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【有料レベル】SunoAIで高品質な曲を生成可能!メタタグの使い方やプロンプト作成のコツについて解説!

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この記事を要約すると・・・

SunoAIには「簡易的な楽曲制作モード」と「高度な楽曲制作ができるCustomモード」の二つがある
VerseやChorusなどの「メタタグ」を歌詞の入力欄に追加することで、SunoAIが曲のセクションを理解し、それに従ったメロディ・ボーカルが構築されやすくなる
Style of Musicは、「①曲のジャンル」「②楽器」「③形容詞」などのプロンプトを英単語で入力することがおすすめ

「SunoAIを使い始めたけど、思い通りの曲を生成できない…」
「メタタグを活用したプロンプト作成のコツを勉強して、高品質な楽曲を作りたい!」

という方に向けて、この記事では知っておくべきプロンプト作成テクニックについて解説します。

本記事を読むためにかける10分間で、これから生成する楽曲のクオリティが見違えるほどに変わりますのでぜひ!

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Customモードとは?

Customモードとは「曲の歌詞や特徴を自分好みに指定できる音楽生成モードのこと」です。

SunoAIには、以下画像の通り、「初心者向けの通常モード」「中級者向けのCustomモード」の二つがあります。

▶︎Customモード。上部の「Customボタン」をクリックすることで切り替え可能。生成したい曲の情報を詳細に入力できる

▶︎通常モード。初心者向けの音楽生成モードであり、「Song description(歌の説明)」にはわずか200文字しか入力できない

より楽曲制作にこだわりたい方は、Customモード一択です。

曲のタイトルを入力できるのはもちろん、歌詞(Lyrics)曲のスタイル(Style of Music)ペルソナを細かく指定できるので、あなたが思い描く理想の曲を生成しやすくなります。

※ ペルソナとは「他の曲で生成されたボーカルやスタイルを新曲に使用できる機能」のこと。以前までボーカル等を固定することは難しかったが、これにより“お気に入りの要素”を使い回しできる

本記事では、このテクニカルなCustomモードで、プロ並みの曲を生成するためのコツやテクニックについて解説していきます。

\ SunoAIの基本情報や商用利用・著作権について知りたい方はこちら! /

歌詞(Lyrics)について

SunoAIでは、メロディだけでなく歌詞までも自動で生成してくれます。

でも、どうせなら歌詞もこだわりたいですよね?

そこでこの項目では「歌詞を作成するための必須知識」についてご紹介します。

歌詞の構成例

一般的なJ-POPの歌詞の構成は、以下のとおりです。

  1. イントロ(前奏)
  2. ①Aメロ
  3. ①Bメロ
  4. ①サビ
  5. 間奏
  6. ②Aメロ
  7. ②Bメロ
  8. ②サビ
  9. Cメロ/大サビ(AやBとは一味違うメロディ)
  10. 間奏
  11. ラスサビ(他のサビよりも盛り上がる最後のサビ)
  12. アウトロ

他にも、「イントロをなくしてサビから歌い出す曲」「BメロをなくしてAメロからサビに移行する曲」など、構成にはさまざまなものがあります。

まずはどのような曲構成にするのかを考えましょう。

ちなみに「星野源の恋」は、

  • イントロAメロBメロサビAメロBメロサビ間奏Cメロ(大サビ)サビラスサビアウトロ

の順で曲が進行します。

メタタグとは?

