ビットコインとは「中央銀行や政府といった管理者をもたない世界初の仮想通貨(暗号資産)」のこと
2010年に登場したビットコインの価格は「1BTC=0.2円」ほどだったが、2024年には「1,000万円」を記録
ビットコインには「①ブロックチェーン技術を利用した世界初の仮想通貨」「②中央管理者が存在しない」「③発行枚数に上限がある」「④価格の変動幅が大きい」「⑤送金スピードが早く手数料も安い」などの特徴がある
仮想通貨という概念が世界に登場してから、特にビットコインは金融界における革命的な変化をもたらしました。
ビットコインの登場は、私たちがお金と価値の交換について考える方法に新たな視点を提供し、銀行といった伝統的な金融システムの外で機能するデジタル通貨の可能性を世界に示しました。
そんな革新的なテクノロジーについて知らないのはもったいないので、この記事では、ビットコインの基礎知識から、特徴や仕組み、ビットコインの購入方法まで解説します。
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ビットコインとは?
仮想通貨の名称 | ビットコイン |
通貨単位 | BTC |
発行上限枚数 | 2,100万枚 |
価格 | 約1,000万円 |
時価総額 | 約198兆円 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
ホワイトペーパー | Bitcoinの公式文書 |
ビットコイン考案者 | Satoshi Nakamoto |
※ 2024年3月時点の価格や時価総額を掲載
ビットコイン(BTC)とは、中央機関や政府に依存することなく価値を保存し、交換することを可能にした世界初の仮想通貨(暗号資産)のことです。
その独特な特徴の根源には、取引を管理し、セキュリティを保証できる「ブロックチェーン技術」があります。
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ビットコインシステムはユーザー間で直接取引が可能であり、伝統的な銀行システムに見られる中央集権的なリスクを排除した上で、取引の透明性、安全性、速度を高めることが可能です。
銀行や電子マネーにはない特性を持つのが、ビットコインになります。
世界初の仮想通貨「ビットコイン」
ビットコインの起源は、2008年10月に「Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)」と名乗る人物が、9ページにわたる論文をネット上に公開したことです。
この論文には、銀行のような中央管理者がいない状態でも、ブロックチェーン技術を介して世界中どこでも価値の交換ができると記されています。
論文に興味を示した複数の開発者の協力もあり、論文公開から3ヶ月という短い期間で今もなお姿形を変えない“ビットコイン”が2009年1月に誕生しました。
当時は、国や銀行が関与しないP2P(ピアツーピア)ネットワーク上で取引される第三の通貨ということや、法定通貨の常識から外れた仕組みが採用されていたこともあり、世間から受け入れられることはありませんでした。
※ P2P(ピアツーピア)とは「サーバーを介さずに、不特定多数のPCやスマホといった端末同士で直接ファイルのやりとりを行う通信方式」のこと
しかし、世界中で巻き起こった金融危機や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、徐々に投資家が仮想通貨市場へと参入し、脚光を浴びるようになったのです。
ビットコインは仮想通貨という新たな価値を創出し、世間に知らしめた第一人者となります。
今では馴染み深い「イーサリアム(ETH)」や「リップル(XRP)」も、ビットコインを参考に作られた仮想通貨の一つです。
ビットコインの価格推移
ビットコインの価格は、その歴史の中で大きく変動してきました。
発行初期にあたる2010年では、ビットコインに実質的価値がなく、最初の取引では10,000BTC(2,000円/1BTC=0.2円)でピザ2枚が購入されたという逸話もあります。
これを現在の価格になおすと1BTC=約1,000万円なので、「1,000億円」の値がつくビットコインでピザ2枚を購入したことになります。
今の状況を鑑みればバカげた買い物ですが、当時はそのくらい価値がなかったのです。

