NFTアートが売れない・稼げない理由3選!売れた高額作品から学んだ稼ぐコツ10選も解説! | マネルト

※ 本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

NFTアートが売れない・稼げない理由3選!売れた高額作品から学んだ稼ぐコツ10選も解説!

この記事は約29分で読めます。
この記事を要約すると・・・

NFTアートが売れない・稼げない大きな理由は「①マーケティング不足」「②作品のコンセプトがない」「③二次流通の見込みが薄い」の3つ
売れるNFTにして稼ぐために必要なコツは「①英語で情報発信する」「②イーサリアム(ETH)で出品する」「③作品テーマに統一性を持たせる」「④ロードマップを明確にする」「⑤リリース初期段階は値段を安くする」「⑥Giveawayで作品の認知度を高める」「⑦購入者・保有者限定のコミュニティを設ける」「⑧NFT保有者に対してプレゼント(NFTや優先購入権)を準備する」「⑨リアルイベントを開催する」「⑩商用利用を可能にする」の10項目
NFTアートは転売目的のユーザーが多いので、購入者特典を増やしたり、収益化の幅を広げたりすることが大事

Web3.0の時代が幕を開け、いまNFTゲームやNFTアートがすごい盛り上がりを見せています。

こうした流れに乗るためにNFTアートに挑戦するも、思うように作品が売れずに挫折してしまった方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では「NFTアートが売れない理由&稼ぐためのコツ」について解説します。

これは、高額で売れた超有名なNFTアートを調査・分析した結果によって導き出されたものなので、あなたの創作活動や商売にきっと役立つはずです。

この記事が少しでも現状打破の糸口になれば幸いです。

おすすめの仮想通貨取引所特徴
コインチェックCoincheck
■NFT購入するならおすすめ
■国内トップクラスで人気
■アプリDL数は「600万」
■500円から購入が可能
■最短1日で取引開始
■27銘柄の取り扱い
DMM BitcoinDMM Bitcoin
■レバレッジ銘柄数 国内No.1
■レバレッジ銘柄は「33種類」
■0.0001BTCで取引可能
■BitMatch以外の手数料無料
■365日サポート対応

NFTアートが売れない・稼げない3つの理由

NFTアートが売れない・稼げない主な原因は、以下の3つです。

  1. マーケティング不足
  2. 作品のコンセプトがない
  3. 二次流通の見込みが薄い

売れない原因は複数の要素から成り立つので、まずは売れない・稼げない理由をチェックし、次に「売れるNFTアートにするコツ10選」を熟読してください。

①マーケティング不足

NFTアートが売れない・稼げない理由の1つ目は「マーケティング不足」です。

これはどの商売でも通ずることなのですが、基本的には「商品」「マーケティング」のどちらか一方でも不完全であれば、納得のいく結果を出すことはできません。

ただしアートの世界は複雑で、大衆に理解されない作品だったとしても、一部の資産家に魅力が伝われば驚異的な売上を叩き出すことが可能です。

実際、Beeple氏が描いた「Everydays—The First 5000 Days」は約75億円で取引されていますし、CryptoPunkの「5822番」は約27億円で売却されています。

▶︎Beeple「Everydays—The First 5000 Days」:約75億円

▶︎CryptoPunk「5822番」:約27億円

しかし、この販売戦略は再現性が限りなく低いので、この記事では「普通のNFTアート」を前提に話を進めていきます。

この普通という定義もアートの世界では曖昧ですが、“誰でも描けるような作品”ということにしましょう。

一般的に、企業が商品を販売する際に消費者に対して認知をさせる場合は、広告やSNSを活用します。

大企業も例外なく、人が注目するスポットやコミュニティに広告資金を投下し、自社の商品やサービスをアピールします。

当然、会社の財政状態は中小企業・零細企業や個人と比較して桁違いなものになるので、広告予算に惜しむことはありません。

しかし、そんな大企業でもプロジェクトが頓挫することもあります。

当初の予定していた収益性には及ばず、採算のとれない事業として撤退を余儀なくされることもあるのです。

ということは、広告費用もかけずに、SNSでもまともに集客できない弱小の個人がそう簡単に売れるわけないということは、容易に想像できるでしょう。

仮にあなたのNFTアートが類稀なる優良作品であったとしても、そもそも消費者に認知されなければ売れるはずがありません。

もちろん、優良作品のマーケティングが成功したにもかかわらず、思うように商品が売れないということもあります。

その原因は「競合他社の存在」「選定ターゲット・価格が不適切」などが挙げられますが、個人がそこまで的確に分析・改善するのは現実的に難しいので、最も効率性の高いマーケティングを重視することが先決です。

