【情報整理AI】資料の理解促進や勉強に役立つGoogleのNotebookLMとは? | マネルト

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【情報整理AI】資料の理解促進や勉強に役立つGoogleのNotebookLMとは?

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この記事を要約すると・・・

NotebookLMとは「アップロードした資料をもとに効率的に情報収集できるAIリサーチアシスタントサービス」のこと
具体的に、生成AIが要約を作成したり、音声対話形式に変換して耳から学習したり、他にも理解度チェックのための問題集を生成してもらったりすることが可能
基本利用は「無料」で、月額2,900円を支払えば他の利便性の高い機能も使えるようになる

情報過多の現代、ビジネスパーソンは大量の資料や会議内容を効率よく整理・理解する必要があります。

そんな中、GoogleのNotebookLMというAIツールが注目を集めています。

たとえば会議の議事録や長大なレポートをアップロードすると、要点を自動要約したり、まるでポッドキャスト番組のように音声で解説してくれると聞いたら興味が湧きませんか?

本記事では「NotebookLMとは何か」から始め、その料金体系や使い方、押さえておきたい特徴(音声概要機能やマインドマップ作成機能)と具体的な活用例まで、ビジネスに役立つポイントをわかりやすく解説します。

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NotebookLMとは?

NotebookLM(ノートブックLM)とは「Googleが提供するリサーチアシスタントAI搭載型のノートサービス」です。

Google NotebookLM

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単なるメモ保存ではなく、アップロードした資料からAIが重要ポイントを抽出・要約し、関連情報には引用元(ソース)付きで回答してくれます。

つまり、自分専用に訓練された“頭のいいノート”のような存在です。

なえむ
なえむ

ChatGPTのような生成AIにもインターネットから情報検索・要約する機能があるけど、あれとの大きな違いは「全て指定できる点」だね! NotebookLMの場合は、自分が信用できる情報源を共有してそれを基に情報抽出できるけど、ChatGPTはAI側が良いと判断したWebページからしか情報抽出されないから、情報源の正確性をわざわざ調べる必要があるんだよ。しかもNotebookLMはリサーチに特化されているから、他にも関連深い有用な機能がいっぱい!

実験的プロジェクトとして2023年にGoogle Labsから登場し、現在は世界200以上の地域で利用可能となっています(日本語にも対応済み)。

ビジネスパーソンにとっては、複雑な情報を噛み砕いて理解するための心強いパートナーと言えるでしょう。

NotebookLMの基本機能としては、ユーザーがPDFやWord、Googleドキュメント・Googleスライド、ウェブ記事、さらには音声や動画まで様々な形式のコンテンツをノートに追加でき、それらを元にAIが即座に分析を行います。

▶︎マネルト投稿記事「【自律型AI】AIエージェントとは?特徴や生成AIの違い、サービス、使用例について解説」を共有。左側に共有したソース一覧、真ん中にAI生成テキスト&チャット欄、そして右側に音声概要&メモ帳といった機能がある

例えば長大な報告書をアップロードすると、一クリックで要約(Summary)やFAQ形式のQ&A、タイムライン、ブリーフィングドキュメントといった形で内容を整理可能です。

チャット画面で質問すれば資料に基づく的確な回答が返ってくるので、出典元の正確性さえ自分で精査できれば信頼性も担保されます。

従来は自力で行っていた情報収集・要約・整理をNotebookLMが代行してくれるイメージです。

これを有効活用できれば、仕事や勉強がこれまで以上に捗るでしょう。

NotebookLMの料金

気になる料金体系ですが、NotebookLMは基本無料で利用開始できます。

18歳以上のGoogleアカウントユーザーであれば、追加コストなしでNotebookLMの全主要機能(資料アップロード、要約生成、Q&A、音声概要など)を試せます。

無料版でもノートブックは最大100個、各ノートに50件まで資料を登録可能で、1日の質問(クエリ)上限は50回、音声概要生成は3回までといった利用制限があります。

よりヘビーに使いたい場合や追加機能が必要な場合は、NotebookLM Plus(ノートブックLMプラス)へのアップグレードが検討できます。

NotebookLM Plusは有料のプレミアム版で、Google Oneの「AIプレミアムプラン」加入者向けに提供されています。

料金は個人向けパソコン版で「2,900円(税込)/月」です。

NotebookLM Plusでは、無料版の5倍の利用上限(最大500ノート、各ノートに300件の資料、1日500クエリ・20音声概要生成まで)に拡大し、高度なプレミアム機能も利用可能です。

