FX初心者が知っておきたいスワップポイントとは?特徴や注意点について解説 | マネルト

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FX初心者が知っておきたいスワップポイントとは?特徴や注意点について解説

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この記事を要約すると・・・

スワップポイント(金利差調整分)とは「2ヶ国間の金利差によって発生する損益」のこと
低金利通貨を売って高金利通貨を買うとスワップポイントは受け取りになるが、高金利通貨を売って低金利通貨を買ってしまうとスワップポイントを支払わなければならなくなる
スワップポイントで発生した利益は課税対象で「20.315%」の税率がかかる

FXは、株式や債券に並ぶ人気の金融商品です。

そんなFXで稼ぐ方法には「売買差益」と「スワップポイント」の2つが存在します。

売買差益に関してはなんとなくイメージできるかもしれませんが、スワップポイントに関しては聞いたことがない人も多いと思います。

そこでこの記事では「スワップポイントの特徴」についてわかりやすく解説していきます。

これからFXを始めようと考えている方は知っておいて損はない内容となっていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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FX(外国為替証拠金取引)とは?

FX(Foreign Exchange)とは「証拠金を預けて異なる通貨を取引し、為替レートの変動を利用して利益を狙う金融商品のこと」です。

外国為替市場は24時間ひらいており、個人投資家から機関投資家まで幅広い層に利用されています。

最大25倍のレバレッジを利用することで、少ない資金でも大きな金額の取引が可能となる点が特徴です。

スワップポイントとは?

FX取引において、スワップポイントは見逃せない要素の一つです。

スワップポイント(金利差調整分)とは「異なる通貨を保有する際に発生する金利差を調整するためのコストまたは収益のこと」です。

例えば、米ドルを購入して日本円を売却すると、それぞれに金利が発生し、2ヶ国間の金利差によってお金を支払ったり受け取ったりします。

先ほど、FXは為替レートの変動を利用して利益を狙うと言いましたが、このスワップポイントを利用して長期間稼ぎ続けることも可能です。

なぜなら、スワップポイントは取引を続ける間は原則毎日発生するため、プラスとなる通貨ペアを保有し続ければマイナスにはならないからです。

なえむ
なえむ

スワップポイントは、取引する通貨ペアの金利差によって決まり、高金利通貨(例:トルコリラ円・メキシコペソ円)を保有する場合には受け取ることができ、逆に低金利通貨を保有する場合には支払う、ということを覚えておこう!スワップポイントを戦略的に活用してインカムゲインを得続ける投資家もいるよ〜!!

こちまる
こちまる

ただ、金利は変動するものだからスワップポイントもそれに応じて連動するし、為替変動リスクで結果的に損するケースも少なくないから注意しておくのだっ! それと提供するFX会社によってスワップポイントも高い低いがある点を頭に入れておくのだ〜!

スワップポイントの仕組み

スワップポイントの仕組みを理解するには、金利差の概念を把握する必要があります。

例えば、日本円(JPY)と米ドル(USD)の通貨ペアを考えます。

日本の金利が0.1%で、アメリカの金利が2%である場合、この金利差は1.9%になります。

  • 高金利通貨を買う場合:
    USD/JPYを買いポジションで持つと、USDの高金利を得ることができます。そのためスワップポイントは1.9%分プラスになります。
  • 低金利通貨を買う場合:
    JPY/USDを買いポジションで持つと、日本円の低金利を得ることになります。そのためスワップポイントは1.9%分マイナスになります。

スワップポイントは通常、保有ポジションを翌営業日まで持ち越した際に発生し、口座に反映されます。

なえむ
なえむ

ちなみに、未決済のポジションを翌営業日まで持ち越すことを「ロールオーバー」と言うよ!