マーケティング方法には、以下のようなやり方があるので参考にしてみてください。

  • 他者のSNSやWEBサイトの広告枠を利用して宣伝する
  • 自身のSNSやWEBサイトでファロワーを獲得し、宣伝・告知する
  • 国内外の見込み客やインフルエンサーに対して認知・購入を促すプッシュマーケティングを行う
    公式サイトやメールから見込み客に連絡をとったり、インフルエンサーに無償でNFTアートを提供したりする
  • 自身が保有するNFTアートとマッチする現実世界の商品とコラボする
    企業が販売する商品の「イメージモデルNFTアート」や「ラベルの一部に貼り付けるNFTアート」を無償で提供し、宣伝してもらう(商品とNFTアートがマッチする企業に打診しないと、広告掲載料などを要求されたり断られるだけなので、必ず親和性の高い商品に厳選し、「商品イメージが良くなる」「商品の売れ行きが好調になる」などのメリットを提示すること)
  • NFTアートに興味を持つ消費者が集うコミュニティに参加する
    とにかくあなたのNFTアートを顔出しする機会を増やすことが大切。なんとなく認知度を向上させるだけでなく、より購買意欲の高そうな消費者に知ってもらうこと

もちろん金銭的に余裕があれば、多少のリスクをとってでも有料で宣伝することを心がけましょう。

広告宣伝費にお金をかけられない場合は、頭や足を駆使することが求められます。

ただやっぱり一番は、有名人に認知・購入されることですかね。

有名人があなたのNFTアートに関与することで、各メディアがこぞっと取り上げ、一気に社会全体に浸透する可能性がありますので。

②作品のコンセプトがない

NFTアートが売れない・稼げない理由の2つ目は「作品のコンセプトがない」です。

クリエイターが考えるコンセプトや想いが不明確だと、刺さるものも刺さらずに誰にも売れません。

海外のNFTアートでは、「意味が込められている風刺画的な作品」「制作背景に共感しやすい作品」がウケている傾向にあります。

実際に、海外のNFTアーティストが制作した高額で売れたNFTアートは、以下の3つです。

  • <Beeple「Crossroads」>
    ■約7億6,000万円

    アメリカの大統領選挙の結果に対して公開された作品。
    人が往来する道路にアメリカの元大統領「ドナルド・トランプ」をモチーフとした金髪キャラが裸体で横たわっており、全身には「LOSER(敗北者)」や「POOR BOY(かわいそうな子)」などといった落書きがされている。
  • <Beeple「Ocean Front」>
    ■約7億円

    気候変動による環境破壊に警鐘を鳴らす目的で制作されたNFTアート。危険な社会問題を風刺した一枚。
  • <freeross「Ross Ulbricht Genesis Collection」>
    ■約6億8,000万円

    自身の身柄を自由にするために販売されたNFTアート。
    同作品を制作したロス・ウルブリヒトは、ダークWEBマーケット「シルクロード」の運営者として知られています。シルクロードは、違法な商品やサービスの流通マーケットとして利用されており、作者のウルブリヒトはマネーロンダリングや麻薬取引などの嫌疑で有罪判決が下されました。
    しかし、シルクロードはブロックチェーン技術が活用されたビットコインで運営されていたことから、ビットコインの飛躍に拍車をかけた人物として一部から評されています。
    そんな彼が自身の出所資金を確保するために、NFTアートを販売しました。その傍ら、ウルブリヒトの釈放を目的とした「FreeRossDAO」という分散型自律組織が4,000人ほどから約14億もの資金を調達し、彼の作品を落札したと語られています。

上記3つのNFTアートを見ていただければわかる通り、それぞれの作品に「作品を通して伝えたい内容」「目的」が含まれています。

要は、なんとなく好みの作品を作った、お金だけのために制作した、などという軽率な理由が顕在化していないということです。

描かれた作品の裏側にはれっきとした意味が込められています。

日本人の文化や価値観からすればなかなか理解できないかもしれませんが、世界を対象にNFTアートを販売していきたいのであれば、外国人の感情や共感性を捉えることが大切です。