プレミアム機能とは具体的には、チャット専用ノートの共有(資料は非公開にしてQ&A対話だけ共有可能)、応答スタイルのカスタマイズ(例えば口調を「ガイド風」や「アナリスト風」に変更したり、回答の長さを指定)や、ノート分析(共有したノートが他ユーザーにどれだけ閲覧・利用されているかの簡易分析)といったコラボレーション・カスタム機能がPlus限定で使えます。

ビジネスチームでノートブックを共有したり、AIの語り口を調整してレポートを生成させたりといった高度な使い方をしたい場合にPlusは有用でしょう。

さらに、Google Oneメンバーシップには、以下の特典が含まれます。

  • Googleの最上級AIモデルを搭載した「Gemini Advanced」
  • メールの作成、返信、要約、検索ができる「Gemini in Gmail」、文章作成、アイデア出しなどでサポートする「Gemini in Googleドキュメント」など
  • 2TBの保存容量
  • 最新イノベーション機能への優先アクセス権
  • その他のGoogle One プレミアムの特典

NotebookLMを最大限に利用できるだけでなく、Googleが提供する他の生成AI機能にもアクセスできるようになるので、これが月額2,900円なら非常にお得ではないでしょうか。

なえむ
なえむ

しかも有料版トライアルは「1ヶ月無料」だよ〜!

なお企業向けには、NotebookLM Plusのエンタープライズ版がGoogle Cloud経由で提供されています。

機密性の高いデータを扱う企業でも安心して利用できるよう、VPC-SC(仮想プライベートクラウド境界)IAM制御など追加のセキュリティ機能を備えています。

既にGoogle Workspace(ビジネス向けGmail/ドライブ等)のBusiness Standard以上を契約している組織であれば追加料金なしでPlus相当の機能が利用できるケースもあります(Workspaceのプランによって異なる)。

NotebookLMの使い方

NotebookLMの使い方はシンプルですが、多機能ゆえに最初は戸惑うかもしれません。

ここでは基本的な流れを押さえておきましょう。

  • <ノートブック作成>
    まずNotebookLMのサイトにGoogleアカウントでログインし、新規ノートブックを作成します。
  • <資料の追加>
    次に要約・分析したい資料をそのノートブックに追加します。対応フォーマットは豊富で、PDFやテキストファイルはもちろん、WebページのURLやYouTube動画のリンク、音声ファイルまでOKです。例えば会議の録音音声(mp3等)をアップロードすると自動で文字起こし(テキスト化)され、内容を理解した上で要約や分析ができる状態になります。YouTube動画のURLを直接指定することも可能で、動画内の音声をAIが解析しテキスト化→要約してくれるので、長尺のセミナー映像も短時間でポイント把握できます。
  • <自動要約・分析>
    資料を追加すると、NotebookLMがその内容を読み込みます。画面には「要約を作成(Summarize)」「FAQを生成」「タイムラインを作成」「Briefing Docを作成」等のワンクリック生成オプションが表示されるので、目的に応じて選びましょう。たとえば「Summarize」をクリックすれば、アップロード資料の要旨を箇条書きや短い段落でまとめたサマリーが即座に作成されます。また「タイムライン」を選ぶと文章内の出来事を時系列で整理したリストが得られます。これら自動生成コンテンツはノート内に保存され、後から見返したり編集メモを追記することもできます。
  • <AIに質問する>
    NotebookLMの真骨頂は、チャットUIでの「対話型情報検索」です。ノートブックに資料を入れた状態で質問を入力すると、AIが資料に基づいた回答を返してくれます。「このレポートの要点を3つ教えて」「会議で決定したアクションアイテムは?」「Chapter2の内容を要約して」など自由に聞いてみましょう。回答には根拠となった文章の引用や出典が明記されるため、後で検証したり原文を読み返したりも簡単です。追加の質問で深掘りしたり、新たに関連資料をアップロードして質問を続けることも可能です。
  • <音声概要の再生>
    音声概要(Audio Overview)機能を使えば、テキストで結果を得るだけでなく、生成した要約を音声コンテンツとして聞くことも可能です。音声概要の生成ボタンを押すとAIが資料内容について対話する音声ファイルが作られます。生成後はスマホアプリからオフラインで再生することもできるので、通勤時間に「自分用ポッドキャスト」として聞き流す、といった活用もできます。

以上が基本的な使い方です。

対応プラットフォームについて補足すると、PC(Windows/Mac)ではWebブラウザ上でNotebookLMを利用します。

スマートフォン向けには公式のNotebookLMアプリ(Android)が提供されており、Google Playからダウンロード可能です。

Google NotebookLM

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iPhoneのアプリプラットフォームであるApp Storeでは、2025年5月20日にリリース予定となっています。

