【活用方法】ChatGPTの高度な音声会話機能「Advanced Voice Mode」の使い方について解説 | マネルト

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【活用方法】ChatGPTの高度な音声会話機能「Advanced Voice Mode」の使い方について解説

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この記事を要約すると・・・

Advanced Voice Modeとは「応答が素早く感情表現に富んだ生成AIと対話できるChatGPTの音声会話機能」のこと
Advanced Voice Modeの主な活用方法は「①英語や中国語といった外国語の勉強」「②外国人との会話(翻訳)」「③メンターへの壁打ち」の3つ
Advanced Voice Modeの主な注意点は「①時間制限が設けられている点」「②StandardからAdvancedへの引き継ぎができない点」の2つ

ChatGPTの新しい音声機能「Advanced Voice Mode(アドバンスドボイスモード)」は、ユーザーに音声を通じた高度な対話体験を提供する強力なツールです。

この音声機能は、単なるプロンプトの入力手段としてだけでなく、日常のさまざまなシーンで役立つ、便利で直感的な対話手段を提供します。

例えば、難解で複雑な質問にも素早く答えられるほか、感情的なニュアンスを含めた会話も可能です。

これにより、ユーザーはより親しみやすく、効率的にChatGPTを活用することができます。

また、音声による会話は、文字入力が難しい状況でも活用できるため、多様な環境での利用が期待されます。

本記事では、そんな高度なボイスモード機能の具体的な活用方法について詳しく解説します。

スマートな会話が可能になるこの機能を活用して、より自然で人間らしいコミュニケーションを体験してみましょう。

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Advanced Voice Modeとは?

Advanced Voice Modeとは「まるで人間と話しているかのように自然な会話を実現できるボイスモードのこと」です。

会話相手となるGPT-4oは、人間に近い声・イントネーションで話すため、従来の音声サービスのように機械的ではありません。

また、「0.3秒という超高速で応答できる点」も特筆すべき項目で、社会の在り方を大きく変える存在になることは間違いないでしょう。

詳細な基本情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Advanced Voice Modeの使い方

Advanced Voice Modeは、iPhone・Androidのスマホアプリ版でのみ利用することができます。

※ ブラウザ版はスマホ・PC問わず不可能

  1. スマホアプリを開く
  2. チャット入力欄右側の「音声アイコン」をタップ
  3. 青い球体が完全に表示されたら会話可能
  4. 設定から音声モードを変更可能
なえむ
なえむ

設定から会話相手を選べるよ! 男性・女性に対応してて「全9種類のボイス」が収録されているよ〜!

①スマホアプリを開く

ChatGPT

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まずは、ChatGPTのスマホアプリを開きましょう。

②「音声アイコン」をタップ

次にチャット入力欄右側にある「黒丸の音声アイコン」をタップします。

③青い球体が表示されたら会話可能

上記のような青い球体が完全に表示されたら会話可能です。

左が「Standard Voice Mode」、右が「Advanced Voice Mode」

黒い球体が表示される方は、「新しいチャットを開始して高度な音声を使用」をタップしましょう。

有料版に加えて、無料版の提供も10月3日から順次開放されていますが、利用できない方は、そもそもまだ解放されていない可能性もあります。

④設定から音声モードを変更可能

ChatGPTアプリの設定から、以下2つを変更できます。

  • 音声(全9種類)
  • バックグラウンドでの会話のON・OFF

特に音声は、「聞き取りやすさ」に直結するので、好みの音声を選択するようにしましょう。

Advanced Voice Modeの活用方法4選

Advanced Voice Modeの主な活用方法は、以下の通りです。

  1. 英語や中国語といった外国語の勉強
  2. 外国人との会話(翻訳)
  3. 音声メモ
  4. メンターへの壁打ち

それぞれ順番に解説していきます。

①英語や中国語といった外国語の勉強

Advanced Voice Modeでは、「50種類以上の言語」に対応しています。

日本語や英語はもちろん、中国語や韓国語、スペイン語などさまざまな言語で会話することが可能です。

  • スピーキング練習
  • リスニング練習
  • 発音、文法、適切な表現かをチェック(GPT-4oに指摘してもらう)