③二次流通の見込みが薄い

NFTアートが売れない・稼げない理由の3つ目は「二次流通の見込みが薄い」です。

現在のNFTアートは、転売を目的とした購入がほとんどになります。

そのためクリエイターには、転売しやすい環境の構築が求められます。

例えば、二次流通を促進させる方法は、主に以下の2つです。

  • 販売作品の総数を限定する
  • NFTアートを購入・保有し続けた者に特典を提供する

販売作品の総数を限定する

高額で売れたNFTアートのほとんどが「10,000点」ほどしか販売していません。

それも、一つの作品につき1点なので、一度購入の機会を逃してしまえば、購入者が転売するのを待つしかない状況が生まれます。

これにより希少性が担保され、購入できなかったユーザーたちが再販を渇望するようになり、NFT保有者にとって二次流通への期待感が高まるのです。

購入者特典を設ける

NFTアートを購入したユーザーに対しての、購入者特典を用意しておくと売れやすくなります。

例えば、「限定コミュニティへの招待」「現実世界で開かれるイベントへの招待」などです。

売れない・稼げない作品は、基本的にNFTアートを提供するだけで、その他の利点が全くといっていいほど存在しません。

そんな状況下においては、「NFTを転売して稼ぐ」というメリットしか残されていないので、当該のNFTプロジェクト自体が盛り上がっていなければ誰も購入しようと思わないのです。

したがって、購入することによって得られるメリットを複数用意しておくことが大切です。

ユーザーからNFTアートの流動性が低いと判断されれば、売れる確率はその分低下します。

作品の付加価値を増やすとともに、売り方を工夫することを念頭に置いておきましょう。

高額作品を分析して導いた売れるNFTアートにするためのコツ10選

前項では、売れない・稼げないNFTアートの理由について見てきました。

しかし、売れない原因だけを知ったところで稼ぐことはできないので、この項目では「売れるNFTアートにするためのコツ10選」を紹介します。

過去に売れた高額作品を調査・分析して割り出した成功への近道となるはずですので、ぜひ最後までチェックして見てください。

  1. 英語で情報発信する
  2. イーサリアム(ETH)で出品する
  3. 作品テーマに統一性を持たせる
  4. プロジェクトのロードマップを明確にする
  5. リリース初期段階は値段を安くする
  6. Giveawayで作品の認知度を高める
  7. 購入者・保有者限定のコミュニティを設ける
  8. NFT保有者に対してプレゼント(NFTや優先購入権)を準備する
  9. リアルイベントを開催する
  10. NFTアートの商用利用を可能にする

それぞれ順番に解説していきます。

①英語で情報発信する

売れるNFTアートにするためのコツ1つ目は「英語で情報発信すること」です。

なぜなら、英語で発信することによりNFTが最も盛り上がっている海外に向けてNFTアートを販売できるからです。

これがNFTで稼ぐために最も重要かもしれません。

【比較】日本と世界のNFT市場規模

日本のNFTに対する認知度は徐々に向上してきましたが、依然として知っている人は少ない現状にあります。

事実、MMD研究所が実施したNFT(非代替性トークン)に関する調査によると、スマホ・タブレット・PCいずれかを所有する15歳~69歳の男女6,763人に認知しているのかを聞いたところ、なんと「約84%が知らない」と回答したのです。

また、全体の約5%しかNFTを保有した経験がないということが判明しました。

しかも、その保有経験者の中に、NFTデジタルアートを保有したことがある方は一人も存在しなかったのです。

一方、世界はと言うと、2020年に8,250万ドル、2021年に176.9億ドル(約2兆6,700億円)の取引金額を記録しているほど認知・保有されています。
出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

また、株式会社グローバルインフォメーションが調査した市場調査レポートによると、世界のNFT市場規模は、2022年から2027年までの間に35.0%のCAGRで成長すると予測しているのです。

※ CAGRとは、年平均成長率のことを意味し、過去数年の成長率から1年あたりの幾何平均(いくばくへいきん)を割り出したものを指す

このことから、日本と世界とではNFTに対する規模感に大きな差があり、ターゲットにするなら世界にした方が良いと言えます。

そもそも日本と世界の人口を比較したときに、圧倒的に世界の方が多いので、少しでも売れる確率を高めるために英語圏を相手としたNFTアートの販売をおこなうべきでしょう。

