ChatGPTのスマホアプリ版(iPhone・Android)の機能や使い方、日本語化について解説! | マネルト

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ChatGPTのスマホアプリ版(iPhone・Android)の機能や使い方、日本語化について解説!

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この記事を要約すると・・・

ChatGPTの本物は2023年5月にOpenAI社からリリースされた
スマホアプリの有料版ChatGPTでは、高性能な生成AI「GPT-4」や、画像生成AIの「DALL-E3」、オリジナルのChatGPTを誰でも簡単に制作・共有できる「MyGPTs」、音声入力、画像共有といった便利な機能を利用できる
Custom instructions(カスタム指示)に「日本語で返信して」と入力すると、ChatGPTの返答がすべて日本語化される

2023年にOpenAI社から本物のChatGPTアプリがリリースされました。

iOS・Android共にサービス提供が行われていますが、パソコンやスマホから利用できるブラウザ版とは若干仕様が異なります。

そこでこの記事では「ChatGPTのスマホアプリ版(iPhone・Android)」について徹底解説していきます。

ChatGPTとは「人間のような自然な会話や画像生成ができる最先端のチャットサービス」です。

様々なコンテンツを生成できるので生成AIとも呼ばれています。

例えば、小説やエッセイ、メール、プログラミングコード、画像・イラストなどを生成可能です。

優秀な生成AIとして注目を浴び続けるChatGPTをスマホから手軽に扱うことができるので、まだ触れていない人もぜひこの機会に記事を読んで利用してみてください。

本物のChatGPTアプリについて

ChatGPT

ChatGPT

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本物のChatGPTアプリは、こちらになります。

2023年のサービス開始時期にはまだブラウザ版しか存在せず、本物を模倣した非公式のアプリで溢れかえっていました。

そんな中、2023年5月26日にiPhone(iOS)版が、同年7月26日にAndroid版が遅れながら登場し、偽物の性能を凌駕する本物が紛い物を圧倒することに。

性能差はもちろん、情報の正確性や安全性の面でも信頼できるのはOpen AI社がリリースした本物のChatGPTになりますので、くれぐれも偽物を本物と思い込まないように注意してください。

ChatGPTアプリの機能について

ChatGPTアプリは、無料版・有料版問わずブラウザ版とほぼ同じ機能を備えています。

ただ、アプリ版限定の機能だったり、一部制限が設けられている機能があるため、この項目ではその点について解説していきます。

無料版と有料版の機能について

まず、無料版と有料版の機能の違いには、主に以下5つが挙げられます。

無料版有料版
言語モデルGPT-3.5GPT-4
画像生成
(DALL-E3)
×
画像共有×
GPTの制作・共有
(MyGPTs)
×
プラグイン×

無料版では、欲しいイラストを簡単に生成できる「DALL-E3」や、目的に特化したオリジナルのChatGPTを制作・共有できる「MyGPTs」といった魅力的な機能を使用できません。

他にも様々な機能にアクセスできないことから、有料版の総合パフォーマンスを10とした場合、無料版は1程度の最低レベルです。

\ 【完全版】無料版と有料版の違いを徹底比較! /

ChatGPTアプリ限定の機能について

2024年1月時点では、アプリ版に以下2つの限定機能が搭載されています。

  1. 音声会話
  2. 生成画像の編集

音声会話

ChatGPTアプリの1つ目の限定機能は「音声会話」です。

音声で質問することにより、ChatGPTも音声で応答してくれる機能になります。

  • 1枚目画像:
    画面右下にある「ヘッドフォン」をタップすると音声会話を始められます。
  • 2枚目画像:
    画面内に「Start speaking」と表示されたら質問してみましょう。少し待つと音声で回答してくれます。
  • 3枚目画像:
    受け答えの内容がチャット画面に記録されるので、いつでも見返すことが可能です。

▶︎5種類の音声を用意。設定から変更可能

ちなみに、回答に使用する音声は、お好みに応じて変更可能です。

また、「録音した音声をテキスト化してプロンプト入力することも可能」です。

  • 1枚目画像:
    メッセージ入力欄にある「音声マーク」をタップすると録音が開始されます。
  • 2枚目画像:
    スマホのマイクに向かって質問してみましょう。質問を終えたら画面をタップして録音を終了します。
  • 3枚目画像:
    質問した内容が自動でチャット欄に入力されます。後は送信ボタンを押すだけで、ChatGPTに質問できます。