多くのブローカーでは、ニューヨーク市場のクローズ時(日本時間の午前6時)にスワップポイントの計算が行われます。

スワップポイントは通貨ペアによって異なるため、トレーダーは取引前に各通貨ペアのスワップポイントを確認することが重要です。

特に長期間ポジションを保有する場合は、スワップポイントがトータルの収益に大きな影響を与えることがあるため気をつけておきましょう。

スワップポイントの計算方法

スワップポイントの計算は、取引する通貨ペアの金利差に基づいて行われます。

基本的な計算式は、以下の通りです。

  • スワップポイント(円)=数量×金利(%)÷360(日)× 円評価レート

スワップポイントは外貨で受け取ることがほとんどであるため、最後に「円評価レート」になおす必要があります。

スワップポイントがもたらす長期トレードと短期トレードへの影響

スワップポイントについての理解を深めるために、長期トレードと短期トレードに分けて、具体的にどのような影響をもたらすのか見ていきましょう。

長期トレード

何度も言いますが、長期間ポジションを保有する場合、スワップポイントの影響は非常に大きくなります。

高金利通貨の買いポジションを保有すれば、時間とともにスワップポイント収入が増加し、ポジションが有利に働くことがあります。

しかし、低金利通貨の買いポジションを長期間保有すると、スワップポイントの支払いがかさみ、ポジションが不利になることもあるのです。

そのため、通貨の金利に注視する必要があります。

短期トレード

短期トレードでは、スワップポイントの影響は比較的小さいですが、それでも無視できません。

特に、1日以上ポジションを持ち越す場合は、スワップポイントが発生するため、その点を考慮する必要があります。

短期トレードでは、主に為替レートの変動を利用して利益を狙いますが、スワップポイントも収益計算に組み込むことで、より正確な損益を把握できます。

スワップポイントは、投資戦略やトレードのスタイルに応じて異なる影響を与えます。

したがって、スワップポイントの特性を理解し、それに基づいた投資計画を実施することが重要です。

スワップポイントの投資戦略

スワップポイントは、FX取引において戦略的に活用することができます。

以下に、スワップポイントを活かした主な投資戦略をいくつか紹介します。

キャリートレード

キャリートレードとは「低金利通貨で資金調達をおこない、高金利通貨で稼ぐ戦略のこと」です。

この戦略では、金利差によるスワップポイント収入を狙います。

例えば、AUD/JPY(オーストラリアドル/日本円)の通貨ペアを買いポジションで保有すると、オーストラリアドルの高金利を享受できます。

このポジションを長期間維持することで、スワップポイントが蓄積され、追加の収益を得ることが可能です。

ヘッジ戦略

ヘッジ戦略とは「異なる通貨ペアで相反するポジションを持つことでリスクを分散する手法のこと」です。

この際、スワップポイントも考慮に入れることで、ポジション全体のコストを抑えることができます。

例えば、USD/JPYの買いポジションEUR/USD(ユーロ/米ドル)の売りポジションを同時に持つことで、スワップポイントのプラスとマイナスをバランスよくさせることができます。

高金利通貨の選択

高金利通貨を含む通貨ペアを選ぶことで、プラスのスワップポイントを得やすくなります。

代表的な高金利通貨には、オーストラリアドル(AUD)、ニュージーランドドル(NZD)、南アフリカランド(ZAR)などがあります。

金利差の大きい通貨ペア

金利差が大きい通貨ペアを選ぶことで、より多くのスワップポイントを得ることができます。

例えば、MXN/JPY(メキシコペソ/日本円)ZAR/JPY(南アフリカランド/円)などの通貨ペアは金利差が大きく、スワップポイント狙いの取引に適しています。

市場の安定性

市場の変動が少ない安定した通貨ペアを選ぶことで、スワップポイント収入を安定して得ることができます。

新興国通貨のような価格変動率が高い通貨を選ぶということは、利益と損失の振れ幅が大きくなるということに直結するため、相応のリスクを覚悟して投資に臨む必要があります。