世界へ発信した日本発のNFTプロジェクト「新星ギャルバース」

出典:新星ギャルバース

新星ギャルバース(ギャル×メタバース×ユニバース)は、草野絵美と大平彩華が共同でジェネラティブNFTを展開するプロジェクトです。

コンセプトは「銀河に平和をもたらすためにギャル少女が宇宙を駆け巡るストーリー」で、昭和の美少女アニメを彷彿とさせる画風となっています。

そんなギャルバースの公式サイトの言語は、英語が採用されており、全世界のユーザーをターゲットに活動していることがわかります。

そうした英語ベースでの情報発信により、海外のファンが急増し、2022年4月に販売した8,888体のNFTアートはすぐに完売しました。

しかもリリース初期の値段は「0.07ETH」だったのにもかかわらず、翌日には「0.55ETH」という急上昇を見せたのです。

結果的にギャルバースは、わずか3日間で「3600ETH(当時のレートで約13億円)」という売上を叩き出すことに成功しました。

外国人の中には、多くの日本愛好家が存在し、たびたび日本の文化が注目されます。

例えば、アニメや日本料理(寿司やラーメン、納豆)、サムライ、お城、コスプレなどです。

実は、日本のギャル文化も注目の対象となります。

その点を考慮し、作者の草野絵美さんはGemini Laboratoryのインタビューにて、以下のように答えています。

  • 「Shinsei Galverseは”媚びないギャルマインド”を強く表現した。」

日本の文化が好きな外国のNFTコレクターであれば、新星ギャルバースは強くそそられるでしょう。

このように、英語圏のユーザーが何を求めているのかを思考し、ドンピシャなコンセプトを提示することが売れるNFTアートを作る秘訣になります。

②イーサリアム(ETH)で出品する

売れるNFTアートにするためのコツ2つ目は「イーサリアム(ETH)で出品すること」です。

OpenSeaといったNFTマーケットプレイスでは、複数のブロックチェーンの中から自由に選んで出品することができます。

例えば、OpenSeaでは以下のブロックチェーンに対応しています。

ブロックチェーン対応する仮想通貨
EthereumETH
PolygonMATIC、Polygon ETH
SolanaSOL
KlaytnKLAY
ArbitrumArbi ETH
OptimismOP
AvalancheAVAX
BNBBNB
ZoraETH
BaseETH

仮にEthereumブロックチェーンでNFTアートを出品する場合は、そのチェーンに対応した仮想通貨「ETH」を用意する必要があります。

Ethereumはガス代(手数料)が高く、Polygonはガス代が低いといったブロックチェーンごとの違いはありますが、一般的にはイーサリアムの利用が大半なので、よほどの事情がない限りEthereumチェーンを選択しましょう。

なぜなら「1度選択したブロックチェーンは変更できず、販売や購入者による2次流通の弊害になるから」です。

多くのユーザーがイーサリアムで商品を購入している中、PolygonチェーンのNFTアートが販売されていても、転売のしにくさから購入を取り止める恐れがあります。

  1. SolanaチェーンでNFTアートを販売
  2. いつまで経っても商品が購入されない
  3. 半年後にやっと購入者が現れる
  4. 売れたのはいいものの、購入者が転売に苦戦してあなたのNFTアートを買ったことを後悔する
  5. 結果的に流通がストップしてしまう

イーサリアム以外のチェーンで販売してしまうと、上記のような悪循環に陥るのです。

そのため、イーサリアムが無難でしょう。

実際、高額で売れたNFTアートではイーサリアムが主流となっています。

③作品テーマに統一性を持たせる

売れるNFTアートにするためのコツ3つ目は「作品テーマに統一性を持たせること」です。

高額で売れたNFTアートのほとんどが、作品テーマを揃えており、販売ページに一体感があります。

例えば、同一のNFTで販売ページが異なる以下2つのプロジェクトであればどちらを購入したいですか?