スマホアプリでは、ノートの閲覧や音声概要の再生ができ、オフライン再生バックグラウンド再生にも対応しています。

NotebookLMの押さえておきたい特徴4選

ここからはNotebookLMならではの注目すべき特徴にフォーカスします。

数ある機能の中でも特に話題になっている

  1. 音声概要の作成
  2. マインドマップ作成
  3. YouTube動画の要約
  4. スタディガイドの生成

について、その内容と活用シーンを見ていきましょう。

1.音声概要機能機能(Audio Overview)

音声概要(Audio Overview)は、NotebookLMを語る上で外せないユニークな機能です。

アップロードした資料を元に、AIがまるでポッドキャスト番組のような対話音声を生成してくれます。

具体的には、AIが2人の架空ホストの音声を合成し、お互いに掛け合いながら資料の内容を要約・解説するものです。

単なる一方的な音読ではなく、「○○という調査結果がありますね。それについて△△はどう考える?」といった具合に、まるで専門家同士が議論しているかのような臨場感で情報が語られるため、耳から知識を吸収しやすいのが特徴です。

実際に、以下の記事をもとにポッドキャスト番組を作成したので聴いてみてください。

【自律型AI】AIエージェントとは?特徴や生成AIの違い、サービス、使用例について解説

なえむ
なえむ

ポッドキャスト番組は情報収集スピードが遅いけど、両手が塞がっている状況や移動中でもインプットできるのが良いよねっ! かなり高精度だからぜひ試してみて〜!

この音声概要はワンクリックで生成可能で、出来上がった音声はファイルとしてダウンロードしたり、そのままアプリで再生することができます。

例えば長めの業界レポートも、音声概要を作成すれば通勤中に聞いて内容を把握できるため時間の有効活用になります。

視覚で文章を追うより聴覚でのインプットが得意な方には特に嬉しい機能でしょう。

実際「AIが資料内容を語り合う」という新鮮さも手伝ってか、本機能は2024年9月の登場直後から大きな注目を浴びました。

当初この音声概要は英語のみ対応でしたが、2025年4月に大幅アップデートがあり、日本語を含む76の言語で利用可能となりました。

設定画面に「出力言語」のオプションが追加され、好みの言語で音声概要を生成できます。

例えば日本語の資料から英語の音声概要を作成したり、その逆も可能になり、多国籍な情報源を扱う際にも便利です。

ビジネスパーソンにとっては、海外資料の内容を母国語で音声要約して聞く、といった使い方もできるわけです。

なえむ
なえむ

音声概要で生成される会話は、あくまでユーザー提供資料に基づくAI生成コンテンツだよ。だから、内容が網羅的・客観的でない可能性があるから注意してね〜。

「解説」とはいえAIホストが冗談交じりに軽妙なトークを展開する場面もあり、学術論文の正確な朗読というより「資料に基づく雑談風まとめ」と捉えると良いでしょう。

また、大容量のノートでは生成に数分かかる場合があります。

現時点ではリアルタイムでユーザーが会話に口出しすることはできません(将来的に対話に介入して質問する機能の実現も検討されている模様)。

とはいえ新しい角度で情報を理解できるこの音声概要機能は、忙しいビジネスパーソンがスキマ時間に効率よくインプットする手段として革命的と言えるでしょう。

2.マインドマップ作成機能

もう一つ押さえておきたいのが、2025年3月に追加されたマインドマップ自動生成機能です。

NotebookLMは、アップロードした複数の資料から主要な概念と関連トピックを抜き出し、枝分かれ形式のインタラクティブなマインドマップを作成してくれます。

例えば、研究論文やプロジェクト文書をノートに入れてマインドマップを生成すると、資料内で頻出するテーマや重要キーワード同士の関係が一目でわかる図が得られます。

▶︎実際にNotebookLMで作成したマインドマップ。情報量こそ少ないが、これがすぐに自動生成されるのは便利

各トピックをクリックすると、そのブランチ(枝)を折りたたんで隠したり、逆に詳細な説明をチャットで表示させたりすることもできます。

この機能により、複雑な情報も視覚的に全体像を把握しやすくなります。

文章だけでは見落としがちなトピック間の関連性も、マップ上で線が繋がっていれば理解が進みます。

例えばプロジェクトの利害関係者マップや、新規事業のアイデア出しなどでも役立ちそうです。

生成したマインドマップはノート内に画像として保存され、必要に応じてダウンロードも可能です。

ちなみにこのマインドマップ機能はNotebookLM無料版でも利用できます。

直感的に情報整理できるツールとして、ぜひ活用してみたいところです。

3.YouTube動画の要約機能

NotebookLMでは、mp3の音声データはもちろん、YouTube動画のURLまでテキスト生成の材料にすることができます。

これはあるようで意外とない機能となり、さまざまなシーンで重宝します。

例えば今の時代、「講義動画」「ビジネス番組」などの学習できるコンテンツは豊富に存在しますが、勉強に充てられる1日の時間は限られており悠長に視聴している暇はありません。