これがビットコインを用いた初めての決済だよ〜
しかし、その後の数年間でビットコインの価値は着実に上昇していきました。
【各年の最高値】
- 2011年:1,700円
- 2012年:1,150円
- 2013年:120,000円
- 2014年:88,000円
- 2015年:56,000円
- 2016年:109,000円
- 2017年:1,920,000円
- 2018年:1,680,000円
- 2019年:1,230,000円
- 2020年:2,720,000円
- 2021年:7,340,000円
- 2022年:5,720,000円
- 2023年:6,400,000円
- 2024年:10,240,000円
※ 各年のおおよその最高値を掲載
2016年の最高額は「10万円」だったものの、2017年には一時的に190万円を超えるなど、大きな注目を集めました。
その後は、激しい変動こそあるものの年単位では好調な上昇を見せ、2021年には734万円、そして2024年には遂に「1,000万円」を記録しました。
これが、わずか十数年の出来事なのですから驚きです。
仮想通貨と電子マネーの違い
仮想通貨と従来の電子マネーとの間には、いくつか重要な違いがあります。
最も顕著なのは、仮想通貨が中央管理機関に依存しないことです。これに対し、電子マネーは特定の企業や銀行によって発行および管理されるため、発行体に依拠することになります。
また、仮想通貨は価格が乱高下する特性をもちますが、電子マネーは日本円をチャージして使用することから円が基準となるので、価格は一定です。
仮想通貨の場合は、ブロックチェーン上に取引が記録される点も電子マネーとの違いと言えるでしょう。

ちなみに、仮想通貨の他に「暗号資産」という呼称が存在するけど、元々は仮想通貨の呼び方が主流だったんだよ〜。ただ、国際的な会議「G20サミット」などで暗号資産と表現されたことや法定通貨との混合を避けるために、金融庁が2020年に名称を「暗号資産」に改変したんだよ!
ビットコインの特徴と仕組み5選
ビットコインは、デジタル時代の金融を代表する革命的な通貨として広く認知されています。
その背景には、さまざまな技術的特徴や仕組みが存在しており、伝統的な金融システムに対する強力な代替案となっています。
この項目では、そんなビットコインを学ぶ上で欠かせない特徴について詳しく解説していきます。
ビットコインの価値を高騰させるに至った、5つの特色について順番に見ていきましょう。
①ブロックチェーン技術を利用した世界初の仮想通貨
ブロックチェーン技術は、ビットコインの基盤を形成するものであり、これが仮想通貨を支える革新的な特徴となります。
この技術により、取引の履歴はネットワーク上のすべての参加者によって共有され、一度記録されたデータは容易に変更することができません。
わかりやすく言えば、銀行の通帳は自分の残高情報しか反映されませんが、ブロックチェーンは「全てのユーザーの取引履歴(トランザクション)が同一の通帳に記録され、その通帳をみんなが閲覧することができるようなもの」です。
取引データを1つのブロックにまとめ、複数のブロックを鎖状で連結して管理することからブロックチェーンと呼ばれています。
この特性は、ビットコインを含むすべての仮想通貨に信頼性と安全性を提供します。
【簡単に解説!ブロックチェーンができるまでの流れ】
- ブロックには「取引データ」と「1つ前のブロックを示すデータ(ハッシュ値)」が格納されている
- 「Aさんがビットコインを購入」「AさんがBさんにビットコインを送金」といった取引情報がブロックとなり、取引を行うたびにブロックが増えていく
- ブロックをブロックチェーンに記録するために、取引データを検証・承認する必要がある
- この検証・承認する行為を「マイニング(採掘)」と呼び、マイニングする人のことを「マイナー(採掘者)」と呼ぶ
- マイナーの役割は「ナンス(計算で算出できる数値)」を発見し、ナノスを使って取引データを「ハッシュ値(ハッシュ関数と呼ばれる「不規則な文字列に変換する計算手順」で求めた数値)」に変換すること
- マイナーの中で一番にナンスを見つけた人に、チェーンをつなげる権利が与えられ、報酬として仮想通貨を獲得できる