SunoAIのメタタグとは「楽曲の構造情報をSunoのシステムに伝える要素のこと」です。

メタタグには「Aメロ(Verse 1)」や「サビ(Chorus)」などがあり、“歌詞には反映したくないけどSunoに伝えたい情報”を書きます。

いわば、「歌詞に反映しない用のプロンプト」がメタタグにあたり、歌詞用のプロンプトがどのセクションを指しているのかを適当な用語で表すものです。

上の画像をご覧ください。

Aメロのセクションにメタタグの「Verse 1」を加えていますが、もしメタタグが意味をなしていなければ、ボーカルが「ヴァースワン! 目の前の壁、乗り越えるたびに(乗り越える!)」と歌うことになります。

しかしこの場合、メタタグはきちんと機能するので、誤って歌うことはありません。

それではメタタグが歌詞から抜けているとどうなるのかと言うと、歌詞のセクションが不明瞭になり、変な区切られ方をした楽曲が生成されてしまう可能性があるのです。

また、「ユーザーがサビとして用意した歌詞なのに、SunoAIにBメロだと判断され、低音の状態で歌われる」というような、意図しない結果を招く恐れもあります。

Suno AIでは、無料版は1日50クレジットしか付与されないにも関わらず、1回曲を作るごとに「10クレジット」が消費されてしまうので、一度たりとも生成を無駄にすることはできません。

ちょっとしたミスで失敗作が生まれてしまう恐れがあるので、適切なメタタグを挿入することが求められます。

メタタグのプロンプト一覧

メタタグのプロンプトには、主に以下のようなものがあります。

メタタグ(セクション名)意味
Intro曲の冒頭部分。前奏。歌い出し
Verse1~3日本における「Aメロ」の部分。
Verse1~3で歌の1番や2番を表す
Pre-Chorus日本における「Bメロ」の部分。
コーラスの前にあり、サビへと導く
Chorus日本における「サビ」の部分。
主旋律を歌い、曲を盛り上がる
Post-Chorusコーラスの後のサビ部分。
特定のフレーズを繰り返し歌い余韻を残す
Bridge日本における「Cメロ/大サビ」の部分。
歌詞やメロディが異なり、新たな展開を見せる。
サビを引き立たせる役割を持つ
Hook最も繰り返されるフレーズを含む部分。
ラップでは「サビ」に該当
Solo一人で歌ったり、演奏したりする部分。
曲自体が静かになり、サビへ繋ぐ
Interlude間奏
Instrumental歌詞のない演奏だけの部分
Call and responseメインボーカルとコーラスや観客による掛け合いの部分。
B’zの「ウルトラソウル!」「ハイ!!」みたいな感じ
Outro最後の曲だけの部分。エンディング
なえむ
なえむ

SunoAIは海外のサービスだから、日本で使われるAメロやBメロよりも、海外で一般的に使用される「Verse」「Chorus」を採用した方が良い気がするよーっ! 別に日本のセクション名でも使えないことはないと思うけどね!!

試しに「Soloパート」や「Bridge」を採用した曲を生成してみました。

【Verse 1】
街のネオンに照らされて
風のように流れるメロディ
心拍数上げて進めば
未来が目を覚ます

【Chorus】
Flash, Flash, Flash
駆け抜ける都市の光
Catch, Catch, Catch
一瞬を掴み取れ
このまま振り返らずに
目指せ、未知なる明日へ

【Verse 2】
スピード上げていく世界で
誰も追いつけないこのリズム
鼓動が鳴り響く夜を
シンセのビートで塗り替える

【Pre-Chorus】
Run, Run, Run
加速していく時間
Fly, Fly, Fly
どこまででも行けるさ

【Solo(早口パート)】
街を駆けるフレーム、切り取るイメージ
未来のページが今開くステージ
止まれないフェーズ、アップリンクするフェイズ
響き合うサウンドが導くレイズ
進化するスピード、見えないスリル
デジタルの中、辿る自分のフィール

【Chorus】
Flash, Flash, Flash
駆け抜ける都市の光
Catch, Catch, Catch
一瞬を掴み取れ
このまま振り返らずに
目指せ、未知なる明日へ

【Bridge】
すべてを越えていく
この未来へのコード
絶え間ないビートに乗って
僕らだけのロード

【Final Chorus】
Flash, Flash, Flash
駆け抜ける都市の光
Catch, Catch, Catch
一瞬を掴み取れ
限りないこの瞬間を
君と共に進もう