リアルタイムかつ流暢な言葉でやり取りできるAdvanced Voice Modeだからこそ、日常会話の実践練習に適しています。

また、「発音や文法の確認」など、先生や話し相手がいないと難しいことまで実現できます。

今までの独学では考えられないほど充実した環境で、外国語を学べるようになるのです。

しかも、GPT-4oとの外国語学習はメンタル面にも大きく寄与します。

人間とのスピーキング練習の場合「間違って馬鹿にされたらどうしよう…」「何度もミスをして呆れられたらどうしよう…」など、どうしても失敗時のリスクを懸念してうまく話せませんが、GPT-4oならその点も安心です。

間違いを正してくれることはあっても、ミスを咎めたり精神的なプレッシャーをかけてくる心配はありません。

むしろ優しく指導・対話できるので、自身のペースで着実に成長できるでしょう。

スピーキングやリスニングは、座学や独学だけでは学べない領域であるため、Advanced Voice Modeを活用することをおすすめします。

②外国人との会話(翻訳)

旅行や出張で海外に足を運んだ時、やはりぶち当たるのは「言語の壁」です。

現地の公用語をマスターせずに渡航するケースがほとんどであるため、拙い外国語と身振り手振りのジェスチャーで意思疎通をはかろうとした経験もあると思います。

翻訳アプリや翻訳機を使っても、リアルタイムでの会話とは程遠く、また間違いも多々あるので、いまいち頼り甲斐がないです。

そんなときに活躍するのがAdvanced Voice Modeです。

Advanced Voice Modeで「日本語を⚪︎⚪︎に、⚪︎⚪︎を日本語に翻訳して」と音声で伝えると、リアルタイムかつ自然な言葉でレスポンスしてくれます。

遅延の少ないスムーズなやり取りを実現できるので、まるで通訳者が隣にいるかのような、日本語が外国でも通用しているかのような体験を味わうことが可能です。

しかも、会話の記録はすべてGPT-4oのチャット画面に残るので、後で見返すこともできるでしょう。

Advanced Voice Modeは、かつてない快適な旅行体験を提供します。

なえむ
なえむ

50言語以上に対応しているから、多言語が扱われる場においても大活躍間違いなしだねっ♫

③音声メモ

Advanced Voice Modeで会話した内容は、すべて記録に残ります。

この仕様を活用して、音声メモ議事録を作成することが可能です。

長時間かつ複数人の会話においてもトーク内容を取りこぼすことなくまとめてくれるので、場合によっては録音ツールや議事録作成担当者は不要になるかもしれません。

ただし、一つだけ欠点があります。

それが「GPT-4oが会話に参加してくること」です。

音声プロンプトで「今から友達と会話します。あなたは口を開かないでください。喋らないでください」と伝えても話しますし、スマホの音量を下げてもその声を聞こえてきます。

確かにログはとれますが、人によっては会話に集中できなくなる恐れがあるでしょう。

いずれこの問題点は解消されると思いますが、現時点では「会話に割り込んでくる」ということをお伝えしておきます。

④メンターへの壁打ち

Advanced Voice ModeのGPT-4oは、単なる話し相手に収まる器ではありません。

あなたの仕事やプレゼン、アイデアを適切に評価し、助言・指導するメンターとしても実力を発揮します。

例えば、以下のようなプロンプトに対応可能です。

  • <プレゼン内容のブラッシュアップ>
    投資家が出資してくれるようなプレゼン資料を制作したいです。今から実際にプレゼンするので、改善点を提案してください
  • <営業方法のチェック>
    新規取引先を開拓したいです。今から私があなたに営業をかけるので、あなたは受け答えをしつつ、最後に「話し方の問題点」や「営業内容の変更すべき点」を教えてください
  • <相談>
    友人Aと些細なことで喧嘩しました。内容は「友人Bと遊ぶことを友人Aに伝えなかったから」です。隠していたわけではありませんが、友人Aは「内緒にされた。省かれた」と感じたらしく、一切口を聞いてくれなくなりました。友人Aの心理状態を分析し、穏便かつ後腐れなく解決できる方法を提案してください