  1. 美少女ギャルのイラストを取り扱う
  2. 美少女ギャルのイラスト、自然の風景、動物の全体像を取り扱う

大多数の人が、2番の不統一感に違和感を覚え、1番目の販売ページを選ぶと思います。

売れるNFTの感覚を身につけるためには、多くのユーザーを虜にした販売実績のあるNFTプロジェクトをチェックした方が早いです。

ですので、以下では統一感のある販売ページ例を2つ紹介します。

統一感のある販売ページ例①「CryptoPunks」

大人気のドット絵NFTアートCryptoPunks(クリプトパンクス)では、「ドット絵」「同じ顔の向き」で統一されています。

2023年11月11日時点での合計出来高は「1,185,467ETH」で、信じられないくらいの利益を出している名作です。

統一感のある販売ページ例②「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」

Bored Ape Yacht Club(BAYC/ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)は、「猿人」で統一されており、「お金と暇を持て余した猿たちがバーでたむろする」というコンセプトで世界観を表現しています。

アメリカのNFT制作スタジオ「Yuga Labs」によって販売開始された同作品の2023年11月11日時点での合計出来高は「1,360,606ETH」で、こちらもクリプトパンクスと同様に全世界で大人気なNFTアートとなっています。

この2つの作品のように、テーマに統一性をもたせることが売るためのコツです。

④プロジェクトのロードマップを明確にする

売れるNFTアートにするためのコツ4つ目は「ロードマップを明確にすること」です。

ロードマップとは、プロジェクトを実施するにあたっての計画表のことで、ゴールまでの予定が時系列順にまとめられた工程表をチェックできます。

このロードマップを対外的に示すことにより、購入検討者を惹きつけて売れる確率を向上させることが可能です。

新星ギャルバースのロードマップ

実際に、NFTプロジェクトの「新星ギャルバース」では、ロードマップを海外向けに公開したところ、大反響を呼んでいます。

それもそのはず。ロードマップの内容が「未来の利益」を示唆しているからです。

※ ホルダーとはNFTの所有者のこと

ロードマップの内容
0%・NFTプロジェクト「新星ギャルバース」ローンチ
・コミュニティ内でコマーシャルやアニメ化計画の方向性に
ついてホルダーを交えてみんなで話し合う
25%・所有するギャルをモチーフにした限定アートのDL
・SNSアイコンやPFP(プロフ画像)を作成可能
50%・ギャルラリーの閲覧
・有名NFTアーティストとのコラボ作品をエアドロップ
・オリジナルサウンドトラックの聴ける
75%・ホルダー限定の漫画公開
・シールやフィギュア、洋服などのグッズ制作
・物語の背景を知れるホルダー限定作品をエアドロップ
100%・Web3.0初のコミュニティ主導型アニメを制作

これだけファンを期待させるような、ワクワクさせるような道筋が描かれていたら、8,888体のNFTアートがすぐに完売するのも納得です。

ファンからすれば、先行きの見えないものに投資をするより、将来発生するイベントや利益が明示されているプロジェクトの方が応援したくなるということですね。

ギャルバースは、世界最大級のNFTイベント「NFT NYC」に出展していたり、海外での知名度が高いインフルエンサーにXにてコメントされていたりと、その注目度は計り知れません。

ロードマップの作り方

ロードマップの作成手順は、以下の通りです。

  • 目標を時系列順に並べる
  • NFTアートを購入してくれたホルダーへのメリットを具体化する
    限定コミュニティへの招待、限定NFTのプレゼント、グッズ開発・販売、VTuberとしての活動開始、漫画化、アニメ化、現実でのイベント開催などファンが求めるものを明示
  • 目標達成までの予定期日を明確化する

ユーザーへの将来的な利益を約束することで、転売以外のメリットを感じて購買意欲が高まるでしょう。

⑤リリース初期段階は値段を安くする

売れるNFTアートにするためのコツ5つ目は「リリース初期段階は値段を安くすること」です。

認知度も売上実績もないリリース初期の段階で、いきなり強気の値段を設定するのはやめておきましょう。

なぜなら、売れないだけでなく、NFTアート作品のクチコミや認知度が伸びないからです。

しかも販売ページには売れ残りのNFTコレクションが表示されるようになるので、側から見たら人気がないと思われてますます売れなくなります。

購入ハードルを引き下げることで投資家が買いやすくなり、SNSに購入報告を投稿してくれるようになります。

その結果、徐々に作品の認知度が上昇し、より多くのユーザーに購入してもらえるようになるのです。

ですので、相場以下で販売するぐらいがちょうど良いでしょう。

なんなら作品の存在を知らしめるために無料で配るぐらいのことをやった方が良いのかもしれません。

例えば、現在では高額で取引されているドット絵NFT「CryptoPunks」も、リリース当初は無料で配布していますし、販売開始から3年ほどは「0.01ETH~0.88ETH」で様子を見ています。