ちなみにハッシュ関数は理論的に解けないよ。だから、記憶にない暗証番号を解読するように、「000000」から順番に数字を試してくような途方に暮れる作業を実行する必要があるんだよ〜。大変だよね〜。
ブロックには、取引データに加えて「1つ前にあるブロックのハッシュ値」も格納されるので、ハッカーがブロックのデータを改ざんしたとしても不正がバレる仕組みとなっています。
なぜなら、1つのブロックのデータを改ざんすると、他のブロックに記録されているハッシュ値と食い違うようになるからです。
例えば、Aのブロックを改ざんした場合、新しく生成されたBのブロックとハッシュ値が異なることになるため、整合性がとれずに他のユーザーがすぐさま異変に気づくでしょう。
また、一つの値が変わると連鎖的に他のブロックの値も変更されるので、ハッカーがバレずに改ざんするためには、全てのブロックを改ざんし続けないといけなくなります。
これが現実的でないことくらい容易に想像できるはずです。
このようにブロックチェーンは、鎖状に取引データを安全に保管できる素晴らしい技術なのです。
②中央管理者が存在しない
ビットコインの重要な特徴の一つは、日本銀行といった中央管理者が存在しないことです。
これにより、政府や金融機関による介入や操作から独立した通貨となります。
この分散型アプローチは、ユーザーにより大きな自由と制御を与えますが、同時に価格の不安定性などのリスクも与えます。
日本円の価値は国によって保証されていることから、大きな信頼性のもと国民は安心して利用可能です。
その一方で、ビットコインは絶対的な存在である国家の加護を受けられないので、突如として大きく価値を失う可能性があります。
③発行枚数に上限がある
ビットコインは、独自の性質を持つユニークなデジタル通貨であり、多くの点で従来の通貨とは一線を画しています。
特にその発行枚数に設けられた上限は、ビットコインの特徴的な側面の一つです。
ビットコインの総発行枚数は「2,100万枚」に設定されており、これはビットコインの仕様として予め定められています。
この上限は、ビットコインが持つ希少性を確保し、インフレに強い資産としての特性を持たせることに寄与しています。
ビットコインの発行メカニズムは、前述した「マイニング」と呼ばれるプロセスによって管理されます。
マイニングは、トランザクションを検証し、ブロックチェーンに新しいブロックを追加することで行われ、このプロセスを通じて新たなビットコインが発行されます。
しかし、ビットコインの仕様には、約4年ごとに報酬が半減する「半減期」という仕組みが設けられており、これにより新たに発行されるビットコインの量が時間とともに減少していきます。
この半減期の仕組みが、2,100万枚という発行上限へと「緩やか」に近づけさせている秘密なのです。

半減期はインフレを防ぐ仕組みになっているんだよ〜! 4年ごとに供給量を半分にすることで、上限到達を遅らせてるんだ。発行上限に到達してしまうと、希少性が増して急激に価格高騰することが予想されるからね〜。
ビットコインの発行枚数に設けられた上限は、その価値を支える重要な要素となっています。
日本円といった従来の法定通貨と異なり、政府や中央銀行が発行量を自由にコントロールできないため、上限値によってハイパーインフレーションなどのリスクから保護しています。
例えば日本円の場合、経済政策により多量の通貨を発行してしまうと、通貨自体の価値が下がりインフレを引き起こしてしまうのです。
しかし、ビットコインであれば既に上限値が定まっているため、これ以上増えることはなく、総数の変動が起因となって発生する「価値の減少」が起こりえません。
また、限られた量のビットコインしか存在しないということは、需要が供給を上回る場合に「価値の上昇」を促す可能性があります。
「限定100個の激レア商品」なんかが高額転売されて売れるのは、ニーズを抱える購入できなかった層が割高でも欲しがるからに他なりません。
このように、ビットコインの発行上限は、その持続可能性や投資価値に直接的な影響を与える重要な要因となっているのです。
④価格の変動幅が大きい
ビットコインの価格変動幅は非常に大きいです。
上の画像を見ていただければわかるとおり、ビットコインは2021年から2023年にかけて複数回の急降下に直面しています。
例えば、2021年11月12日には「730万円」に到達しているにもかかわらず、その1年後の2022年11月12日には「230万円」まで減少しているのです。