メタタグの使い方

SunoAIで高品質な音楽を制作するためには、メタタグの理解が重要になります。

メタタグの使い方は、以下の通りです。

  • <メタタグを挿入する>
    各セクション前に対応するメタタグを入力しましょう。例えば、Aメロの部分には「Verse」、サビの部分には「Chorus」を加えます。これにより、SunoAIにとってもユーザーにとっても、曲の流れが明確になります。海外では一般的ではない「Aメロ」「Bメロ」でも一応機能はします
  • <角括弧でメタタグを囲む>
    メタタグを他の歌詞と区別するために「角括弧[]」を用います。例えば[Intro]のような感じです。「隅付き括弧【】」でも問題なく、とにかく歌詞と混同しないように区別することが大切です。括弧がなければ歌詞であると誤認し、そのまま歌ってしまいます
  • <適切なメタタグ数・歌詞の長さを意識する>
    SunoAIは最大「4分」の曲しか生成できません。メタタグの数が多すぎたり、歌詞が長くなってしまうと、曲の最大時間になんとか収めようと“無理やり詰め込んだ感”がでてきてしまいます。逆にメタタグや歌詞が少ないと、SunoAIが曲を長くしようと“歌詞を勝手に追加する”可能性があるので、適度な数・長さに抑えましょう

また、Call and responseに関しては、わざわざメタタグを挿入する必要はありません。

目の前の壁、乗り越えるたびに
(乗り越える!)
失敗も痛みも、今じゃ武器さ
(今じゃ武器!)

上記のように、「()でレスポンス部分を囲む」ことで自動的に掛け合いが発生します。

メタタグを使用した歌詞・曲の例

メタタグを使用した実際の歌詞は、以下のような感じです。

SunoAIで生成した曲「輝光(きこう)」を聴きながら、歌詞を読んでみてください。

<輝光(きこう)の歌詞>

【Verse1】
見えない声が響く街の隅
雑踏に流されて 僕はどこにいる?
足音だけが頼りの今日を歩く
誰かの影が 僕を追い越して消える
【Pre-Chorus】
画面の中じゃ何も変わらない
瞬き一つで消える存在
僕は僕のままでいられるかな?
誰にも届かない想い抱いて
【Chorus】
叫びたい 誰も気づかない僕を
世界の片隅で 息をすることを
見えない未来が怖いのは
僕がまだ生きていたいと願うから
【Verse2】
鏡に映る無数の顔
どれが本当の僕?見失う夜
言葉で交わす薄い繋がり
温もりだけが消えかけていく
【Pre-Chorus】
本当の自分はどこにいる?
鏡の中、問いかけるけれど
偽りで埋めた嘘の中に
僕の声が少しずつ消える
【Chorus】
叫びたい 見つけられない自分を
孤独の海で彷徨うこの心
選べる未来が怖いのは
僕がまだ誰かを待っているから
【Bridge】
もがいて 探して 答えが出ないまま
この手は空を掴んで 零れる
一人じゃないと言ってほしいよ
温かい声で包まれるように
【Chorus】
叫びたい 生きているこの瞬間を
虚ろな景色さえも愛せるように
選んだ未来を歩き出せる
僕は僕のままでありたいから

SunoAIは幅広いメタタグに対応するので、実際の仕様をチェックする意味でも、色々と試してみてください。

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曲のスタイル(Style of Music)について

曲のスタイル(Style of Music)には、音楽のジャンルや使用する楽器、形容詞などをタグ形式で入力できます。

Style of Musicのプロンプト一覧

Style of Musicで使える主なプロンプトは、以下の通りです。

曲のジャンル楽器形容詞
J-popElectric Guitar
(エレキギター)
Emotional
(感情的な)
K-popAcoustic Guitar
(アコースティックギター)
Energetic
(元気な)
HipHopViolin
(ヴァイオリン)
Aggressive
(積極的な)
Dream popCello
(チェロ)
Fantastic
(幻想的な)
RapClarinet
(クラリネット)
Mysterious
(不思議な)
EDMTrumpet
(トランペット)
Romantic
(情緒的で甘美な)
JazzCymbal
(シンバル)
Deep
(深い)
Lo-FiDrum
(ドラム)
Pleasant
(愉快な)
VocaloidPiano
(ピアノ)
Sad
(悲しい)
Japanese Anime songAccordion
(アコーディオン)
Happy
(嬉しい、幸せな)
ReggaeSynthesizer
(シンセサイザー)
Joyful
(楽しい)