GPT-4oは、我々が想像する以上の知識と知見を有しています。

さらに膨大な情報をまとめて共有する能力に長けており、大多数の人間よりも的確に情報を伝えられるので、中身のあるアドバイスを受けられるでしょう。

また、こちら側の要望に対して忠実に従ってくれる点もポイントです。

相手が人間であれば、こちらの質問に対して明確に答えてくれるケースは多くありません。

質問内容に沿った返答でなかったり、曖昧かつ抽象的な返答で期待外れな結果に終わることも中にはあるでしょう。

その点、GPT-4oなら安心して相談できます。

Advanced Voice Modeのデメリット・注意点4選

Advanced Voice Modeには様々なメリットがありますが、その反面以下4つのデメリット・注意点も存在します。

  1. 時間制限がある
  2. 通信環境の良い場所で会話する
  3. Advancedへの会話の引き継ぎができない
  4. GPTsで利用できない

順番に見ていきましょう。

①時間制限がある

Advanced Voice Modeは、1日の使用時間に制限が設けられています。

OpenAI公式から目安となる時間は公表されていませんが、有料プランであれば「体感45分〜1時間程度」の音声会話が可能です。

残り15分に時間制限を知らせる通知が表示され、再度残り3分に通知がくるので、いきなり会話がストップするようなことはありません。

おそらく、無料プランはもっと短くなるでしょう。

なえむ
なえむ

ちなみに時間制限を迎えると、「Standard Voice Mode」に自動で切り替わるよ〜!

②通信環境の良い場所で会話する

当たり前ですが、電波が悪いと音声会話が途切れてしまいます。

すると会話が中断されるだけでなく、ChatGPTのチャット履歴が不自然な形で記録されます。

もし「会話内容を正確に記録したい」のであれば、Wifiが不安定な場所で会話しないように気をつけましょう。

③Advancedへの会話の引き継ぎができない

Standard Voice Modeで会話した内容は、Advanced Voice Modeに引き継ぐことができません。

反対に、AdvancedからStandardへの引き継ぎは可能です。

④GPTsで利用できない

オリジナルの専門AIを作れるGPTsに、Advanced Voice Modeを利用することができません。

2024年10月7日時点では、Standard Voice Modeのみ対応しています。

Advanced Voice Modeのまとめ

  • Advanced Voice Modeは「リアルタイムかつ自然な音声会話が可能なボイスモード」のこと
  • Standard Voice Modeに比べて感情表現が豊かになっており、わずか「0.3秒」で応答することも可能
  • 全9種類のボイス&50以上の言語に対応
  • 有料プランだけでなく、無料プランのユーザーにも10月3日から順次開放
  • バックグラウンドでの会話も可能
  • 主な活用方法は「①外国語の会話練習」「②外国語のリアルタイム翻訳」「③メンターへの壁打ち」の3つ
  • 主なデメリット・注意点は「①有料プランの1日の使用時間が45分〜1時間程度に制限されている点」「②StandardからAdvancedへの引き継ぎができない点」の2つ

Advanced Voice Modeの登場は、ChatGPTの有用性をさらに高めるだけでなく、音声対話型AIの常識を覆すほど大きな影響をもたらしました。

ChatGPTの存在を知らなければ、中身が生成AIであると気づかない人も多いと思います。

そのくらい自然なコミュニケーションをとれますので、本記事の活用方法を参考にぜひ使ってみてください。

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