中には、本旨から逸れた関係のない雑談が含まれているものもあるので、もっと効率的に知識を得たい人もいるでしょう。

そこでNotebookLMの出番で、該当のURLを入力するだけで「動画をテキスト化」できます。

あとは、要約文章を読んだり質問したりするだけで欲しい情報をインプット可能です。

YouTube動画の要約は大人気のChatGPTでもできません。

そんな有用性の高い機能が無料で開放されているので、積極的に活用しましょう。

4.スタディガイド(学習ガイド)の生成

スタディガイド(学習ガイド)とは「共有資料を基に問題集や用語集を作成してくれる機能のこと」です。

これを活用すれば、学習内容を本当に覚えているのかを一人でチェックできます。

有料の教材も問題集も必要ありません。

NotebookLMなら学習からテストまで全て無料で完結します。

なえむ
なえむ

暗記したいときに超便利だよ〜!

NotebookLMの活用例

最後に、NotebookLMをビジネスシーンで具体的にどのように活用できるか、いくつかユースケース(活用例)を紹介します。

自分の業務に当てはめるヒントとして参考にしてください。

  • <会議の議事録作成・要約共有>
    会議や打ち合わせの内容を効率よく記録・共有するのにNotebookLMは最適です。例えば会議を録音しておき、その音声ファイルをNotebookLMにアップロードすると自動で「文字起こし+要点サマリ生成」まで行えます。生成された要約を元に議事録を清書したり、Q&A機能で「決定事項は?」「次回までの課題は何か?」と質問して抜け漏れがないか確認するといった使い方ができます。NotebookLM Plusなら議事録ノートをチームメンバーと共有し、他の参加者はチャット経由で確認・質問できるので情報共有もスムーズです。
  • <文献・論文のレビューとインサイト抽出>
    コンサルティングや研究開発の現場では、大量のレポート論文から知見を得る必要があります。NotebookLMに関連資料を放り込んでおけば、各文書の要旨を短時間で把握し比較検討することが可能です。例えば専門的な論文も、NotebookLMに「この論文の結論は?」「他の資料と結論が異なる点は?」と質問すれば、重要なポイントや相違点を抜き出して教えてくれます。生成されたQ&Aには出典が明示されるため、あとで実際の論文箇所を読み直して裏付けを確認することも簡単です。またマインドマップ機能により複数文献に跨るキーワードの関係性を視覚化することで、新たな関連性やアイデアを発見することも期待できます。
  • <ポッドキャスト・動画コンテンツの要約>
    業務上リサーチのために長時間のWebセミナー動画や業界ポッドキャストに目を通したいが、時間が足りない…という場合にもNotebookLMが助けになります。YouTube動画のURLをノートに追加すれば内容を解析して要約テキストを生成してくれるので、1時間の講演も数分でポイントだけ掴めます。さらに音声概要機能を使って日本語の解説音声を生成すれば、あたかも日本語同時通訳付きのダイジェスト版ポッドキャストのように内容を把握できるでしょう。自分が出演したウェビナーの内容を後から振り返る際などにも活用できます。また社内研修の録画ビデオをNotebookLMで要約→参加者に配布すれば、復習用資料としても有用です。

上記のほかにも、営業資料やプロジェクト提案書を作る前段階で関連情報をインプットしたり、社内ナレッジをNotebookLMに集約して新人教育に活かすなど、アイデア次第で活用法は無数に考えられます。

ポイントは、NotebookLMが「自分専用に調教されたAIアシスタント」であるという点です。

汎用的なChatGPT等と異なり、与えた社内資料や専門文書を土台に回答してくれるため、精度の高い分析や安全性の高い情報共有が可能になります。

特にPlus版で利用できるノート共有分析機能はチーム業務との親和性が高く、今後仕事の進め方そのものを変革しうるポテンシャルを秘めています。

なえむ
なえむ

NotebookLMを使う人と使わない人とで大きな差が生まれそうだね…!

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