これらを組み合わせることで、理想曲の生成に近づくことができます。

ただ、Suno AIをどうせ使うのなら「王道の曲」以外にも、一風変わった「斬新な曲」を作ってみてはいかがでしょうか。

例えば、「悲しい」と「楽しい」を掛け合わせるような、通常では相反する要素を組み合わせても、それぞれのよい点を抽出して味のある楽曲を生成してくれますので。

有名なアーティストの作詞・作曲を担当するのであれば、“チャレンジ的な賭け”に出ることは難しいかもしれません。

しかし、SunoAIなら作りたい放題ですし、何より失敗してもブランド毀損や金銭的なリスクはありません。

コストや責任がかかっていない分、無駄に気負う必要はなく、失敗を分析して次のコンテンツ作成に繋げれば良いだけの話です。

新しいアイデアを創出するきっかけにもなり得ますので、ぜひ色々と試してみてください。

なお、Style of Musicは「日本語」でも問題なく機能します。

英語の方が言葉の細かなニュアンスを汲み取って、忠実に高品質な曲を制作してくれるのは確かです。

ただ、日本語プロンプトでも一定のクオリティは担保されますし、プロンプトが日本語だからといって要望が必ずしも無視されるということはないので、英語の入力が面倒な方は日本語でも良いでしょう。

▶︎上の画像のようにプロンプトは日本語でもOK。日本語プロンプトで生成された曲「そしていつか…」はこちら↓

留意点として、日本語でも英語でも、幅広い要素を詰め込みすぎると、各要素が薄まっているような気がしました。

時にはプロンプトが歌に反映されないこともあったので、キーワードを減らしたり、組み替えたりして試すべきでしょう。

Style of Musicの使い方

Style of Musicの基本的な使い方は、以下の通りです。

  • <タグは単語形式で入力する>
    文章ではなく単語で一つずつ入力しましょう。例えば「Chill music that makes you sleepy」のような文章形式は望ましくないです
  • <カンマで区切る>
    単語を一つ入力したら「カンマ (,)」で区切ります。例えば、「dream pop,Chill,Lo-Fi」のような感じです
  • <言語は英語がおすすめ>
    英語はグローバル・スタンダードな言語なので、日本語よりもプロンプトに適しています。「生成AIの回答精度を高めるのは英語である」という通説もあり、生成される曲のクオリティに響く部分なので、極力英語でプロンプトを作るべきでしょう。ChatGPTにアイデアを出してもらい、コピペでOKです

SunoAIの可能性は無限大で、Style of Musicの使い方一つで音楽生成AIとは思えない完成度の曲が生成されます。

ただ、求めている水準の楽曲が一発で誕生するのは稀です。

普通は“生成AI感が垣間見えるような違和感のある曲”がアウトプットされるものなので、「原曲の高評価ポイントにプラス要素を加えたプロンプト」で繰り返し生成していく方法がおすすめです。

そうすれば、自ずとブラッシュアップされていきます。

もしも壁にぶち当たったときは、「原曲と真逆の要素を加える」「絶対に必要だと思っていたプロンプトを抜いてみる」「歌詞をリニューアルする」などの抜本的な改善策を取り入れてみるのも一つの手でしょう。

そうこうしているうちに、SunoAIに夢中になっている自分がいますので、本当に革新的なAIサービスだと感じます。

誰でも簡単に作曲家になれる音楽生成AIサービス、それが「SunoAI」です。

暇つぶしや興味本位で記事をのぞいてみた人も、ぜひ触ってみてください

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