
  5. ChatGPT Plusの「Upgrade to plan」をクリック
  6. カード情報や請求先の住所などを入力
  7. 画面に「Payment received! You’ve been upgraded to ChatGPT Plus.」と表示されれば、アップグレード完了

アップグレードを終えれば、いつでも「GPT-3.5」と「GPT-4」を切り替えることができます。

加えて、プラグインの追加や画像挿入などができるようになっているので、ぜひ試してみてください。

スマホ(iPhone・Android)での始め方

ChatGPT

ChatGPT

OpenAI無料posted withアプリーチ

スマホ(iPhone・Android)から始める際の流れは、以下の通りです。

  1. ChatGPT公式サイトや上記アプリから「TRY CHATGPT」をクリック
  2. 「Sign up」を選んでアカウント登録を開始する
  3. メアドやパスワードを入力する
  4. OpenAIからメールが届くので、メール内の「Verify email address」をクリック
  5. 名前と電話番号を入力する
  6. 六桁の認証コードがメールで届くので入力
  7. アカウント登録完了

ちなみに、ブラウザ版とスマホアプリ版では使える機能に違いがあります。

ブラウザ版アプリ版
プラグイン
(拡張機能)
×
DALL-E3
(画像生成)
GPT-4
音声質問×
My GPTs
(専用のAI作成)

作成不可、利用可
日本語

このように、ブラウザ版とアプリ版とでは「できること」に違いがありますので、上手に使い分けましょう。

アプリ版は機能に制限が設けられていますが、UIやUXの面ではブラウザ版のよりも上回っている気がします。

ChatGPTで日本語化する方法

画面左下の「アカウント名」をクリックします。

上から4番目の「設定」項目をクリックします。

ロケール(アルファ)の項目から「ja-JP」を選択することで、画面内のほぼ全てが日本語になります。

ただし、それでも一部日本語化に対応していない箇所もあるのが現状です。

ですので、GoogleChromeブラウザの拡張機能「Google翻訳」を使ったり、ChatGPTに「日本語で対応して」とプロンプトを入力したりする必要があるでしょう。

まとめ

ChatGPTは、人工知能の新しい時代を切り開く画期的な技術です。

その応用範囲は広がりつつあり、未来に向けて大きな期待が寄せられています。

しかし、その利用には法務面の整備倫理的な配慮も必要であり、バランスの取れた進展が求められるでしょう。

この技術がもたらす未来は、私たち全員にとって刺激的で、新しい可能性に満ちています。

ぜひ、この先進的な技術を日々の暮らしに導入してみてはいかがでしょうか。

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