これらの音声機能により、両手が塞がっていてもChatGPTを利用することができます。

生成画像の編集

ChatGPTアプリの2つ目の限定機能は「DALL-E3で生成した画像の編集」です。

画像生成AI「DALL-E3」で作成した画像に、アプリ内から直接テキストや図形を加えることができます。

  • ペン、シャーペン、蛍光ペン、筆ペン、鉛筆、クレヨンなどで落書きが可能
  • ステッカー、画像の説明文、テキスト、署名、図形を追加できる

ブラウザ版では生成画像を直接いじることができないため、スマホアプリ版なら生成作品をすぐに編集してSNSにアップロードすることが可能です。

DALL-E3にイラストの一部を生成してもらい続きを自分で描く、という使い方もできるでしょう。

ChatGPTアプリ未搭載の機能について

ChatGPTアプリでは、ブラウザ版に搭載されている「プラグイン」「MyGPTsの制作機能」が使えません。

▶︎ブラウザ版(パソコン)のプラグイン使用画面。アプリ版では機能の拡張ができない

▶︎ブラウザ版(パソコン)のGPTs制作画面。アプリ版では制作できない

ただし、「ブラウザ版で自身が作成したGPTs」「他人が制作したGPTs」をアプリ版から利用することは可能です。

ChatGPTアプリの使い方について

ChatGPT

ChatGPT

OpenAI無料posted withアプリーチ

ChatGPTの使い方は非常に簡単です。

まずは、AppStoreかGoogle Playから公式アプリをダウンロードし、アカウント登録を済ませましょう。

  • GPT-3.5からGPT-4に変更する方法
  • ChatGPTと会話する方法
  • 生成文章のコピーや参考文献をチェックする方法
  • 画像生成の方法(DALL-E3)
  • 画像共有の方法
  • 他人が制作したGPTsを使用する方法(MyGPTs)
  • お気に入りのGPTsをピン留めする方法

GPT-3.5からGPT-4に変更する方法

スマホ画面の上部中央に「ChatGPT-3.5」と表記されているので、これをタップします。

GPT-4の選択肢が出現するので、これを押下すると言語モデルを変更可能です。

ChatGPTと会話する方法

アプリを開いた画面の下側にチャット欄があるので、そこにプロンプト(指示文)を入力していきます。

すると、数十秒ほどで回答が生成されます。

使用モデルのGPT-4(有料版)には、インターネットを検索する「Webブラウジング機能」が搭載されているので最新の情報でもアクセス可能です。

なお、ChatGPTといった生成AIアプリは万能なため、以下のようなあらゆる作業をこなしてくれます。

  • 質疑応答
  • メール、エッセイ、コラム、ブログ記事、作文、論文のアウトライン、商品説明文、キャッチコピー、LPの構成案、AI用のプロンプト、プログラミングコード、ネーミングの作成
  • 文章の校正・推敲・リライト
  • 文章の要約・分析
  • 外国語の翻訳
  • アイデア出し
  • 表、関数、数式の作成
  • フローチャート、マインドマップといった図の作成
  • 経営や家計などの状況分析

上記は数ある中の一例にすぎませんので、プライベートや仕事の作業を効率化できるように色々と試してみてはいかがでしょうか。

生成文章のコピーや参考文献をチェックする方法

ChatGPTが生成した文章を長押しすると、コピー再生成を促すことができます。

また、青色の[ ” ]マークをタップすることで、「ChatGPTが何を参考に文章を生成したのか」を確認可能です。

リンク先のサイトにアクセスして付随する情報をチェックしたり、関係者にリンクを共有したりもできるので、ビジネスの現場で重宝するでしょう。

画像生成の方法(DALL-E3)

アプリを開いて、左上にあるメニュー(2本線マーク)から「DALL-E3」をタップします。

DALL-E3を使えば、生成したい画像の特徴をチャット欄に入力するだけで、あっという間に2枚のイラストが完成します。

日本アニメに登場しそうなハムスターのイラストを生成して。
・ドット絵
・太陽の照る木陰で眠っている様子
・そよ風が吹いている

上記のプロンプトで生成されたイラストは、こちらです。

▶︎一枚目に生成された画像。プロンプトを忠実に再現している。自分で描いたら何時間もかかりそうだが、DALL-E3ならものの数十秒でハイクオリティな作品が完成

▶︎二枚目に生成された画像。カメラロールへの保存はもちろん、編集や共有も可能

ちなみに、元画像の類似画像も生成することができます。

画像IDシード値をDALL-E3に尋ね、それらのIDを元に修正依頼をだせば、モデルの雰囲気を保ったまま別の画像を生成可能です。

▶︎モデル画像の一部のみを変更した類似画像

DALL-E3は有料機能ですが、これだけクオリティの高い作品を短時間で生成できるため、課金する価値は十分にあるでしょう。

類似画像を生成する方法や著作権について気になる方は、以下の記事をチェックしてください。

画像共有の方法

チャット欄の左側から、写真PDFといったファイルを共有できます。

ファイルを共有することで、情報抽出・要約・分析・翻訳が可能です。

例えば、共有画像に類似している画像を生成してもらったり、長文の論文を要約してもらったり、画像や文章ファイルの英語を日本語に翻訳してもらうといった使い方ができるでしょう。

