【衝撃】GPT-4o miniとは?GPT-4oとの違いや特徴、価格について解説 | マネルト

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【衝撃】GPT-4o miniとは?GPT-4oとの違いや特徴、価格について解説

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この記事を要約すると・・・

GPT-4o miniとは「低価格で軽量な小型モデル」のこと
GPT-4oとの違いは、回答生成スピードが超高速で安価な点が挙げられる。ただし、「ブラウジング」「ファイル共有」など一部の機能に制限が設けられている
GPT-4o miniのAPI料金は「入力:$0.15」「出力:$0.60」となっている

2024年7月18日に、OpenAIから新しいAI言語モデルの発表がありました。

それが「GPT-4o mini(ジーピーティーフォー・オー・ミニ)」です。

従来のモデルよりもコストパフォーマンスに優れており、日常的な業務に適しているとして大きな話題を呼びました。

本記事では、そんなGPT-4o miniの特徴や他モデルとの違い、価格について詳しく解説していきます。

ChatGPTを正しく活用したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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GPT-4o miniとは

GPT-4o miniとは「高速応答と低価格が特徴的な最新のAI言語モデル」です。

高速応答とは、ユーザーがプロンプトを入力した後に、GPT-4o miniが回答を生成するスピードのことを指します。

また、低価格とはAPI料金のことを指すため、一般的な使用にとどまるユーザーにとっては無縁です。

※ APIとは「異なるサービスの機能を使用する仕組みのこと」で、LINEにChatGPTの機能を導入する感じ

この2つの特徴が、従来のモデルを凌駕する優位点と言えます。

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GPT-4oとの違い

それでは、生成AI界でトップクラスの実力を誇る「GPT-4o」とは、どのような違いがあるのでしょうか。

今回は、以下4つの観点について詳細に解説していきます。

  1. 性能
  2. 回答生成スピード
  3. API料金
  4. その他の機能

順番に見ていきましょう。

①性能

テスト名概要
MMLU高校・大学レベルの数学や法律といった57科目で、一般知識や性能を評価
GPQA大学院レベルの経済学・物理学といった専門分野で、知識や論理的思考力を評価
DROP読解記述力を評価
MGSM小学校レベルの文章題で、数学的推論能力を評価
MATH高校レベルの問題で、数学的推論能力を評価
HumanEvalPythonのプログラミング問題で、コード生成能力と問題解決能力を評価
MMMU大学レベルのビジネス、健康・医学といった6科目で、教養を評価
MathVista数学的・視覚的なテストで、推論能力を評価

ChatGPTといった生成AIは、「LLM(大規模言語モデル)」の一種になりますが、世の中には、このLLMの性能を評価する多数のベンチマークが存在します。

それが上記のテストです。

テスト結果によると、性能はGPT-4oに比べて若干劣ります。

そのため、GPT-4o miniが生成する回答は、少しだけ質の低いものになるでしょう。

ただし、見てもらえればわかる通り、低価格で小型というGPT-4o miniと同等の位置付けである「Gemini Flash(ジェミニ フラッシュ)」「Claude Haiku(クロード ハイク)」には、ほぼ全てのベンチマークで優っています。

もちろん、上位モデルのGemini UltraやClaude Opusには敵いませんが、「他の上位モデルよりも低価格で、他の下位モデルよりも高性能であること」を考えると、利用しない手はないでしょう。

②回答生成スピード

GPT-4oとGPT-4o miniを使って、「生成AIとは?」とプロンプトを入力してから回答生成が終わるまでの時間を計ってみました。

すると、GPT-4oが「26秒」であるのに対し、GPT-4o miniが「7秒」の結果に。

その差は「約4分の1」です。

GPT-4o miniの回答生成スピードがかなり早いことがわかります。

いくらGPT-4oに比べて回答の質が低いといっても、日常的なタスクで利用する際には大きな欠点とならないため、これだけのスピードは十分魅力的に感じるでしょう。

③API料金

入力料金
(100万トークン)
出力料金
(100万トークン)
GPT-4o mini$0.15$0.60
GPT-4o$5.00$15.00
Gemini Flash$0.20$0.80
Claude Haiku$0.25$1.00
API料金とは「開発者がサービス上でGPT-4o miniに入力し、出力させる際に発生する料金のこと」です。そのため、一般ユーザーがChatGPTを利用する際に、この料金はかかりません。

GPT-4o miniのAPI料金は、GPT-4oとは比べ物にならないほど安いです。

また、その他の同レベルな生成AIよりも安価な価格設定となっています。

これは開発者にとっては、魅力的に映る要素ではないでしょうか。

API利用をする際に考えなければいけない要素の一つに価格があるため、“より高性能でありながらもコストダウンを実現できる”のであれば、GPT-4o miniに代替すべきでしょう。

④その他の機能

GPT-4o miniGPT-4o
ブラウジング×⚪︎
画像生成×⚪︎
ファイル共有×⚪︎
GPTs×⚪︎
Pythonコードの生成⚪︎⚪︎
メモリ⚪︎⚪︎

GPT-4o miniは、「安い・早い」を実現した高パフォーマンスのモデルです。

しかし、GPT-4oの機能に比べて、一般ユーザーに利便性をもたらす多くの機能が制限されています。

特に、インターネット上の最新情報にアクセスできるブラウジング機能をGPT-4o miniでは利用できないため、モデルが学習済みの「2023年10月までの情報」の中からしか回答を生成することができません。

そのため、GPT-4oに比べて情報の鮮度は低下し、誤った情報( ≒ 古い情報)を取り入れてしまうリスクが生じます。

また、ChatGPTのチャット画面から「画像生成」「ファイルのアップロード」ができない点も大きなデメリットと言えます。

それらのアクションを実行する際に、わざわざGPT-4oやGPT-4といった別モデルに切り替える必要があるので、面倒に感じる人も少なくないはずです。

とはいえ、それらを不要とする活用シーンにおいては、単純にスピードが向上したGPT-4oのようなものですので、大活躍することは間違いありません。

せっかくの新モデルですから、用途を見極めて正しく活用していきましょう。

GPT-4o miniの料金

GPT-4o miniは、一般ユーザーの場合、有料版であるChatGPT Plusに加入していなくとも利用することができます。

つまり、無料です。

一方で、開発者がAPIで利用する際には料金が発生します。

通常のAPI料金は、以下のとおりです。

API入力料金
(100万トークン)
API出力料金
(100万トークン)
GPT-4o mini$0.15$0.60

続いて、Batch APIの料金は、以下のとおりです。

Batch API入力料金
(100万トークン)
Batch API出力料金
(100万トークン)
GPT-4o mini$0.075$0.300

Batch APIとは「ひとまとまりの大量なデータを一括で処理する方法のこと」で、APIは「リアルタイムでデータを処理する方法のこと」を指します。

急ぎでないときに利用するのが基本で、通常のAPIに比べて半分の料金となっているため、使用できるタイミングでは積極的に活用していきましょう。

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