そして注目度が高まったところで一気に最低取引価格が「125ETH(現在のレートで約3,900万円」まで上昇しました。

したがって、最初は「数百円〜数千円」程度の値段で販売しましょう。

⑥Giveawayで作品の認知度を高める

売れるNFTアートにするためのコツ6つ目は「Giveawayで作品の認知度を高めること」です。

NFTのGiveawayとは、NFTアートの認知拡大を目指す無料のプレゼント企画のことを指します。

過去の事例を参照した結果、以下のSNSで開催されることが多いです。

  • X(旧:Twitter)
  • Discord(チャットサービス)

中でも特に多いのがXでのGiveawayとなっており、抽選に参加する条件として「フォロー」「リポスト(リツイート)」を促すことで、今後のNFTマーケティングに役立てることができます。

フォローしてもらえれば新作のNFTアートを販売開始した際に知ってもらえる確率が高まりますし、リポストしてもらえればあなたのNFTアートを他者のフォロワーに見てもらえるからです。

参加条件に設定する項目は、以下の3つで問題ないでしょう。

  • フォロー
  • 投稿のリポスト(RT)
  • いいね

また、コメント総数が増えるとXのアルゴリズム的に効果的であると考えるので、「コメントにより当選確率がUPする」旨も記載すべきです。

もちろん、コメントをした方には当選確率が上がる仕組みを導入しましょう。でないと虚偽の発言でコメントを促したことになりますので。

このGiveaway企画が盛り上がることにより、作品に対する認知度が向上するだけでなく、作品そのものが売れやすくなります。

なぜなら、ユーザーの中には転売目的が多く、利益を確保しやすいと考えるからです。

Xの投稿が注目されればされるほど、投資家は多くのユーザーが興味を示していると考え、投資対象に選定してくれます。

Giveawayは、まさに一石二鳥の効果を実現してくれるので、プロジェクトの計画案に導入してみてはいかがでしょうか。

⑦購入者・保有者限定のコミュニティを設ける

売れるNFTアートにするためのコツ7つ目は「購入者・保有者限定のコミュニティを設けること」です。

NFTアートを購入するメリットに「Discordなどに設立したコミュニティに参加する権利」を加えると、売れやすくなります。

具体的には、以下のようなコミュニティに参加することによるメリットを提示することが大切です。

  • 運営に関与する権利
    今後のプロジェクト方針や新作NFT、販売する商品などについて意見できる権利を付与→自分のだした意見が採用され、好きなNFTプロジェクトに反映されるかもしれないと期待させる
  • 限定情報へのアクセス
    NFTアートの制作過程や作者の想い、誕生秘話などのホルダーが気になる未公開情報をチェックできる権利→NFTアートの裏側が世間に浸透する前にいち早く把握できると期待させる
  • コミュニティ内で他のユーザーと交流
    NFTアート好きが集まるコミュニティで「①自分の作品を購入してくれそうな顧客を探す」「②NFTプロジェクトを立ち上げるためのビジネスパートナーを探す」「③ファン同士で会話して盛り上がる」権利→ホルダー自身のビジネスが発展するような情報収集や仲間探しができるかもしれないと期待させる

これらのメリットは、NFTアートを購入してコミュニティに属さないと享受できないので、投資家に対する大きな誘引力になり得ます。

⑧NFT保有者に対してプレゼント(NFTや優先購入権)を準備する

売れるNFTアートにするためのコツ8つ目は「NFT保有者に対してプレゼントを準備すること」です。

プレゼントの内容には、非売品の限定NFTを無料で配布したり、NFTをお得な価格でいち早く取得できる優先購入権を付与したりなどがあります。

無料で得たNFTは、NFTマーケットプレイスで転売ができるので、ホルダーにとってはかなり魅力的なメリットと言えるでしょう。

NFTの無料配布

NFTアートを購入した方限定のNFTグッズを用意しておくことで、投資家は少し得した気分になるため購入されやすくなります。

プレゼントの提供方法は、以下の2つです。

  • NFTを購入した全てのホルダーに無償で配布する
  • プレゼント企画を開始するタイミングでNFTを保有するユーザーに無料で配布する

NFT保有者に対して過去にNFTを無料配布した実績は、未購入者の購買意欲を強く刺激します。

このNFTの無料配布は、有名なNFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」が実施した手法です。