スワップポイントの注意点

スワップポイントはプラスであれば、貯金のように毎日積み上がっていきます。

一見、魅力的なスワップポイントですが、その内には大きな落とし穴も潜んでいます。

スワップポイントの注意点を把握し、正しく活用していきましょう。

マイナススワップになることもある

スワップポイントは「低金利通貨を売って高金利通貨を買うこと」で得られます。

一方、「高金利通貨を売って低金利通貨を買う」と、逆にスワップポイントを支払わなければなりません。

このことをマイナススワップと言います。

また、購入当初はスワップポイントがプラスだったとしても、経済情勢や政策金利などの影響により金利差が逆転する場合もあります。

例えば、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が金利を引き上げると、USDに関連するスワップポイントが変動する可能性があります。

その場合、マイナススワップになる恐れがあるので、長期保有を前提としてポジションを持った場合はこまめに金利を確認しておきましょう。

ポジションサイズの調整

過度に大きなポジションを持つことはリスクを増大させます。

スワップポイント収入を狙う場合は、一つの通貨ペアに集中投資するのではなく、複数の通貨ペアに分散し、適切なポジションサイズを維持することが重要です。

複数の通貨ペアに分散して投資することで、特定の通貨ペアのリスクを低減することができます。

スワップポイントも含めて、トータルのリスクとリターンを考慮しましょう。

レバレッジをかけすぎない

レバレッジはFXの魅力的な仕組みであり、少額の資金で高額な取引を実行する点に興味をそそられて始めた人も少なくないと思います。

しかし、FXには一定の損失が発生した場合に強制的に決済される「ロスカット」という仕組みがあります。

もしロスカットが実行されてしまうと、長期的に稼ごうと思ったスワップポイントが得られなくなってしまうので、低レバレッジで取引することが大切です。

加えて、MXN(メキシコペソ)といった新興国通貨は、急激な為替変動によりロスカットされる危険性が非常に高いので、証拠金維持率が100%を下回ると執行されるロスカットを防ぐために証拠金を多めに準備しておきましょう。

なえむ
なえむ

スワップポイントは、翌営業日までポジションを持ち越してはじめて得られるものだから、強制決済をくらうと、保有していたポジションが解消されてスワップポイントを獲得できなくなるんだよ〜!レバレッジには気をつけようね。

スワップポイントで発生した利益は課税対象になる

FXの為替レートの変動により利益を狙う金融商品で、プラスのことを「為替差益」、マイナスのことを「為替差損」と言います。

この為替差益だけが課税対象であると誤認してしまいがちですが、実はスワップポイントも課税対象となるので注意が必要です。

具体的には、

  • 個人口座:保有ポジションを決済した時点で課税対象
  • 法人口座:スワップポイントが付与された時点で課税対象

になります。

個人でFXを行っている場合は、決済しない限りはスワップポイントは含み益扱いとなり課税対象にならないことも覚えておきましょう。

なえむ
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株式などと同様に雑所得・申告分離課税で税率は「20.315%」だよ〜!

スワップポイントのまとめ

この記事では、スワップポイントの意味や特徴、注意点などについて解説してきました。

最後にスワップポイントの特徴についてもう一度チェックしておきましょう。

  • スワップポイントとは「通貨間の金利差によって生じる損益」のこと
  • 低金利通貨を売って高金利通貨を買うとプラスのスワップポイントとなり、高金利通貨を売って低金利通貨を買うとマイナススワップになる
  • ロールオーバーすることでスワップポイントは発生する
  • 受け取りではなく逆に支払わなければならないマイナススワップも存在する
  • 保有ポジションを翌営業日まで持ち越すことで、スワップポイントが反映される
  • スワップポイントは雑所得の申告分離課税に該当し、20.315%の税率がかけられる

スワップポイントを理解し、効果的に活用することで、FX取引をより有利に進めることができるでしょう。

この記事が、皆さんのFX取引におけるスワップポイントの理解に役立つことを願っています。

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