他人が制作したGPTsを使用する方法(MyGPTs)

メニュー画面内の中央部にある「Explore GPTs」をクリックします。

するとGPTストアに遷移するので、あとは欲しいGPTsを探すだけです。

GPTストアでは、画像生成やライティング、プログラミングなど各カテゴリごとに1〜6位の人気ランキングが掲載されています。

基本的には、ランキング上位のGPTsがより多くのユーザーに利用されている(=人気)指標になりますので、ぜひチェックしてみてください。

お気に入りのGPTsをピン留めする方法

まずは、GPTストアから目的のGPTsを探します。

次に、画面上部に表示されたGPTs名をタップします。

最後に「Keep In Sidebar」を押下するだけです。

これで、ChatGPTのメニュー画面にGPTsが追加されます。

ChatGPTアプリを日本語対応に設定する方法

ChatGPTスマホアプリ版からは、GPTの返答をすべて日本語化させることが可能です。

日本語対応に設定する方法は、以下の通りです。

  1. ChatGPTアプリを開く
  2. アカウント名を押す
  3. Custom instructions(カスタム指示)を押す
  4. 「日本語で返信して」と入力する

①ChatGPTアプリを開く

まずはアプリを開いて、画面左上のメニューをタップします。

②アカウント名を押す

次に画面下側のアカウント名をタップします。

③Custom instructions(カスタム指示)を押す

そして、画面中央にある「Custom instructions(カスタム指示)」をタップします。

④「日本語で返信して」と入力する

最後に、Custom instructions(カスタム指示)をONにして、画面下側の入力欄に「日本語で返信して」と加えるだけで、日本語化の設定は完了です。

これで、ChatGPTとの会話時に日本語で返答してくれるようになります。

そもそもカスタム指示とは、ChatGPTにあなたの情報や要望を事前に共有して、チャット時の応答を最適化できる機能のことです。

  • <上:あなたのプロフィールを入力する項目>

    例えば、「私は仮想通貨を専門としたWebライターで記事制作を生業にしているため、情報量の多い回答を好みます。目的は『専門用語を噛み砕いて小学生にもわかるような記事を生産し、多くの読者へ価値を提供すること』です」という風に、予めあなたの職業や思想を共有しておきましょう。
  • <下:ChatGPTからどのような応答を求めるのかを入力する項目>

    例えば、「回答の際は必ず結論から先に述べてください。その後に理由と例文を述べてください。私が送信した情報が不十分な場合には、齟齬が発生する恐れがあるため必ず質問してください。なお、これらの返答は全て『日本語』でお願いします」というように、ChatGPTの返答に求める内容をまとめましょう。
    情報をわかりやすい形式で出力してもらいたい場合は、リスト・表・プログラミングコード・数式など目的に応じた回答条件を指定すればOKです。

以上の設定を終えることで、新しいチャット欄から期待通りの応答を受けられるはずです。

\ ブラウザ版で網羅的に日本語化できる方法はこちら! /

ChatGPTアプリの料金について

ChatGPTは、無料で利用することが可能です。

ただし、無料版の場合は「GPT-3.5」と呼ばれる下位モデルしか使用できません。

一方、有料版は「ChatGPT Plus(月額3,000円)」に加入することで利用でき、「GPT-4」と呼ばれる性能が格段にグレードアップした上位モデルを使用できます。

支払い方法は、以下の4つです。

  • クレジットカード
  • PayPal
  • Apple Pay
  • Google Pay

また、アプリ版とブラウザ版では料金システムが異なっており、アプリ版の場合は「月額3,000円」ですが、ブラウザ版は「月額20ドル」となっています。

そのため、円安円高の影響により価格が上下することとなり、月額3,000円よりも高くなることもあれば、安くなることもあります。

どちらで決済する方が得かは、為替レートの状況次第なので一概には言えませんが、アプリ版とブラウザ版では料金が異なる、ということは頭に入れておきましょう。

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