NFTを購入・保有した者に対して、以下のプレゼントをしています。

  • 犬(NFT)
  • ミュータントエイプ(NFT)
  • エイプコイン(仮想通貨)

犬は「Bored Ape Kennel Club(BAKC)」と呼ばれるBAYCが派生したNFTプロジェクトです。

そしてミュータントエイプも派生プロジェクトの一つで「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」というNFT作品になります。

2021年に、BAYCのNFTを保有するユーザー全員に「Serum(血清)」と呼ばれるNFTがエアドロップにて無料配布され、それをBAYCに投与することで、『突然変異した猿(ミュータントエイプ)」を生み出すことができました。

血清を打っても元のNFTは消失しないので、これにより合計で「2体」のNFTを保有することになります。

また、血清には全部で3種類用意されていることもMAYCのマーケティングが上手い点です。

血清の種類M1M2M3
血清の発行総数7,5002,4928
効果元NFTの特徴を維持した、
新NFTが生成
元NFTの特徴を維持した、
新NFTが生成
元NFTとは全く別物の、
新NFTが生成

表を見てわかる通り、血清の種類を3段階に分けてわざと希少性を生じさせています。

10,000個中たった8個しか存在しないM3で生成されたNFTは、「Mega Mutant Ape」と呼ばれ、かなり価値が高いです。

▶︎Mega Mutant Apeの「#30005」は過去に「2,300ETH(約8億円)」で取引された

これだけ高額で売買されたNFTアートであるにもかかわらず、Serum(血清)の配布はランダムであったという点が非常に驚きです。

つまり、NFT保有者であれば誰でも8億円を得られるチャンスがあったということになります。

転売ヤーからすれば、無料プレゼントで手に入れたNFTアートがここまでの大金に化けるのですから、心底たまらないでしょう。

この前例があるものですから、Bored Ape Yacht Club(BAYC)関連のNFTを多少無理してでも購入しようと考えるユーザーは多いはずです。

なぜなら、「再度無料でNFTアートが配布される可能性があるかもと希望的観測を抱くから」です。

さらにBAYCは、犬やミュータントエイプの配布だけにとどまらず、仮想通貨である「エイプコイン(APE)」も無償で配布しています。

エイプコインは、「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」の公式トークンであり、ガバナンストークンユーティリティトークンの両方の性質を持ちます。

Yuga Labs社が開発したメタバース「Otherside(アザーサイド)」にて、ゲームアイテムを購入したり、NFTを仮想空間内のキャラクターとして使用することも可能です。