そこからは飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇し、1,000万円台を記録していますが、730万円から一気に下落している局面では、不安に耐えきれずに手放してしまう投資家も多いでしょう。
このようにビットコインは価格の乱高下が激しいので、素人が安易に手を出すものではないと考えます。
何百万円の損失が発生する回数はそこまで多くはありませんが、数十万〜百万円規模の下落は頻繁に起きているため、金銭的に余裕がなく、常にチャートの動向を気にするような投資はおすすめしません。
⑤送金スピードが早く手数料も安い
ビットコインを使用する最大のメリットの一つは、国境を越えた送金が迅速かつ低コストで行えることです。
しかも、受け取り側のビットコインアドレスさえ把握していればいつでも送金できるので、非常に手軽です。
従来の銀行システムと比較して、ビットコインはより効率的かつ容易な送金手段を提供しています。
これにより、特に海外送金を頻繁に行うユーザーにとっては大きな利点となっています。

銀行を経由する国際送金は「数日」要する事がほとんどだけど、ビットコインだとわずか数十分で着金されるんだよ〜!
ビットコイン(BTC)の購入方法
ビットコインを購入する方法は、以下の通りです。
この項目では最もおすすめな仮想通貨取引所「Coincheck」を例に解説していきます。
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①仮想通貨取引所で口座開設する
まずは「CoinCheck公式サイト」にアクセスしましょう。
次に右上の「会員登録」からメールアドレスとパスワードを入力して、アカウント登録を済まします。
本人確認や各種重要事項の確認、6桁の認証コード入力を終わらせたのちに、氏名、生年月日、性別、住所、職業などの個人情報を入力します。
最後に、運転免許証やパスポートといった本人確認書類の提出や顔写真の送信を行なって、審査を待つだけです。
②日本円を取引口座に入金する
Coincheckの口座に日本円を入金するために、コインチェックの口座に現金を振り込む必要があります。
入金方法は、以下の3つです。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
銀行振込の場合は、Coincheckへ支払う入金手数料は0円ですが、コンビニ入金やクイック入金は3万円未満が「770円」、3万円以上が「1,018円」かかります。
また、クイック入金だと50万円以上で「入金金額 × 0.11% + 495円」かかるので、100万円入金する場合、1,595円を支払わなければなりません。
③ビットコインを日本円で購入する
Coincheckには、2通りの購入方法が用意されています。
それが「販売所」と「取引所」です。
- <販売所>
仮想通貨取扱業者である「Coincheck」を相手とした取引。29種類の仮想通貨の中から購入したい銘柄を選べば購入可能。スプレッドと呼ばれる実質的な手数料が発生する。 - <取引所>
仮想通貨の売買を目的としている「投資家」を相手とした取引。板取引と呼ばれており、売り注文と買い注文が一覧化された状態で並んでいる。取引所は、いつでも売買できる販売所と違って、お互いのニーズが一致したときのみ取引可能なので、希望の金額・数量で売買できないケースも存在する。Coincheckの取引所は、BTCやWBTCを含む8種類が取引対象となっている。
まずは一般的な販売所で、ビットコインを購入しましょう。
Coincheckであれば500円相当額からビットコインを買うことが可能です。
また、1万円から毎月一定額の積立投資もできるので、手元資金に余裕がある初心者の方はぜひ積み立てて見てはいかがでしょうか。
まとめ
ビットコインは、その独特な特性と技術的な革新によって、世界中で注目を集めています。
しかし、その価格変動幅は大きく、並大抵のリスク許容度では到底カバーできないほどリスクを伴う投資となるので、投資する際には事前知識と慎重な判断が必要です。
国内大手の仮想通貨取引所「Coincheck」では、高額で手が出せないビットコインを500円から購入できるので、まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。