当然、エイプコイン自体を売却して現金を手に入れることもできます。

ここでNFTアートが売れるコツをまとめるなら、

  • 購入者にNFTアートを無料で配布する
  • 無料配布のNFTにも希少性が生まれるような工夫を施す
  • 無料で配布する種類を増やす

の3点でしょう。

購入を迷っているユーザーの決め手になるような、“所有するメリット”を導入することが大事です。

NFTの優先購入権(アローリスト)を提供

NFTを保有することによってアローリストの特典を得られるプロジェクトも存在します。

そもそもアローリストとは「通常よりも早く、そして安くNFTを購入できる権利のこと」です。

一般販売よりも前のプレセール時点で欲しいNFTアートを手に入れることができます。

アローリストの提供により、投資家が受けるメリットは以下の3つです。

  • NFTアートを安く購入できる
  • 転売で利益を出しやすくなる
  • ガス代(手数料)が通常よりも低くなる

安くNFTを仕入れられるということは、その分一般販売時の購入よりも転売をしたときの利益が大きくなります。

また、一般販売直後は注目が集まっている状態なので、NFTアートの値段が高騰しやすいです。

ということは、その値段が跳ね上がっているタイミングで安く取得したNFTを売却することにより高確率で稼げるようになるのです。

しかも購入者が殺到しているタイミングでの購入を避けられるため、ガス代を安く抑えることができます。

ガス代は、トランザクション(取引)の混み具合によって高騰する傾向にあるので、人気の高いプロジェクトなんかは一般セール開始時に値上がりします。

しかし、アローリストであれば購入者は限られているので、比較的に少ない手数料の状態で支払えるようになるのです。

不要なコストを抑えることが商売の大原則であることから、転売を企図する人間からすれば、上記3つのメリットはこの上なくお得に感じるでしょう。

ちなみに、安く購入できる対象は何もNFTだけではありません。

  • NFTアート関連グッズを安く買える
  • サービスの利用料金が安くなる

といった特典を設けている場合もあります。

自分ができる範囲内で、購入者を喜ばすようなプレゼントを用意してみてはいかがでしょうか。

⑨リアルイベントを開催する

売れるNFTアートにするためのコツ9つ目は「リアルイベントを開催すること」です。

現実世界でNFTアートの展示会やライブといったイベントをおこない、投資家に「購入して良かった」と思わせることも重要になります。

なぜなら、イベントの参加者による口コミや公式がだしたイベントの楽しそうな雰囲気が、未購入者に羨ましいという感情を芽生えさせるからです。

リアルイベントに関しては、大人気NFTプロジェクトBored Ape Yacht Club(BAYC)が開催していました。

「ApeFest」というイベントを2021年から毎年開催しており、BAYCを保有していれば誰でも無料で参加できます。

  • 会場内に設置されたブースにて無料で飲食が可能
  • アーティストのライブや展示されたアートの鑑賞を楽しめる

2022年のApeFestでは、Eminem、Snoop Dogg、LCD Soundsystemなどの豪華アーティストを揃えたライブにより、現地の参加者は大盛況だったと聞きます。

2023年にも11月3日から5日まで香港でApeFestが開かれており、世界中のユーザーがBAYCのNFTに注目したはずです。

ここまでの大規模なイベントを個人がやろうと思うと資金力のなさから現実的ではありませんが、BAYCの実例からわかる、売れるNFTアートに成長させるコツは「人々をワクワクさせること」です。

「NFTを購入すればこんなに楽しめるんだ!」と投資家に思わせることができれば、他のNFTプロジェクトとの差別化を図れます。

そしてその努力によるサービス展開が、売り上げという名の実を結ぶのです。

ただ、他のNFTプロジェクトと同じようなことだけをしていてもダメです。

いずれ飽きられますし、全てのプロジェクトが同じことだけを実行すると、単純に「NFTアート自体の魅力」「プロジェクト運営者の知名度」「組織の資金力」での勝負となり、勝ち目がありません。

試行錯誤を重ね、優位性を確保しましょう。

⑩NFTアートの商用利用を可能にする

売れるNFTアートにするためのコツ10つ目は「商用利用を可能にすること」です。

再三にはなりますが、収益方法の幅を広げることはNFTアートを売る上で非常に重要になります。

NFTアートの商用利用を許可することによって、万が一転売できなくてもそのイラストをプリントして商品販売で稼ぐことも可能です。

NFTアートの商用利用許可におけるメリットは、以下の3つになります。

  • 収益化方法を増やすことで購入への心理的ハードルが下がる
  • 投資家はNFTアートの売却や商品化で稼げる
  • 二次流通が促進され、よりNFTプロジェクトの認知度が高まる

商品化するグッズには、

  • スマホケース
  • マグカップ
  • タオル
  • キーホルダー
  • シール

などがありますので、「どういった商品を製造して販売できるのか」を公式サイトにて大々的に謳うと効果的かもしれませんね。

商用利用できない作品は意外と多いので、有効的に手段になり得るでしょう。

まとめ

以上が、「NFTアートが売れない・稼げない理由」と「売れるNFTにするためのコツ」になります。

NFTアートの歴史は浅く、まだ未知数な部分は多々ありますが、先進的なブロックチェーン技術が活用されている以上、将来性は高いと踏んでいます。

しかし、どれだけNFT界隈が盛り上がろうと、NFTアートを制作・売買するあなた自身が儲からなければ話にならないので、売れる絵にできるようしっかりと売るためのコツや知識を修得すべきです。

NFTアートで稼ぐためには、「どうやって作っているのか」「なぜ売れているのか」を分析し、片手間ではなく全身全霊をかけて臨むことが求められるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました